クラシック音楽 新譜CD情報


2013年10月18日

★インバル=都響 新マーラー・ツィクルス 第3弾 マーラー:交響曲第3番(ライヴ録音盤)


マーラー:交響曲第3番

指揮:エリアフ・インバル

管弦楽:東京都交響楽団

メゾソプラノ:池田香織

合唱:二期会合唱団/東京少年少女合唱隊

録音:2012年10月27日(横浜みなとみらいホール)、10月28日(東京芸術劇場)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00513(HQ Hybrid、2枚組)

 このCDは、巨匠インバルと東京都交響楽団の”新マーラー・チクルス”の第3弾、交響曲第3番ライヴ録音盤。都響ファンが選ぶ2012年度「想い出に残った公演」投票」によって第1位を受けたのが2012年10月に行なわれた、このマーラー第3番のコンサート。なお、2010年3月の同コンビによるライヴ音源もCD化されている。

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月17日

★内田光子の3年ぶりとなる待望のシューマン録音第3弾


シューマン:森の情景
       ピアノ・ソナタ 第2番
       暁の歌

ピアノ:内田光子
 
録音:2013年5月28日-6月1日、ノイマルクト、ライトシュターデル 
 
CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1383 (国内盤のみSHM-CD仕様)

  ピアノの内田光子は、静岡県熱海市出身で、現在は英国籍。2001年、CBE(大英帝国勲章第3位)、2005年文化功労者、2009年大英帝国勲章第2位を授与され、エリザベス女王よりデイムの称号を授かる。2011年第53回グラミー賞・最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞受賞、2012年ロイヤル・フィルハーモニック金メダル受賞など数々の賞に輝いている。今回は、シューマン生誕200年の2010年にリリースした「ダヴィッド同盟舞曲集/幻想曲」から3年。待望のシューマン最新録音は20代で書かれたピアノ・ソナタ第2番を中心に、30代に書かれた「森の情景」、作曲家自身が出版に関わった最後の作品である「暁の歌」をカップリングした1枚。

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月15日

★名ガンバ奏者ジョルディ・サバールによる無伴奏ガンバ作品集


第1組曲 : ニ短調 [カール・フリードリヒ・アーベル : 前奏曲 / J.S.バッハ : アルマンド (無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011より) / ヨハネス・シェンク : アリア・ブレスカ / ジョン・プレイフォード : 鐘、およびサラバンド] 

第2組曲 : ニ短調 [ド・マシー : 前奏曲 / マラン・マレ : 人間の声 / ジャンバティスト・アントワーヌ・フォークレ : ラ・デュ・ヴォーセル / ゲオルク・フィリップ・テレマン : ヴィヴァーチェ / トバイアス・ヒューム : 聴け、聴け (音楽のヒューモア 第10番)] 

第3組曲 : ハ長調 [ルイ・ド・ケ・デルヴロワ : 嘆き / J.S.バッハ : メヌエット第1,2番とジグ (無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007より) / トバイアス・ヒューム : グッド・アゲイン (音楽のヒューモア 第14番)] 

第4組曲 : ホ短調 [サント‐コロンブ・ル・フィス : 前奏曲 / マラン・マレ : スペイン風サラバンド / 作者不詳 : ランカシャー・パイプ] 

第5組曲 : ト短調 [サント‐コロンブ・ル・フィス : ロンドー形式のファンタジー / J.S.バッハ : サラバンドとドゥーブル (無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 BWV1002より) / J.S.バッハ : ブレ (無伴奏チェロ組曲 第4番 BWV1010より)] 

ガンバ:ジョルディ・サバール

録音:1998年

CD:キング・インターナショナル(アリア・ヴォックス) KKC-5314

 カタロニア出身の名ガンバ奏者ジョルディ・サバールによる無伴奏作品を集めたアルバム。アーベル、バッハ、マレ、サント=コロンブをはじめとする作曲家のガンバ(チェロ)作品などから曲を選び、サバール自身が5つの組曲に再構成、それそれが様々な作曲家による3~5曲からなる組曲としているのが特徴。

 

 

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月14日

★ドミンゴ、キャリア初のバリトン・アルバム「ヴェルディ・アリア集」


ヴェルディ:

マクベス 第4幕 シェーナとアリア 「裏切り者め!イングランドと組むか!」…「慈悲・尊敬・愛」    
リゴレット 第1幕 シェーナ 「二人は同じ穴のむじな」   
リゴレット 第2幕 シェーナとアリア 「そうだ、わたしの娘だ」…「悪魔め、鬼め!」  
仮面舞踏会 第3幕 シェーナとアリア 「立て!お前の息子はあそこだ」…「お前こそ我が魂を汚す者」    
椿姫 第2幕 アリア 「プロヴァンスの海と陸」    
シモン・ボッカネグラ 第1幕 第2場 「斧を捨てろ!」…「平民たちよ、貴族たちよ!」 (シモンの演説) 
シモン・ボッカネグラ 第1幕 第2場 「剣をあなたに」    
エルナーニ 第3幕 プレリュード、シェーナとカヴァティーナ 「これがその場所か?」    
エルナーニ 第3幕 プレリュード、シェーナとカヴァティーナ 「ああ、若かりし頃の」   
トロヴァトーレ 第2幕 シェーナとアリア 「全く人影はない」    
トロヴァトーレ 第2幕 シェーナとアリア 「君が微笑み」   
トロヴァトーレ 第2幕 シェーナとアリア 「あの音は!ああ、いよいよ!」…「我がために、運命のときよ」  ドン・カルロ 第4幕 <ロドリーゴの死> 「私です、わがカルロ様」    
ドン・カルロ 第4幕 <ロドリーゴの死> 「わが最期の日が来ました」    
ドン・カルロ 第4幕 <ロドリーゴの死> 「死がどうしたと?」  
運命の力 第3幕 シェーナとアリア 「死ぬとは!酷いことだ!」   
運命の力 第3幕 シェーナとアリア 「この中に私の運命がある」    
運命の力 第3幕 シェーナとアリア 「しかし、もし他の証拠を探し出せるとしたら」…「彼が助かったと?」

バリトン:プラシド・ドミンゴ

CD:ソニー・クラシカル SICC‐1629

 スペイン生まれのテノール歌手で、ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスと共に”三大テノール歌手”としても広く知られるドミンゴは、2009年よりバリトンとしてもステージに立っている。このCDは、その長いキャリアの中でも初めてとなるバリトンとしてのヴェルディ作品集。70歳を超えた今も、年間80回、歌手として、指揮者としてパフォーマンスをこなしているドミンゴが満を持して世に放つ最新アリア集。

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月11日

★イザベル・ファウストのドヴォルザーク : ヴァイオリン協奏曲他


ドヴォルザーク : ヴァイオリン協奏曲
          ピアノ三重奏曲第3番

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

指揮:イルジー・ビエロフラーヴェク

管弦楽:プラハ・フィルハーモニア

チェロ:ジャン=ギアン・ケラス

ピアノ:アレクサンダー・メルニコフ

CD:キング・インターナショナル(仏ハルモニア・ムンディ) KKC‐5321

 ドイツ出身のイザベル・ファウストは、1987年、15歳にしてレオポルド・モーツァルト・コンクールで優勝し、ソリストとしてのキャリアをスタートさせた。1993年パガニーニ国際コンクールに優勝し、拠点をフランスに移す。「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」は、ル・ モンド・ド・ラ・ミュジーク誌にて名誉ある「ショック」賞を受賞したほか、「ドイツ・レコード批評家賞」「エコー・クラシック賞」「グラモフォン・アワード2010」も受賞した。最新のソロ・アルバムは「バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集」で、「ディアパソン・ドール賞」に輝いている。このCDのピアノ三重奏曲は、ファウスト、ケラス、メルニコフというハルモニア・ムンディ黄金トリオによる演奏。

★イザベル・ファウストのドヴォルザーク : ヴァイオリン協奏曲他 はコメントを受け付けていません



2013年10月10日

◆今や日本の誇る、世界的なカルテット ロータス・カルテットの最新録音盤


ハイドン:弦楽四重奏曲「ヴェネツィアの競艇」
      弦楽四重奏曲「五度」

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲Hess 34(ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 作品14-1の作曲者による編曲)

弦楽四重奏:ロータス・カルテット

録音:2012年11月28日、12月5日、品川区立文化センター

CD:ナミ・レコード WWCC-7731

 ロータス・カルテットは、結成20年を越えた、世界的に活躍している数少ない日本の弦楽四重奏団で、ドイツに本拠地を置いている。東京クヮルテットが解散した現在、ロータス・カルテットの世界での活躍に期待が集まる。現在のメンバーは、第1ヴァイオリン:小林 幸子、第2ヴァイオリン:マティアス・ノインドルフ、ヴィオラ:山碕智子、チェロ:齋藤千尋。

 

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月08日

★現代最高のディーヴァ アンナ・ネトレプコによるヴェルディ・アルバム


歌劇「マクベス」
     第1幕:シェーナとカヴァティーナ (マクベス夫人) 勝利の日にその女どもに出会った/おいでなさいませ!急いで! /さあ、皆して立ち上がるのです、地獄の使者たちよ   
     第2幕:アリア (マクベス夫人) 明るさが弱まり 
     第4幕:夢遊病のグラン・シェーナ (マクベス夫人) 汚れがあるわ、ここにまだ   

歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」
     第1幕:シェーナとロマンツァ (ジョヴァンナ) ここは!ここは……この場には開けているわ/予言を告げた森よ  

歌劇「シチリアの晩鐘」
     第4幕:大二重唱から (エレナ) アルリーゴ!ああ、貴方は語っておられるのですよ  
     第5幕:シチリアーナ (エレナ、合唱) ありがとう、最愛の友人の皆さん  

歌劇「ドン・カルロ」
     第5幕:シェーナとアリア(エリザベッタ)この世のむなしさを…フランス、乙女だった私の日々に  

歌劇「イル・トロヴァトーレ」
     第4幕:シェーナとアリア (レオノーラ、マンリーコ、合唱) 行ってくださいな、私をおいて/バラ色の愛の翼に乗り/ 憐れみを…あの声、あの荘厳な死者への祈りは/あなたはご覧になることでしょう

ソプラノ:アンナ・ネトレプコ

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
 
楽団:トリノ王立歌劇場管弦楽団

テノール:ローランド・ビリャソン

合唱:トリノ王立歌劇場合唱団

録音年:2012年7月、12月、トリノ王立歌劇場

CD:ユニバーサル・ミュージック(ドイツ・グラモフォン ) UCCG-1635(国内盤のみSHM-CD)

 このCDは、ヴェルディ生誕200年とネトレプコのドイツ・グラモフォン・デビュー10周年を記念するヴェルディ・アルバム。ロシア出身のソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコは、現代を代表するオペラ歌手の一人。サンクトペテルブルク音楽院で声楽を学び、1993年、モスクワのグリンカ声楽コンクールで第1位。1994年、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場の「フィガロの結婚」スザンナ役でデビュー。2005年、ロシア国家賞を受賞。2006年にオーストリア市民権を得て、現在、ウィーン在住。

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月07日

★仙台フィルのミュージックパートナーに就任した山田和樹のお披露目演奏会


ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲

指揮:山田和樹

管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団

ピアノ:ヴァディム・ホロデンコ(ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 )

CD: オクタヴィアレコード OVCL00497(ライヴ録音)

 山田和樹は、2012年のシーズンから、仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナーに就任したが、そのお披露目となった演奏会を収録したCD。山田和樹(1979年生まれ)は、東京芸術大学音楽学部指揮科を2001年に卒業。2009年ブザンソン国際指揮者コンクールに優勝。 2010年NHK交響楽団副指揮者、 2010年オーケストラ・アンサンブル金沢ミュージックパートナー、2012年スイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者 、2012年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、そして2012年仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナーに就任した。ピアノのヴァディム・ホロデンコは、2013年のヴァン・クライバーン国際コンクールの優勝者。

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月04日

★ツィンマーマンによるヒンデミット : ヴァイオリン作品集


 

パウル・ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲 
            無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op.31の2  
            ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 /ホ調 /ハ調

ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン

ピアノ:エンリコ・パーチェ

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:フランクフルト放送交響楽団

CD:キング・インターナショナル KKC5320(SACDハイブリッド) 

 没後50周年のドイツ出身の作曲家パウル・ヒンデミット(1895年―1963年)。第一次世界大戦後、ロマン派からの脱却を目指し、新即物主義を推進。生涯に600曲以上を作曲。1934年には、代表作のオペラ「画家マチス」を作曲するが、ドイツ人でありながらナチスの意に沿う保守的作品を作曲しなかったため、「退廃音楽」であるとの烙印を押され、弾圧を受ける。これがヒンデミット事件。ヴァイオリンのために書かれたヒンデミットの数々の名作をドイツ正統派ヴァイオリストツィンマーマンが録音。

コメント/トラックバック投稿 »



2013年10月03日

★辻井伸行のドビュッシー・アルバム


ドビュッシー:2つのアラベスク(第1番/第2番)
ベルガマスク組曲(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
版画(パゴダ/グラナダの夕暮れ/雨の庭)
喜びの島

CD:エイベックス・クラシックス AVCL‐25794

辻井伸行の1年ぶりとなるアルバム。このCDは、2012年~13年の日本ツアーで披露され、さらに世界の聴衆の前で披露してきたドビュッシーの作品だけを録音したもの。

コメント/トラックバック投稿 »