2018年9月10日

ドビュッシー:交響詩「海」 3つの交響的エスキス (1909年版)
管弦楽のための「映像」
交響詩「海」第3楽章:風と海との対話-終結部(ファンファーレ付)
指揮:エマニュエル・クリヴィヌ
管弦楽:フランス国立管弦楽団
CD:ワーナーミュージック・ジャパン WPCS13768
指揮のエマニュエル・クリヴィヌ(1947年生れ)は、フランス、グルノーブ出身。パリ音楽院、エリザベート王妃音楽院で学ぶ。ヴァイオリニストとして活躍する一方、1976年から1983年までフランス放送新フィルハーモニー管弦楽団(現フランス放送フィルハーモニー管弦楽団)の首席客演指揮者として経験を積む。1981年から1983年までロレーヌ・フィルハーモニー管弦楽団(現ロレーヌ国立管弦楽団)の音楽監督を務めた後、1987年にはリヨン国立管弦楽団音楽監督に就任。2004年には古楽器オーケストラであるラ・シャンブル・フィラルモニークを創設。2006年から2015年までルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めた。2017年フランス国立管弦楽団の音楽監督に就任。このCDでは、「海」の改訂版(1909年)による全曲に加え、1905年のオリジナル版から第3部のファンファーレの部分も収録されている。
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2018年9月06日

ドビュッシー : 歌劇 「ペレアスとメリザンド」 (全曲)
指揮:サイモン・ラトル
管弦楽:ロンドン交響楽団
メリザンド : マグダレーナ・コジェナー (ソプラノ)
ペレアス : クリスティアン・ゲルハーヘル (バリトン)
ゴロー : ジェラルド・フィンリー (バス=バリトン)
ジュヌヴィエーブ : ベルナルダ・フィンク (メゾ・ソプラノ)
ほか
合唱:ロンドン交響楽団合唱団
録音 : 2016年1月9~10日、バービカン・ホール (ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC-5894~7(3SACD Hybrid + 1 Blu-ray Disc Audio)
指揮のサイモン・ラトル(1955年生れ)は、イギリス出身。2002年9月から2018年6月までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を務めた。2017年9月からはロンドン交響楽団の首席指揮者・音楽監督。
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2018年9月03日

バッハ : ヴァイオリン・ソナタ集 (オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)
<Disc 1>
第1番 ロ短調 BWV1014
第2番 イ長調 BWV1015
第3番 ホ長調 BWV1016
<Disc 2>
第4番 ハ短調 BWV1017
第5番 ヘ短調 BWV1018
第6番 ト長調 BWV1019
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
チェンバロ:クリスティアン・ベザイデンホウト
CD:キングインターナショナル KKC5880
ヴァイオリンのイザベル・ファウストはドイツ出身。1987年アウグスブルクの「レオポルト・モーツァルト・コンクール」、93年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で第1位。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集とバッハの無伴奏集の録音で高い評価を得ている。現在、世界を代表するヴァイオリニストの一人。
チェンバロのリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)は、1979年ドイツ系オランダ人の両親のもと、南アフリカに生まれる。2001 年に、21歳で「ブリュージュ国際古楽コンクール」の第1 位と聴衆賞を獲得。イギリスのヘラルド紙で「現代最高のフォルテピアノ奏者」と評される。
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2018年8月30日

モーツァルト:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.14 (ヴィオラとピアノのためのヴァージョン)
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.30 (ヴィオラとピアノのためのヴァージョン)
転調する前奏曲 K. deest (ピアノ・ソロ)
「ロンドンのスケッチブック」 K.15より [ウィリアム・ヨン編]
(1)第32番 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏 K.15gg
(2)第15番 ヴィオラとピアノのための間奏曲K.15p
(3)第16番 クラリネットとヴィオラのための二重奏K.15q
(4)第23番 クラリネット、ヴィオラとピアノのための二重奏 K.15x
「泉のほとりで(ああ、恋人を失えり)」による6つの変奏曲 ト短調 K.360
ヴィオラ:ニルス・メンケマイヤー
ピアノ:ウィリアム・ヨン
クラリネット:ザビーネ・マイヤー
ヴァイオリン:ユリア・フィッシャー
CD:ソニーミュージックジャパン SICC30481
今最もヨーロッパで活躍するヴィオラ奏者、ニルス・メンケマイヤーによる、「ケーゲルシュタット・トリオ」を中心に、アレンジ作品も含めてヴィオラでモーツァルトの魅力が堪能できる新録音。ヴィオラのニルス・メンケマイヤーは1978年ドイツ、ブレーメンの生まれ。2006年「ドイツ音楽コンクール」、2005年「ORF国際ヴィオラ・コンクール」で優勝、2005年「カール・フレッシュ賞」、「プリムローズ・ヴィオラ・コンクール」優勝など輝かしい受賞歴の持ち主。WDRケルン放送交響楽団首席奏者を経てソリストに転向。現在、ハイデルベルク・フィルハーモニー管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスを務め、2017年「リューゲン春の音楽祭」の音楽監督を務めた。
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2018年8月27日

モーツァルト(クライスラー編):ロンド(「ハフナー・セレナーデ」より)
クライスラー:プレリュードとアレグロ、美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び、ウィーン風小行進曲
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
R.シュトラウス(プシホダ編):歌劇「ばらの騎士」より “ワルツ”
ヴァイオリン:青木尚佳
ピアノ:中島由紀
録音:2017年10月4日、Hakuju Hall(ライヴ録音)
CD:フォンテック FOCD9778
ヴァイオリンの青木尚佳は、東京都出身。2014年「ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール」で第2位受賞、併せてコンチェルトの最良の解釈に贈られるモナコ大公アルベール二世賞を受賞。また同年10月、中国・チンタオで行われた第4回「中国国際ヴァイオリンコンクール」にて第2位受賞。2015年7月に受賞記念リサイタルを東京の浜離宮朝日ホールで開催。2016年「仙台国際コンクール」において第3位。これは青木尚佳のCDデビュー盤。
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2018年8月23日

モーツァルト:クラヴィーア協奏曲 第15番 変ロ長調 K.450
ヨハン・クリスティアン・バッハ:クラヴィーア協奏曲 ニ長調 作品13-2
モーツァルト:クラヴィーア協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
フォルテピアノ:小倉貴久子
管弦楽:ピリオド楽器による室内オーケストラ
CD:ALM RECORDS ALCD1176
フォルテピノの小倉貴久子は、東京都出身。アムステルダム音楽院卒業、東京藝術大学大学院修了。 1995年「ブルージュ国際古楽コンクール」のフォルテピアノ部門において第1位と聴衆賞を受賞。平成24年度「文化庁芸術祭」レコード部門〈大賞〉(CD「イギリス・ソナタ」)受賞。このCDは、2012年以来継続している、小倉貴久子の「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」第30回記念演奏会のライヴ録音。
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2018年8月20日

ラヴェル:ピアノ協奏曲
ガーシュイン:ピアノ協奏曲
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
ピアノ:デニス・コジュヒン
指揮:山田和樹
管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
録音:2017年7月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
CD:キングインターナショナル KKC-5893
ピアノのデニス・コジュヒン(1986年生れ)は、ロシアのニージニー・ノヴゴロド出身。バラキレフ音楽学校で学ぶ。2009年リスボンの「ヴァンドーム・コンクール」で第1位、「リーズ国際コンクール」では3位入賞した。2010年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」で優勝。2011年、初来日し絶賛を博す。
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2018年8月16日

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 「お気に入り」 Rv.277
独奏ヴァイオリンとエコー・ヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 Rv.552
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
ポレーナ:ヴィヴァルディ
ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グリエルモ
合奏:東京ヴィヴァルディ合奏団
CD:マイスター・ミュージック MM‐4036
わが国のバロック演奏を牽引する東京ヴィヴァルディ合奏団と2017年に逝去したヴァイオリンのジョヴァンニ・グリエルモの共演盤。ジョヴァンニ・グリエルモは、イタリア合奏団の創設者で、ポリーニ音楽院の院長、オリンピコ劇場の芸術監督などを務め、イタリア・ヴァイオリン界を代表する重鎮として知られていた。
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2018年8月13日

メシアン:世の終わりのための四重奏曲
第1楽章 水晶の典礼/第2楽章 世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ
第3楽章 鳥たちの深淵/第4楽章 間奏曲
第5楽章 イエスの永遠性への賛歌/第6楽章 7つのトランペットのための狂乱の踊り
第7楽章 世の終わりを告げる天使のための虹の混乱/第8楽章 イエスの不滅性への賛歌
録音:2017年8月28~30日、ベルリン、Siemensvilla
クラリネット:マルティン・フレスト
ピアノ:リュカ・ドゥバルグ
ヴァイオリン:ジャニーヌ・ジャンセン
チェロ:トーレイヴ・テデーン
CD:ソニーミュージックジャパン SICC30482
メシアン:世の終わりのための四重奏曲は、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、チェロという楽器編成で書かれ、初演は1941年1月15日に収容所内で行われた。クラリネットのマルティン・フレストは、1970年スウェーデン生まれでクラリネットの魔術師の異名をもつ名手。ピアノのリュカ・ドゥバルグは、1980年生まれのフランス人で2015年チャイコフスキー・コンクールで頭角を現した鬼才。ヴァイオリンのジャニーヌ・ヤンセンは1978年オランダ生まれの実力派。チェロのトーレイヴ・テデーンは1962年スウェーデン生まれのベテラン。
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2018年8月09日

ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番
フォーレの名による子守歌
ドビュッシー:星の夜
ヴァイオリン・ソナタ
亜麻色の髪の乙女
プーランク:愛の小径
ヴァイオリン・ソナタ
平和のためにお祈りください
録音:2018年1月31~2月1日、稲城iプラザホール
ヴァイオリン:正戸里佳
ピアノ:菅野 潤
CD:キングレコード KICC1455
ヴァイオリンの正戸里佳は、広島市出身。10歳で、ルーマニア第2の都市ヤシにてモルドバ・フィルハーモニーとブルッフ作曲ヴァイオリン協奏曲を共演し好評を博した。その模様はルーマニア国営ラジオでも放送された。さらに13歳でポーランド国立クラクフ室内管弦楽団とメンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲を共演。そして2006年には17歳で「パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール」で第3位を受賞(日本人最高位)。桐朋学園女子高等学校音楽科を首席卒業後、同大学ソリスト・ディプロマ特待生を経て2009年に渡仏。パリ国立高等音楽院修士課程をプルミエ・プリ(一等賞)およびフランソワーズ・ドゥロー賞を受賞し首席で卒業後、同音楽院アーティスト・ディプロマコースを修了。パリを拠点に、約10年にわたりヨーロッパ、アメリカなど各国でリサイタルやコンチェルト、室内楽の公演を行う。このCDはデビューアルバム。
ピアノの菅野 潤は、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。来日したオリヴィエ・メシアン夫妻との出会いを機に、フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院に留学。ピアノをメシアン夫人のイヴォンヌ・ロリオ、室内楽をモーリス・クリュット、ブルーノ・パスキエ各氏に師事し、ピアノ科、室内楽科をそれぞれ一等賞を得て卒業。 その後、パリ・エコール・ノルマル音楽院に在籍し、審査員全員一致で演奏家資格を得て、ジェルメーヌ・ムニエ氏の助手となる。さらにヴラド・ペルルミュテール、ゲオルギー・シェベックの両氏について研鑽を積む。数々の国際コンクールに上位入賞の後、パリを拠点とし、内外で演奏活動を行っている。これまでに、バッハからメシアンまでのレパートリーを収めたCDがフランス、スイス、及び日本でリリースされている。
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