2011年11月21日
フックス:アレルヤ(「プラウディーテ・ソナタ・トゥーバ」から)
フランク:天使のパン
アダン:ああ、聖なる夜
ベッリーニ:父の右に座したもう者よ(ミサ曲イ短調から)
ヘンデル:慰めよ、私の民を~すべての谷は身を起こし(「メサイア」から)
ロッシーニ:主なる神(「小ミサ・ソレムニス」から)
シューベルト:アヴェ・マリア
ロッシーニ:世の罪を除きたもう(「グローリア・ミサ」から)
ハイドン:威厳と気高さをそなえ(「天地創造」から)
ラミレス:キリエ(「ミサ・クリオージャ」から)
ロッシーニ:そして貴方に感謝する(「グローリア・ミサ」から)
ウェイド:神の御子は今宵しも
フローレス:サント
独唱:フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)
指揮:ミケーレ・マリオッティ
管弦楽/合唱:ボローニャ歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:2010年1月、ボローニャ
CD:ユニバーサル ミュージック(デッカ) UCCD-1302(SHM-CD)
現代最高のテノールと絶賛されるフアン・ディエゴ・フローレスは、1973年ペルーのリマに生まれた。17歳でリマの国立音楽院に入学し、1990年より1993年までフィラデルフィアのカーチス音楽院で学ぶ。その後、イタリアへ渡る。パヴァロッティ亡きあと、「キング・オブ・ハイC」の称号を欲しいままにし、それより一音高い「ハイD」が出てくるオペラをも見事に歌いこなす。この超高音テノール、フローレスによる初の宗教アリア集。今までのソロ・アルバムといえば、彼の超絶歌唱が収録されたオペラ・アリア集ばかりであったが、同アルバムはシューベルトの「アヴェ・マリア」やフランクの「天使のパン」など、聖なるアリアを集めたアルバムであり、美しいメロディの数々をフローレスがしっとりと歌い上げている。