2015年7月16日
<ディスク:1>
クルト・ヴァイル:水に溺れた娘のバラード(ベルリン・レクイエム)より
赤いローザ(ベルリン・レクイエム)より
モリタート(三文オペラ)より
光溢れるベルリン
スラバヤ・ジョニー(ハッピー・エンド)より
別れの手紙
雨が降っている
マリー・ギャラント
<ディスク:2>
クルト・ヴァイル:セーヌ哀歌
もう愛していない
ユーカリ ~タンゴ・ハバネラ~
セプテンバー・ソング (ニッカボッカ・ホリデイ)より
ナナの歌
私の船(闇の女)より
夜勤シフトの相棒に(ランチ・タイム・フォリーズ)より
スピーク・ロウ(ヴィーナスの接吻)より
世の中にうとい私(ヴィーナスの接吻)より
愚かな心(ヴィーナスの接吻)より
兵士の妻は何をもらったか?
星空に消えて(ロスト・イン・ザ・スターズ)より
ソプラノ:奈良ゆみ
ピアノ:寺嶋陸也
CD:ALM RECORDS ALCD‐7189~90
クルト・ユリアン・ヴァイル(1900年―1950年)は、ドイツの作曲家。彼は、自身のコンサート用の作品の作曲をしつつ、演劇やオペラ・ミュージカルの作曲に多くの作品を残した。特に「三文オペラ」で知られる。1920年~1930年には彼の劇場音楽や声楽作品が大衆の間で大流行し、一躍有名になる。しかし、ユダヤ人作曲家であったことから、ナチスの当局から危険視され、1933年にパリへ逃れることを余儀なくされた。1935年にアメリカ合衆国に移住した。アメリカではヨーロッパでのスタイルを捨て、ポピュラー音楽を研究し、数多くのミュージカル作品を残している。
ソプラノの奈良ゆみは、大阪出身。相愛女子大学を経て、フランスに留学。パリ国立高等音楽院で学ぶ。フランス歌曲国際コンクールで入賞し、メシアンに認められる。以後、パリを拠点にヨーロッパで活躍。