2018年10月11日
ドビュッシー:前奏曲集第1巻(デルフィの舞姫たち、帆、野を渡る風、音と香りは夕暮れの大気に漂う、
アナカプリの丘、雪の上の足跡、西風の見たもの、亜麻色の髪の乙女、
とだえたセレナード、沈める寺、パックの踊り、ミンストレル)
サティ:6つのグノシェンヌ(Lent、Avec etonnement、Lent、Lent、Modere、
Avec conviction et avec une tristesse rigoureuse)
3つのジムノペディ(Lent et douloureux、Lent et triste、Lent et grave)
ピアノ:ファジル・サイ
録音:2016年3月11~16日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール
CD:エイベックス・クラシックス AVCL‐25973
ピアノのファジル・サイ(1970年生れ)は、トルコ、アンカラ出身。アンカラ国立音楽学院でピアノと作曲を学ぶ。17歳でデュッセルドルフのシューマン音楽院に留学。1992年からベルリン音楽院で学ぶ。1994年「ニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディション」で優勝し、国際的な演奏活動をスタート。演奏家としてだけでなく、作曲家としても活動している。16歳で作曲した”Black Hymns”は、ベルリン建都750周年記念行事で演奏され、1991年には「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲」をベルリン交響楽団と自ら初演した。1996年には、ボストンでピアノ協奏曲第2番「シルクロード」を初演。トルコ文化庁の委嘱によるオラトリオ「ナーズム」は、トルコ人の詩人ナーズム・ヒクメットの詩をベースに作曲され、2001年アンカラで、トルコ大統領アフメト・ネジデト・セゼル臨席のもと初演された。度々来日し、日本でのファンも多い。