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2023年4月24日

★野島 稔、ベートーヴェンのライヴ録音盤


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
        ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49の1
        ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
        ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27の1
        ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111

ピアノ:野島 稔

指揮:山田一雄

管弦楽:札幌交響楽団

録音:<ライヴ録音>1989年11月20日、北海道厚生年金会館大ホール(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」)/2008年11月1日、厚木文化会館(ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ)

CD:キングインターナショナル KKC-095~6

 ピアノの野島 稔(1945年―2022年)は、神奈川県横須賀市出身。桐朋学園大学で井口愛子に師事。高校3年の1963年第32回「日本音楽コンクール」第1位大賞受賞。1966年よりソビエト文化省の招きでモスクワ音楽院に留学し、レフ・オボーリンに入門。1968年「海外派遣コンクール」に優勝、1969年第3回「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」第2位。翌年、米国カーネギーホールにデビューし成功を収めた。それ以来、日本とアメリカを往復しながら自由な演奏活動を行った。1981年と1985年に「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」に審査員として招かれて以来、国内外の数多くのコンクールで審査員に名を連ねた。「仙台国際音楽コンクール」のピアノ部門では審査委員長を務めた。また、2006年には横須賀芸術劇場において「野島稔ピアノコンクール」を創設し、自ら審査委員長を務めた。2011年には東京音楽大学の学長(第12代)に就任し、亡くなるまで務めた。なお、藤田真央は、2010年「全日本学生音楽コンクール」小学生の部で優勝したが、この時、審査員を務めたのが野島 稔で、後に藤田真央は野島 稔に師事し、2019年第16回「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位を獲得した。

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