2023年6月26日
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
トスティ:最後の口づけ
ベッリーニ:激しい希求(いつその日は訪れるだろう)~《3つのアリエッタ》より
せめて私にかなうなら~《6つのアリエッタ》より
喜ばせてあげて~《6つのアリエッタ》より
追憶
メルカダンテ:どんなに感謝していることか、おお平和よ!(パオロのカヴァティーナ)
~歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》より
ロッシーニ:今の歌声は~歌劇《セビリアの理髪師》より
モーツァルト:あの人でなしは私を欺き~歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より
ロッシーニ:苦しみと涙のうちに生まれて~歌劇《ラ・チェネレントラ》より
リスト:《ペトラルカの3つのソネット》
第1番 平和は見出せず
第2番 祝福があるように かの日
第3番 私は地上に天使のような姿を見た
メゾ・ソプラノ:脇園彩
ピアノ:丸山貴大
CD:キングインターナショナル BRAVO-10011
このCDは、脇園彩がイタリアに渡って9年間の総決算のアルバムで、ピアノ伴奏は、ミラノ在住でコレペティトール及び指揮者を務める丸山貴大が担当。
メゾ・ソプラノの脇園彩は、東京都出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程声楽専攻(オペラ)修了。学部3年次に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞・同声会賞受賞。第58回藝大オペラ定期モーツァルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」(高関健指揮・粟國淳演出)ドンナ・エルヴィーラ役でオペラデビュー。国際コンクール「Neue Stimmen 新しい声 2013 (ドイツ・ギュータースロー)」セミファイナリスト。2013年10月より文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてイタリアに留学。パルマ・アッリーゴ・ボーイト国立音楽院ビエンニオコースを経て、ミラノ・スカラ座研修所を修了。2021年2月には新国立劇場に「フィガロの結婚」ケルビーノ役にはじまり、同年10月に再び同劇場2021/22シーズン開幕公演「チェネレントラ」タイトルロールを務めた。同公演は大変な評判を呼び、ロッシーニ作品の日本国内の普及という点でも大いに貢献した。同年11月にはイタリア・メッシーナ歌劇場で「セビリアの理髪師」ロジーナ役を演じ、2022年1月には、ドイツ・マインツの国立劇場において、「ナブッコ」フェネーナ役でドイツ・デビューを果たした。現在イタリアを中心に活動し、最も注目される若手アーティストのひとりとされている。2022年第52回「ENEOS音楽賞」洋楽部門奨励賞受賞。