2025年3月31日
リスト:「十字架の道行」S. 53
「コンソレーション」 S. 172(全曲)
「詩的で宗教的な調べ」S. 173(2曲)
ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス
合唱指揮:グレーテ・ペーデシェン
合唱:ノルウェー・ソロイスト合唱団
CD:ソニーミュージック SICC-30906
アンスネスがリスト作品の録音に取り組むのは、2001年旧EMI発売のリスト作品集以来のこと。アンスネスの新録音は、19世紀ヨーロッパ音楽界を席巻した作曲家リストが最晩年に心血を注いだピアノ独奏付きの大作合唱曲「十字架の道行」。カップリングは、リストのピアノ曲では「愛の夢」と並ぶ代表作「コンソレーション」の全曲、そして「詩的で宗教的な調べ」からの2曲。
ピアノのレイフ・オヴェ・アンスネス(1970年生まれ)は、ノルウェー出身。ベルゲン・グリーグ音楽院で学び、1987年にオスロにてデビュー。その後はアムステルダムやボローニャ、ロンドン、ミュンヘンなどでリサイタルを行う。1987年「フランクフルト・ヒンデミット・コンクール」優勝。これまでに、ノルウェー批評家賞、ロサンジェルス・ドロシー・チャンドラー賞、ドイツ・レコード批評家賞(1997年)、ロイヤル・フィルハーモニー協会賞(2000年)、グラモフォン・アワード最優秀器楽曲賞(2002年)などを受賞。室内楽奏者としても名高く、リソル室内楽フェスティバルの芸術監督に就任している。北欧を代表する実力派ピアニストの一人として高い評価を得ている。