クラシック音楽 新譜CD情報


2024年2月05日

★日本で”ブーニン・ブーム”を巻き起こした際の公演プログラムをツアー終了後にスタジオ録音したCD

ハイドン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58

ピアノ:スタニスラフ・ブーニン

録音:1986年8月21日、福島市音楽堂

CD:キングインターナショナル KKC113

 1985年に「ショパン国際コンクール」で優勝したブーニンは、翌夏に日本デビューを果たし、日本の音楽界に空前の”ブーニン・ブーム”を巻き起こした。このCDは、その際の公演プログラムをツアー終了後に福島でセッション録音したもの。

 ピアノのスタニスラフ・ブーニン(1966年生まれ)は、ソヴィエト・ピアノ学校の設立者で、リヒテル等の巨匠を育てたゲンリッヒ・ネイガウスを祖父とし、モスクワで生まれた。17歳で「ロン=ティボー国際コンクール」最年少優勝。モスクワ音楽院に進み、1985年に第11回「ショパン国際ピアノ・コンクール」優勝、あわせてコンチェルト賞、ポロネーズ賞を受賞。この時、優勝した際の様子がNHKの特集番組で放送されたことが発端となり、日本において”ブーニン・フィーバー”などと呼ばれる現象が巻き起った。”ブーニン・フィーバー”を期に、頻繁に日本で演奏会を開催。1989年に東芝EMIと契約し、その最初のリリースCD「バッハリサイタル」が1990年の「日本ゴールドディスク大賞」を受賞。妻は日本人で、日本に在住。

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