2021年11月15日
主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
喜びに身を震わせて(ヴィヴァルディ:歌劇『ジュスティーノ』)
怪物や魔物と戦わせてくれ(ヘンデル:歌劇『オルランド』)
アデライーデ(ベートーヴェン)
お客を招くのが趣味でね(J.シュトラウスⅡ世:オペレッタ『こうもり』)
アヴェ・マリア(マスカーニ)
ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
アニュス・デイ(バーバー)
私はこの世に忘れられた(マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲)
I Dreamed a Dream(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)
抗いようのない悲しみが(ヘンデル:歌劇『ガウラのアマディージ』)
神ともにいまして(讃美歌)
鷗(木下牧子)
絶えることなくうたう歌(加藤昌則)
いのちの歌(村松崇継)
もしも歌がなかったら(加藤昌則)
カウンターテナー:藤木大地
ヴァイオリン:成田達輝
小林美樹
ヴィオラ:川本嘉子
チェロ:中木健二
ピアノ:松本和将
作曲・編曲:加藤昌則
カウンターテナーの藤木大地(1980年生れ)は、宮崎県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業後、新国立劇場オペラ研修所第5期生修了。2003年新国立劇場にテノールとしてデビュー。2011年カウンターテナーに声種を転向する。2012年第81回「日本音楽コンクール」声楽部門で優勝(カウンターテナーの優勝は大会史上初)。2013年ボローニャ歌劇場、日生劇場にデビューすると同時にウィーン国立歌劇場と日本人カウンターテナーとして初めて客演契約を結ぶ。2017年「NHKニューイヤーオペラコンサート」に4年連続出演し、同年4月日本人カウンターテナーとして史上初めてウィーン国立歌劇場で正式にデビューを果たした。
このCDは、デビューアルバム「死んだ男の残したものは」(2017年4月発売 KKC-046)から4年、カウンターテナーの真骨頂であるバロック・オペラのアリアから、古典派、ロマン派、ミュージカル、讃美歌を経て、現代の邦人作曲家作品まで到達する、藤木大地のレパートリーの今を網羅したアルバム。
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2021年11月11日
リスト:僕の歌には毒があるS 289
喜びに満ち、悲しみに満ち S 280
喜びに満ち、悲しみに満ち S 280[1848年第2稿]
昔トゥーレに一人の王がいた S 278
ライン河、その美しい流れの S 272
ローレライ S 273/2
マルリングの鐘よ S 328
3人のジプシー S 320
ペトラルカの3つのソネット S270
第1曲:平和が見付からず、さりとて戦う気にもならず S 270a/1
第2曲:祝福あれ、あの日、あの月、あの年に S 270a/2
第3曲:僕はこの地上で天使の姿を S 270a/3
それは素晴らしいことに違いない S 314
おお愛して下さい、愛しうる限り S 298
静かな睡蓮 S 321
唐松の木が孤独に立つ S 309
風がざわめく S 294
私は死にたいのです S 296
御身、天から来たり S 279 [1842年第1稿]
御身、天から来たり S 279 [1860年最終稿]
すべての峰に安らぎがある S 306
テノール:ヨナス・カウフマン
ピアノ:ヘルムート・ドイチュ
CD:ソニーミュージック SICC-2235
テノールのヨナス・カウフマン(1969年生れ)は、ドイツ、ミュンヘン出身。ミュンヘン音楽・演劇大学で声楽を学ぶ。2001年チューリッヒ歌劇場の専属歌手となり、数多くのオペラに出演。「バリトンのような声」と評されることが多いが、高音は輝かしく、力強さと繊細さを兼ね備えていることが特徴。レパートリーは幅広く、母国ドイツのワーグナーなどのみならず、イタリアオペラ、フランスオペラ、歌曲など多くの作品を歌い、世界中の大歌劇場やバイロイト音楽祭などで活躍中。
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2021年11月08日
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
マズルカ 嬰ト短調 作品33の1(第22番)
マズルカ ニ長調 作品33の2(第23番)
マズルカ ハ長調 作品33の3(第24番)
マズルカ ロ短調 作品33の4(第25番)
練習曲 嬰ハ短調 作品10の4(第4番)
練習曲 イ短調 作品25の4(第16番)
夜想曲 嬰ハ短調 作品27の1(第7番)
ワルツ 変イ長調 作品42(第5番)
スケルツォ 第4番 ホ長調 作品54
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 作品2
ピアノ:ブルース・リウ
CD:ユニバーサル ミュージック UCCG-1890(ライヴ録音)<2021年12月1日発売 >
2021年10月21日、第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」の結果が発表され、第1位にカナダ出身の24歳、ブルース・リウが選ばれた。このCDはその時のライヴ録音。
ピアノのブルース・リウは、1997年パリで生まれる(カナダ国籍)。両親は中国・北京からのフランス留学生で、後にカナダへ移住。モントリオール音楽院で学び、現在はダン・タイ・ソンに師事。クリーヴランド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団などのオーケストラと共演し、中国NCPA管弦楽団とは北米ツアーを行う。近年では、ウクライナ国立交響楽団およびリヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団との2年連続の中国ツアーや、サル・ガヴォーでのラムルー管弦楽団との共演がある。仙台、モントリオール、テルアヴィヴ、ヴィセウなどの国際ピアノ・コンクールで入賞。2021年第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」優勝。
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2021年11月04日
藤倉大:箏協奏曲
つき
芯座
竜
箏:LEO
指揮:鈴木優人
管弦楽:読売日本交響楽団
録音:<藤倉大:箏協奏曲>2021年4月30日サントリーホール、ライヴ録音(世界初演)
CD:日本コロムビア COCQ-85538
箏のLEO(今野玲央)は、1998年横浜生まれ。横浜インターナショナルスクールで9歳の時に箏と出会い、音楽教師であり筝曲家のカーティス・パターソン氏の指導を受け、のちに沢井一恵氏に師事。14歳で「全国小中学生箏曲コンクール」グランプリ受賞。16歳で「くまもと全国邦楽コンクール」史上最年少 最優秀賞・文部科学大臣賞受賞。一躍脚光を浴び、2017年、19歳でファーストアルバム「玲央1st」でメジャーデビュー。秋山和慶指揮 東京フィルハーモニー交響楽団、沖澤のどか指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団でソリストを務める。2019年 第29回「出光音楽賞」、第68回「神奈川文化賞」未来賞受賞。現在、沢井箏曲院講師。
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2021年11月01日
<Disc1>
エルサン:ドリームタイム
サン=サーンス:ロマンス作品37
オドレット作品162
シャミナード:フルート・コンチェルティーノ作品107
プーランク(オーケストレーション/バークリー):ソナタ FP164
フォーレ(オーケストレーション/ルイ・オベール):幻想曲作品79
サン=サーンス:タランテラ作品6
<Disc2>
モーツァルト:協奏交響曲(フルート、オーボエ、ホルン、バスーンのための)変ホ長調K297b
(ロバート・D.レヴィン復元版)(ベーレンライター・エディション)
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299(カデンツァ:ニーノ・ロータ)
フルート:エマニュエル・パユ
クラリネット:ポール・メイエ
バソン:ジルベール・オダン
ホルン:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
ハープ:アンネレーン・レナエルツ
指揮:フランソワ・ルルー
管弦楽:パリ室内管弦楽団
CD:ワーナーミュージックジャパン WPCS13837~8(2枚組)
フルートのエマニュエル・パユ(1970年生まれ)は、スイス、ジュネーブ出身。6歳からフルートを始め、ブリュッセルの音楽アカデミーを経て、パリ音楽院で学ぶ。1990年に首席で卒業後もバーゼルでオーレル・ニコレに師事。その後、ソリストとして活躍を見せ、世界の主要なコンクールで華々しい成績を収める。1989年から1992年までバーゼル放送交響楽団首席奏者を務めた。1993年から23歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として演奏を開始(同楽団の歴史上最年少)。2000年ベルリン・フィルを一時退団したが、2002年に復帰し、現在、ソリスト兼ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席フルート奏者として活躍。また、音楽アンサンブル「レ・ヴァン・フランセ」のメンバーとしても精力的な活動を続けている。主なコンクール入賞歴 は、「ドゥイノ国際コンクール」第1位(1988年)、第2回「神戸国際フルートコンクール」第1位(1989年)、「ジュネーヴ国際音楽コンクール」第1位(1992年)など。
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2021年10月28日
ブルックナー:交響曲第7番
指揮:ベルナルト・ハイティンク
管弦楽:オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
CD:キングインターナショナル KKC-6420
録音:2019年6月15日、オランダ、コンセルトヘボウ(ライヴ録音)
追悼 巨匠ベルナルト・ハイティンク(1929年―2021年)。このCDは、2019年に引退を表明したハイティンクが生まれ故郷アムステルダムのコンセルトヘボウで最後に指揮した演奏会のライヴ録音。オーケストラはキャリア最初期の1955年から関りを持ち、1957年から首席指揮者を務めたオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団。そして最後に選んだ曲目は、自身の重要なレパートリーとして生涯何度も取り上げてきたブルックナーの第7番。
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2021年10月25日
シューベルト:即興曲集 作品90 D899
舞曲集(ドイツ舞曲とワルツ集)
ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D537
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
CD:日本ピアノサービス BJN-1015
メジューエワの新たなCDシリーズとして”シューベルト作品集”がスタートした。第1集は、約10年ぶりの再録音となる「即興曲集(作品90)」と、初録音のイ短調ソナタ(D537)に舞曲集を組み合わせたプログラム。
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2021年10月21日
<Disc1>
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 Op.39 (1899, revised 1900)
録音時期:2018年6月21日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第283回定期演奏会
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47 (1904, revised 1905)
録音時期:2020年7月17日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第312回定期演奏会
<Disc2>
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op.43 (1902)
録音時期:2016年10月14日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第278回定期演奏会
交響曲第3番ハ長調 Op.52 (1907)
録音時期:2013年2月27日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第244回定期演奏会
<Disc3>
シベリウス:交響曲第4番イ短調 Op.63 (1911)
録音時期:2014年10月10日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第260回定期演奏会
交響曲第5番変ホ長調 Op.82 (1915, revised 1919)
録音時期:2017年10月19日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第287回定期演奏会
<Disc4>
シベリウス:交響曲第6番ニ短調 Op.104 (1923)
録音時期:2015年10月30日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第269回定期演奏会
交響曲第7番ハ長調 Op.105 (1924)
録音時期:2012年2月3日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第235回定期演奏会
ヴァイオリン:岩谷祐之
指揮:藤岡幸夫
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
録音:大阪、ザ・シンフォニー・ホール(ライヴ録音)
CD:コジマ録音 ALCD8036~9(4枚組)
指揮の藤岡幸夫(1962年生れ)は、東京都出身。慶應義塾大学文学部美学美術史学科および英国王立ノーザン音楽大学(RNCM)指揮科卒業。日本フィルハーモニー交響楽団の指揮研究員を経て渡英。1993年BBCフィルハーモニックの定期演奏会に代役でデビュー。1994年ロンドンの夏の風物詩「プロムス」に同オケを指揮しデビュー。マンチェスター室内管弦楽団首席指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団指揮者を歴任、2000年から関西フィルハーモニー管弦楽団正指揮者に就任し、2007年から首席指揮者を務める。テレビ、ラジオへの出演も多く、番組の立ち上げに参画し、指揮・司会として関西フィルと共に出演中のBSテレビ東京「エンター・ザ・ミュージック」(毎週土曜8:30~)は放送300回を超え、2021年10月に8年目のシーズンを迎える。エッセイ集「音楽はお好きですか?」(敬文舎)。
ヴァイオリンの岩谷 祐之は、奈良県天理市出身。東京音楽大学附属高校にて久保陽子氏に師事。そこで本格的にヴァイオリニストとして研鑽を積み、1997年よりアメリカへ留学。1999年第68回「日本音楽コンクール」ヴァイオリン部門第1位、併せて松下賞、鷲見賞、レウカディア賞を受賞。2001年よりフランスへ留学。2003年~2004年、フランス国立放送響にて2ndヴァイオリン首席奏者を務める。2005年に帰国。兵庫芸術文化センター管弦楽団(HPAC)にてフォアシュピーラーを務める。2008年より現在に至るまで、関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとして活動している。平成21年度「兵庫県芸術奨励賞」、平成24年度「咲くやこの花賞」受賞。大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部ヴァイオリン 特任教授。
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2021年10月18日
ショパン:4つのマズルカ 作品6
[1] 第1曲 嬰へ短調/[2] 第2曲 嬰ハ短調/[3] 第3曲 ホ長調/[4] 第4曲 変ホ短調
5つのマズルカ 作品7より
[5] 第3曲 ヘ短調/[6] 第4曲 変イ長調/[7] 第5曲 ハ長調
4つのマズルカ 作品17より
[8] 第3曲 変イ長調/[9] 第4曲 イ短調
3つのマズルカ 作品63より
[10] 第2曲 ヘ短調
4つのマズルカ 作品67より
[11] 第2曲 ト短調/[12] 第4曲 イ短調
4つのマズルカ 作品68より
[13] 第4曲 ヘ短調
ピアノ:遠山慶子
録音:2019年8月、群馬県、草津音楽の森国際コンサートホール(ライヴ録音)
ピアノの遠山慶子(1934年―2021年)は、東京都出身。アルフレッド・コルトーの来日の際に認められ、渡仏。パリ・エコール・ノルマル高等音楽院修了。パリでデビュー以来、主にヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行う。1978年「日本ショパン協会賞」受賞。「ロン・ティボー」、「ゲザ・アンダ国際コンクール」の審査委員など歴任。「草津国際音楽アカデミー&フェスティバル」講師。2010年モーツァルトのバイオリンソナタ選曲集で第51回「毎日芸術賞」受賞。
遠山慶子は、「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」に第1回より指導者、演奏家として参加し、数多くの音楽家を導き、名演を披露してきた。このCDは、最後の参加となった2019年8月の草津でのライヴ録音。
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2021年10月14日
~アンコール集(17曲)~
ブラームス:メロディのように
バッハ:アダージョ
カザルス:鳥の歌
ほか
チェロ:山崎伸子
ピアノ:長岡純子・野平一郎・清水和音・小菅 優・加藤洋之・Vサハロフ・Wブロンズフ
CD:ナミレコード
チェロの山崎伸子(1956年生れ)は、広島出身。桐朋学園大学音楽学部卒業後、文化庁海外派遣研修員として、2年間ジュネーブでピエール・フルニエに師事。第1回「民音室内楽コンクール」第1位、第44回「日本音楽コンクール」チェロ部門第1位、2012年「東燃ゼネラル音楽賞」奨励賞受賞。東京藝術大学教授。
このCDは、2007年にスタートした山崎伸子チェロ・リサイタルシ・リーズから10年に渡ったアンコール曲を17曲収録。 当日アンコールで演奏し 時間の関係でCD化されなかた4曲(2007年 長岡純子 ブラームス”メロデイ” “野に一人いて”/2008年 サハロフ バッハ “アダージョ”/2011年 小菅 優 カザルス”鳥の歌)”を新たに加えた。
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