2022年2月17日

バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第1番 BB48a、Sz.36
ヴァイオリン協奏曲 第2番 BB117、Sz.112
ヴァイオリン:豊嶋泰嗣
指揮:井上 道義(第1番)
上岡 敏之(第2番)
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:2021年4月16-17日(第1番)、2018年3月30-31日(第2番)、東京・すみだトリフォニーホール(ライヴ録音)
CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00768
ヴァイオリンの豊嶋泰嗣(1964年生まれ)は、東京都出身。桐朋女子高等学校音楽科に入学、江藤俊哉・アンジェラ夫妻に師事。桐朋学園大学在学中からヴァイオリン、ヴィオラ奏者として演奏活動を始め、ハレー・ストリング・クァルテットを結成。1986年同大学を卒業し、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任。1992年「芸術選奨」新人賞音楽部門を受賞。1993年サイトウ・キネン・オーケストラ、ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オーケストラのコンサートマスターに就任。1997年から九州交響楽団と新日本フィルのコンサートマスターを兼任。2009年九響の「桂冠コンサートマスター」として顕彰された。1998年には京都アルティ弦楽四重奏団を結成。現在、桐朋学園大学大学院で後進の指導にあたり、また兵庫芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスター(室内楽担当)、水戸室内管弦楽団の団員を務める。
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2022年2月14日

プーランク:常動曲 FP14
ワルツ(6人組のアルバムより) FP17
2つのノヴェレット FP47
組曲《ナポリ》 FP40
プレスト 変ロ長調 FP70
ユモレスク FP72
バディナージュ (軽い冗談) FP73
フランス組曲 -クロード・ジェルヴェーズ(16世紀)による- FP80a
村人たち -子どものための小品集- FP65
間奏曲 変イ長調 FP118
15の即興曲
ピアノ:鈴村真貴子
CD:オクタヴィア・レコード OVCT-00190
ピアノの鈴村真貴子は、愛知県立明和高等学校音楽科を経て、東京芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科修士課程修了。ピアノ専攻首席修了者に与えられるクロイツァー賞を受賞。2011 年3 月同大学院博士課程を修了し、「F. プーランクのピアノ作品演奏法」に関する研究論文と演奏で博士号を取得。同大学院在籍中に、文化庁新進芸術家海外留学制度派遣研修員、明治安田クオリティオブライフ文化財団・海外音楽研修生として、パリ・エコール・ノルマル音楽院へ留学し、コンサーティストディプロムを取得。マルセイユ地方音楽院特別国際マスタークラスでも研鑽を積んだ。2003 年「KOBE 国際学生ピアノコンクール」最優秀賞、2004年「ヨーロレジョン国際ピアノコンクール(フランス)」第1位など、国内外のコンクールで入賞。2006 年に名古屋で開催したデビューリサイタルに対して第1回「名古屋音楽ペンクラブ賞」を受賞。2013年にはプーランク没後50年に寄せてソロリサイタルを開催。現在は演奏活動に並行して、東京藝術大学、桐朋学園芸術短期大学などで後進の指導にも当たっている。
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2022年2月10日

ベルリオーズ(リスト編):幻想交響曲
ピアノ:菊地裕介
CD:Virtus Classics VTS-012
ピアノの菊地裕介(1977年生まれ)は、東京都出身。桐朋女子高等学校音楽科卒業後、パリ国立高等音楽院ピアノ科に入学。ジャック・ルヴィエに師事して、1999年にピアノ科を1等賞で卒業、2001年同研究科修了。2003年10月から2007年まで、ハノーファー音楽大学ゾリステンクラッセにてアリエ・ヴァルディに師事。現在、東京音楽大学の専任講師、名古屋音楽大学の客員准教授を務める。ソリストとしてのみならず、伴奏者としても活躍。1994年第63回「日本音楽コンクール」第2位、2000年「マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール」第1位、2003年「ポルトガル・ポルト市国際音楽コンクール」第1位、2006年「スクリアビン国際ピアノコンクール」第3位、2006年「ジュネーヴ国際音楽コンクール」ピアノ部門 第3位、2006年「フランシス・プーランク国際ピアノ・コンクール」第1位、2009年 「ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノコンクール」特別賞。
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2022年2月07日

ブルックナー : 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 (3つの版による)
指揮: ヤクブ・フルシャ
管弦楽:バンベルク交響楽団
CD:キングインターナショナル KKC-6613~6
CD1 : 1874年第1稿 (コーストヴェット校訂2021)
CD2 : 1878/80第2稿 (コーストヴェット校訂2018)
CD3 : 1888年第3稿 (コーストヴェット校訂2004)
CD4 : (ボーナス)1878年版「村の祭り」フィナーレ+草稿
指揮のヤクブ・フルシャ(1981年生れ)は、チェコ、ブルノ出身。ブルノのギムナジウムのころは、ピアノとトロンボーンを習っていたが、次第に指揮に興味を持つようになった。その後プラハ芸術アカデミーに進学し、イルジー・ビエロフラーヴェク、ラドミル・エリシュカらに指揮を学ぶ。2004年同アカデミー卒業後、世界各地のオーケストラに客演を行いつつ、ヨーロッパのオケでポストを得て経験を積む。プラハ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・芸術監督を歴任。現在、バンベルク交響楽団音楽監督、さらにフィルハーモニア管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、東京都交響楽団の首席客演指揮者を務めている。
ブルックナーの交響曲にはいくつかの「稿」が存在するが、今回、ヤクブ・フルシャ率いるバンベルク交響楽団は、長年のブルックナー演奏の経験をもとに3つの版を録音。1874年の初稿を完成させた後、ブルックナー自身によって1878年と80年に改訂、さらに1887/88年には弟子のレーヴェらによって、ブルックナーの監修のもとに改訂された。それから1936年に音楽学者のローベルト・ハースが1878 / 1880年稿を底本に弟子たちの校訂を取り除いた版が出版され、1953年には音楽学者のレオポルト・ノヴァークがハース版に修正を加えた版が出版された。この録音は、2004年に国際ブルックナー協会から出版された、1888年稿 (第3稿) を底本として音楽学者ベンジャミン・コーストヴェットが改訂したものを使用している。さらにボーナスとして、『村の祭り』と名付けられた、“まぼろし”のフィナーレといくつかの草稿を収録。
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2022年2月03日

ブラームス:バラード集 Op.10【Ⅰ.ニ短調/Ⅱ.ニ長調/Ⅲ.ロ短調/Ⅳ.ロ長調】(1854)
ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5(1853)
左手のための「シャコンヌ」(1879)
ピアノ:アレクサンドル・カントロフ
CD:キングインターナショナル KKC6436
ピアノのアレクサンドル・カントロフ (1997年生まれ)は、フランス出身。父はヴァイオリニストのジャン=ジャック・カントロフ。2013年にパリ国立高等音楽・舞踊学校(CNSMDP)に入学、2017年にマスター課程を首席で卒業。卒業後はエコール・ノルマル音楽院で学ぶ。2019年「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門において優勝。これはフランス人初のピアノ部門優勝であった。チャイコフスキーの協奏曲第2番を弾いて優勝したのも初めてのケースである。
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2022年1月31日

<DISC 1>
ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
<DISC 2>
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ:イヴォンヌ・ルフェビュール
録音:1954年5月15日、スイス、ルガーノ、テアトロ・アポロ(ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC-4299/4300(出荷予定時期:2022年3月中旬)
フルトヴェングラーの1954年ルガーノ・ライヴ録音盤が、2枚組SACDハイブリッド盤で登場。世界初出LPのマスターテープから全3曲を完全復刻。1954年の11月30日に世を去る大指揮者フルトヴェングラーは、この年の5月、ベルリン・フィルを率いて最後の演奏旅行に出た。15日にはルガーノのテアトロ・アポロで、ベートーヴェンの「田園」、モーツァルトの「ピアノ協奏曲K.466」、R.シュトラウスの「ティル」を演奏したが、このルガーノにおける全曲の実況録音を収めたのがこのCD。マスターは、世界初出LPと同じ、ミラノ・ディスコスが制作したアナログ・テープ(1/4インチ幅、秒速38cm)。
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2022年1月27日

<DISC 1>
シューベルト:交響曲 第9(8)番 ハ長調 D 944 「ザ・グレイト」
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)
<DISC 2>
ドヴォルザーク:弦楽のためのセレナード ホ長調 作品22
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
<DISC 3>
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
リスト:死の舞踏 S 126 / R 457
ピアノ:ネルソン・フレイレ
指揮:ルドルフ・ケンペ
管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1968年5月22日~27日、ミュンヘン、ビュルガーブロイケラー
CD : ソニーミュージック SICC-10379~81
指揮のルドルフ・ケンペ (1910年―1976年)は、ドイツ、ドレスデン出身。ドレスデン音楽大学ではオーボエを学び、1929年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のオーボエ奏者となる。1935年ケムニッツとヴァイマルの歌劇場指揮者。1950年ドレスデン国立歌劇場音楽監督に就任。その後バイエルン国立歌劇場音楽監督を務めた(1952年―1954年)。1954年渡米してニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の指揮者。1960年バイロイト音楽祭に初登場し、1963年まで4年間「ニーベルングの指輪」を指揮。1961年ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者(1965年―1972年)。1967年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・音楽総監督。1975年BBC交響楽団の常任指揮者を兼任。指揮ぶりは、オーストリア・ドイツ楽派の正統を受け継ぐもので、自身がオーボエ奏者であったことからもあり、オーケストラのバランスを重視し、明快な表現力には定評があり、日本においても、録音を通して多くのファンを有していた。
このCDは、20世紀後半を代表するドイツの巨匠指揮者ルドルフ・ケンペが、1967年1月にミュンヘン・フィル音楽総監督に就任後、初めて同フィルとドイツCBSに録音したLP4枚分の貴重な音源を全てSA-CD化したもの。
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2022年1月24日

バッハ:フランス組曲(全曲)
<Disc-1>
バッハ:組曲 第1番 ニ短調 BWV812
組曲 第4番 変ホ長調 BWV815
組曲 第2番 ハ短調 BWV813
<Disc-2>
バッハ:組曲 第3番 ロ短調 BWV814
組曲 第5番 ト長調 BWV816
組曲 第6番 ホ長調 BWV817
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
CD:若林工房 WAKA4220 ~21
ピアノのイリーナ・メジューエワ(1975年生れ)は、ロシア、ゴーリキー(現在:ニジニ・ノヴゴロド)出身。グネーシン音楽学校でヴラディミール・トロップに師事。1992年ロッテルダムで開催された第4回「エドゥアルト・フリプセ国際ピアノ・コンクール」で優勝。 以後、ヨーロッパ諸国で演奏活動を行う。1997年から日本の京都を本拠とし、全国各地で演奏活動を展開。2006年度「青山音楽賞」受賞。2015年第27回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。著書「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」(講談社)「ショパンの名曲」(同)。京都市立芸術大学音楽学部専任講師。
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2022年1月20日

ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調
美しき夕暮れ(チェロとハープ編)
レントより遅く 変ト長調(チェロとハープ編)
月の光(ベルガマスク組曲 ~ 第3曲)(チェロとハープ編)
フランク:リート FWV83
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調FWV8(チェロとピアノ編)
チェロ:佐藤晴真
ピアノ:髙木竜馬
ハープ:吉野直子
CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1886
チェロの佐藤晴真(1998年生まれ)は、名古屋市出身。第 83 回「日本音楽コンクール」チェロ部門第 1 位および徳永 賞・黒柳賞、第 13 回「ドメニコ・ガブリエリ・チェロコンクール」第 1 位、2018 年「ルトスワフスキ国際チェロ・コンクー ル」第 1 位および特別賞を受賞。そして、2019年、長い伝統と権威を誇る「ミュンヘン国際音楽コンクール」チェロ部門において日本人として初めて優勝して、一躍国際的に注目を集める。2019年度第18回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、2020年第30回「出光音楽賞」受賞。現在、ベルリン在住。
このCDは、さらなる飛躍を遂げて挑む佐藤晴真の待望のセカンド・アルバム。
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2022年1月17日

サン=サーンス:交響曲 イ長調
交響曲第1番 変ホ長調 Op.2
交響曲 ヘ長調「ローマ」
交響曲第2番 イ短調 Op.55
交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」
指揮:クリスティアン・マチェラル
管弦楽:フランス国立管弦楽団
オルガン:オリヴィエ・ラトリー
指揮者のクリスティアン・マチェラル(1980年生まれ)は、ルーマニア出身。若手ながら、北米で着々とキャリアを築いている新星。ヴァイオリニストとして出発し、マイアミ交響楽団の最年少コンサートマスターとして活動した後、マイアミ大学、ライス大学で学び、タングルウッド音楽祭、アスペン音楽祭で研鑽を積んだ。2011年にフィラデルフィア管弦楽団でアシスタント・コンダクターを務めると、その貢献ぶりが評価されて翌年にはアソシエイト・コンダクターに就任、さらに定期演奏会デビューを成功させると、2014年にはコンダクター・イン・レジデンスの地位を獲得。また、ピエール・ブーレーズの代役をきっかけにシカゴ交響楽団の定期演奏会でも好評を博した。2019/2020シーズンからドイツ・ケルンのWDR交響楽団の首席指揮者を務めており、2025年まで任期が延長された。2020/2021シーズンからは、フランス国立管弦楽団の音楽監督に就任。
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