2021年9月06日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35
ピアノ:ピエール=ロラン・エマール
CD:キングインターナショナル KKC-6383
ピアノのピエール=ローラン・エマール(1957年生まれ)は、フランス・リヨン出身。1973年「オリヴィエ・メシアン国際コンクール」優勝。メシアン、ブーレーズ、リゲティなど近現代の作品を得意とし、そのどれもが高い評価を得てきた。このように現代音楽に精通しているほか、アーノンクールの指揮によってベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音も行い、高い評価を得ている。
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2021年9月02日
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番ヘ短調
交響曲第6番ホ短調
指揮:サー・アントニオ・パッパーノ
管弦楽:ロンドン交響楽団
録音: 2019年12月12日 (第4番) 、2020年3月15日 (第6番)、バービカン・ホール、ロンドン (ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC6381
指揮のアントニオ・パッパーノ(1959年生まれ)は、イタリア出身。アメリカに渡りピアノや作曲を学んだ後、各地の歌劇場で研鑽を積む。1987年にノルウェー歌劇場にデビューし、1990年からは音楽監督に就任。1992年ベルギー・ブリュッセルにあるベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督に就任。1999年バイロイト音楽祭に楽劇「ローエングリン」を振ってデビュー。2002年からイギリスのロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督、さらに2005年からはイタリアのローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団の音楽監督を務めている。そして、サイモン・ラトルの後任としてロンドン交響楽団 (LSO) の首席指揮者に就任予定。イタリア共和国功労勲章、エリザベス女王よりナイトに叙せられている。
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2021年8月30日
ブゾーニ:モーツァルトによるデュエット・コンチェルタンテ
ピアノ:高橋幸子、平尾はるな
シューマン:アンダンテと変奏曲Op.46
ピアノ:野辺地勝久、安川加壽子
シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ
ピアノ:山根美代子、安川加壽子
サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.35
ピアノ:田中希代子、安川加壽子
録音:1965年3月4日 イイノホール(ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC-079
フランスのピアニストで教育者のラザール・レヴィが1964年9月に歿して半年後、その薫陶を受けた日本のピアニストたちが東京のイイノホールで追悼コンサートを催した。コンサートの前半はレヴィ作曲のピアノ曲を、後半は彼ゆかりの2台ピアノの名作を日本を代表するピアニストが披露した。これを当日、安川加壽子はエンジニアを雇いコンサート全体を記録していた。今回、その後半が初めてCDで日の目をみた。当時の2台ピアノの録音は非常に珍しく、貴重なもの。
ラザール・レヴィ(1882年―1964年)は、ベルギー、ブリュッセルにおいてフランス人の家庭に生まれる。パリ音楽院で学ぶ。1914年から長期間にわたってパリ音楽院教授を務めた。第二次世界大戦中は、ユダヤ系のため公職追放に遭ったが、戦後1944年に復帰した。ヨーロッパやアジアで幅広く演奏活動を行いうと同時に、モニク・アース、クララ・ハスキル、ソロモン、イヴォンヌ・ロリオ、安川加壽子、田中希代子、井上二葉、遠藤郁子、原智恵子など、数多くの名ピアニストを輩出した。
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2021年8月26日
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番/第15番/第14番/室内交響曲
指揮:アンドリス・ネルソンス
管弦楽:ボストン交響楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG45017~8
ラトヴィア出身の俊英指揮者、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズ第5弾。
指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団カペルマイスターに就任。
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2021年8月23日
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第1番~第5番)
ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン
指揮:サイモン・ラトル
管弦楽:ロンドン交響楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG45005~7
ツィメルマンが、2020年のベートーヴェン生誕250年に、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を約30年ぶりに再録音。今回の新録音は、サー・サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団との共演。
ピアノのクリスチャン・ツィメルマン(1956年生れ)は、ポーランド出身。1973年「ベートーヴェン国際音楽コンクール」優勝。1975年第9回「ショパン国際ピアノコンクール」に史上最年少の18歳で優勝。1999年には、ショパン没後150年を記念して、ポーランド人の若手音楽家をオーディションで集めた「ポーランド祝祭管弦楽団」を設立した。2005年、フランスのレジオン・ドヌール勲章(シュバリエ章)を受章。
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2021年8月19日
ブルックナー:交響曲第1番~第9番
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC-6386~94
このCDアルバムは、2009年から 2019年にかけて、ベルリン・フィルで演奏されたブルックナーの交響曲 9曲を、8人の巨匠指揮者によって演奏された全集。ブルックナー没後125年を記念して、SACDハイブリッド盤で発売。
◇
<DISC1>
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1865/66リンツ版)
指揮:小澤征爾
録音:2009年1月29-31日
<DISC2>
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(第2稿1877年版)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2019年5月23-25日
<DISC3>
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1873年版初稿)
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
録音:2017年12月8-10日
<DISC4>
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》(1878/80年)
指揮:ベルナルド・ハイティンク
録音:2014年3月13-15日
<DISC5>
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
指揮:ベルナルド・ハイティンク
録音:2011年3月10-12日
<DISC6>
ブルックナー:交響曲第6番イ長調
指揮:マリス・ヤンソンス
録音:2018 年1月25-27日
<DISC7>
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1885 年版)
指揮:クリスティアン・ティーレマン
録音:2016年12月15-17日
<DISC8>
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年版)
指揮:ズービン・メータ
録音:2012年3月15-17日
<DISC9>
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 (サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカによる4楽章完成版/1985-2008年・2010年改訂)
指揮:サー・サイモン・ラトル
録音:2018年5月26日
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2021年8月16日
ショパン:前奏曲集 op.28
前奏曲第25番 嬰ハ短調 op.45
前奏曲第26番 変イ長調(遺作)
幻想ポロネーズ変イ長調 op.61(ポロネーズ第7番)
幻想即興曲 op.66(即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作)
ピアノ:小林愛実
CD:ワーナーミュージック・ジャパン WPCS-13836
ピアノの小林愛実(1995年生まれ)は、山口県宇部市出身。 2005年「全日本学生音楽コンクール」小学生部門で全国優勝。2009年「アジア太平洋国際ショパンピアノコンクール(韓国)」でJr部門優勝。2011年「ショパン国際コンクールin Asia」コンチェルトで金賞を受賞。第5回「福田靖子賞」受賞。2009年サントリーホールにおいてメジャー・デビュー記念コンサートを開催したが、同ホールソロとしては、日本人最年少記録、女性ピアニスト最年少記録。2011年桐朋女子高等学校音楽科に入学。2013年米国カーティス音楽院に留学。海外では、カーネギー・ホールへ出演。パリ、ポーランド、ブラジル等で演奏。2011年 カーネギー・ホールにおいて、小澤征爾が芸術監督を務めた日本フェスティヴァルにおいてソロ・リサイタルを行う。2012年「ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール」のヤングアーティスト部門で第3位入賞。2015年「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト。
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2021年8月12日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111
ピアノ:小山実稚恵
CD:ソニーミュージック SICC19054
このCDは、2020年の”ベートーヴェン生誕250年記念イヤー”に発売した、初のベートーヴェン:ピアノ・ソナタアルバム「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番/ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』」に続く、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2弾となる小山実稚恵の最新アルバム。小山実稚恵は、2019年から後期の傑作「ピアノ・ソナタ第28・29・30・31・32番」を軸にした演奏会シリーズ「ベートーヴェン、そして・・・」を全国(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)展開中。
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2021年8月09日
モーツァルト:セレナード第11番 変ホ長調 K.375
セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361
古楽器オーケストラ:ベルリン古楽アカデミー
クセニア・レフラー(オーボエ)
ミヒャエル・ボッシュ(オーボエ)
エルンスト・シュラーダー(クラリネット/バセットホルン)
マルクス・シュプリンガー(クラリネット)
ベンヤミン・ライセンベルガー(クラリネット)
フィリップ・カステホン(バセットホルン)
エルヴィン・ヴィーリンガ(ホルン)
ミロスラフ・ロヴェンスキ(ホルン)
ヤナ・シュヴァドレンコヴァー(ホルン)
ヴィクトリア・ハウアー(ホルン)
ジェーン・ガワー(ファゴット)
エクハルト・レンツィング(ファゴット)
クリスティーネ・シュティハー(コントラバス)
CD:キングインターナショナル KKC-6378
モーツァルトの「グラン・パルティータ」は、通常の八重奏(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2)にさらに管楽器4本とコントラバスを加えた13人という編成で、全7楽章演奏時間は約50分を要する大規模な作品。カップリングには、全5楽章モーツァルトが好んだ調性変ホ長調で書かれ、モーツァルトならではの瑞々しい色彩を持ち、各楽器の掛け合いが聴きもののセレナード第11番を収録。
ベルリン古楽アカデミーは、1982年に東ベルリンに設立された古楽器オーケストラ。1994年よりハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルに積極的な録音を行う。2006年にゲオルク・フィリップ・テレマンの「リコーダー協奏曲集」の録音に対し、数々の賞を受賞した。
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2021年8月05日
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
指揮&ヴァイオリン:三浦文彰
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
CD:avex CLASSICS AVCL84120
ヴァイオリンの三浦文彰(1993年生まれ)は、東京都出身。6歳から徳永二男氏に師事。その後、ウィーン私立音楽大学で学ぶ。2006年「ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール」第2位。そして2009年世界最難関とも言われる「ハノーファー国際コンクール」において、史上最年少の16歳で優勝。その後、モスクワ、ドイツ、スイスなどで開催される音楽祭に数多く出場。さらに北ドイツ放送交響楽団やウィーン室内管弦楽団などのオーケストラと共演するなど、国際的な活動を展開する。2009年度第20回「出光音楽賞」受賞。
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