クラシック音楽 新譜CD情報


2022年8月11日

★ヨハネス・クルンプ指揮ハイデルベルク交響楽団のハイドン:交響曲第107番/第11番/第32番/第15番

ハイドン:交響曲第107番 変ロ長調 Hob.I:107
     交響曲第11番 変ホ長調 Hob.I:11
     交響曲第32番 ハ長調 Hob.I:32
     交響曲第15番 ニ長調 Hob.I:15

指揮:ヨハネス・クルンプ

管弦楽:ハイデルベルク交響楽団

CD:キングインターナショナル KKC6544

 ピリオド・アプローチによるハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲全曲録音シリーズ。同シリーズは、鬼才トーマス・ファイが率いて録音を進めていたが、2014年トーマス・ファイが事故で録音がストップとなった。2016年よりベンヤミン・シュピルナー指揮のもと録音を再開。そして2020年からはヨハネス・クルンプを新たな音楽監督に就任した。このCDは、同シリーズ第26巻で、ハイドンがモルツィン伯爵に仕えていた時代からエスターハージー宮殿に仕える前の1760年から1761年頃に作曲された4つの交響曲を収録。なお、第107番は、1950年代に入ってから交響曲に分類されたため、大きな番号が与えられている。

 指揮のヨハネス・クルンプ(1980年生まれ)は、ドイツ、シュトゥットガルト出身。2013年に、1958年創立のエッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団の首席指揮者・音楽監督に就任。クルンプは、このドイツの地方の室内オーケストラを一躍注目の楽団に引き上げた。クルンプは「ハイドンの初期の作品は演奏される機会が少なく、私たち音楽家さえほとんど知らないというのが現状です。これらの初期作品はハイドンの独創性にあふれ私たちに喜びを与えてくれます」と語っている。

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