2025年10月27日
マーラー:交響曲第2番 ハ短調 《復活》
指揮:カーチュン・ウォン
管弦楽:ハレ管弦楽団
ソプラノ:マサバネ・セシリア・ラングワナシャ
メゾ・ソプラノ:サラ・コノリー
合唱:ハレ合唱団
録音:2025年1月16日、イギリス、マンチェスター、ブリッジウォーター・ホール(ライブ録音)
CD:東京エムプラス TMP CDHLD-7568JP(SONY DADCプレス盤/日本向け限定生産)
同世代の中でも圧倒的な存在感を放つ指揮者、カーチュン・ウォン。首席指揮者として日本フィルとの「マーラー・シリーズ」を推し進める中、同じく首席指揮者を務めるイギリスのハレ管弦楽団と演奏したマーラー「復活」のライヴ録音がリリースされる。古くは交響曲第9番のイギリス初演を行い、その後もバルビローリ、シュテンツ、エルダーといった指揮者の下でマーラー演奏の伝統を築いてきたハレ管弦楽団が満員の聴衆を熱狂させ、批評家からも絶賛された渾身の演奏。
指揮のカーチュン・ウォン(1986年生まれ)は、シンガポール出身。名指揮者クルト・マズア(1927年―2015年)の愛弟子で、マズアの晩年はしばしば指揮台を共にする機会に恵まれる。2016~7年にロサンゼルス・フィルハーモニックの「ドゥダメル・フェローシップ・プログラム」を受ける。また、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学においてオーケストラ/オペラ指揮の音楽修士号を取得。2016年「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で優勝し、一躍その名を世界に知られる。2019年12月、33歳という若さでシンガポールとドイツの文化交流並びにドイツ音楽文化の海外普及における献身的な取り組みと顕著な功績により、シンガポール出身の芸術家として初めてドイツ連邦大統領より功労勲章を与えられた。2020/2021年シーズンには、ニューヨーク・フィルハーモニックへのデビュー、そしてチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団へのデビューに加えトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団との共演も果たした。2023年9月に日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。同時にドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2024年9月イギリスのハレ管弦楽団首席指揮者及びアーティスティック・アドバイザーに就任。
