クラシック音楽 新譜CD情報


2025年10月23日

★笹沼 樹と上田晴子のレコーディング第1集 ”夜と光の出会うところ”

R. シュトラウス: チェロ・ソナタ ヘ長調 Op. 6
グラズノフ: 吟遊詩人の歌 Op. 71
ラフマニノフ: サロンの小品 Op. 6
        ヴォカリーズ Op. 34, No. 14
プロコフィエフ:アダージョ 「シンデレラ」より Op. 97 bis
        チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 119
ラフマニノフ: ロマンス(リート)

CD:コジマ録音  ALM-7311

チェロ:笹沼 樹

ピアノ:上田晴子

 このCDは、輝かしい経歴を積みパリ国立高等音楽院で教鞭を執る上田晴子と、近年、比類ない存在感を放つ笹沼 樹。世代を超えて共鳴し合うデュオが遂に形にしたファン待望のレコーディング第1集。

 チェロの笹沼 樹(1994年生まれ)は、東京都新宿区出身。2011年第65回「全日本学生音楽コンクール」チェロ部門の高校の部で第1位となり、日本放送協会賞も受賞。2012年第10回「ビバホールチェロコンクール」に入賞し聴衆賞を受賞。2013年3月、桐朋女子高等学校音楽科チェロ科を首席で卒業。同年4月、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに入学。同時に学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科にも入学。2013年東京芸術大学の4名と桐朋学園大学の4名によってラ・ルーチェ弦楽八重奏団が結成され、メンバーとして活動を開始。2014年10月から弦楽四重奏団「カルテット・アマービレ」に参加。2016年9月に、「カルテット・アマービレ」として「ミュンヘン国際音楽コンクール」の弦楽四重奏部門で第3位に入賞し特別賞を受賞。2020年3月、桐朋学園大学大学院音楽研究科の修士課程を修了。2021年10月より、石田泰尚が率いる弦楽合奏団「石田組」にも所属。2022年ソニー音楽財団より第20回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」のチェロ部門を受賞。同年9月には、フランスのパリにあるエコールノルマル音楽院で第3課程の特待生となる。2023年4月1日付けで東京交響楽団の客演首席チェロ奏者に就任。2024年ベルギーの学術機関であるエリザベート王妃音楽院にてアーティスト・イン・レジデンスの室内楽部門に在籍。

 ピアノの上田晴子は、東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修了後、渡仏し、パリ・ヨーロッパ音楽院卒業。1986年「ロン・ティボーコンクール」入賞、1988年「ポルトーコンクール」入賞、特別賞、1991年「ウィニアスキーヴァイオリンコンクール」最優秀ソナタ賞を受賞するなど数々の受賞歴を持つ。ソリスト、室内楽奏者として、日、欧で演奏活動を行う。現在は、パリ国立高等音楽院室内学科助教授を務め、弦楽器クラス(カントロフ、パスキエ)の伴奏者も兼任。

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