2022年4月28日
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
管弦楽:イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
独唱:ニック・プリッチャード(福音史家:テノール)
ウィリアム・トーマス(イエス:バス)
アレックス・アシュワース(ピラト、アリア:バス)
ジュリア・ドイル(アリア:ソプラノ)
アレクサンダー・チャンス(アルト・アリア:カウンタ―テノール)
ピーター・ダヴォレン(アリア:テノール)
マイケル・ラファティ(ペテロ:バリトン)
アリソン・ポンスフォード=ヒル(侍女:ソプラノ)
ガレス・トレセダー(従僕Ⅰ:テノール)
ジョナサン・ハンレー(従僕Ⅱ:テノール)
合唱:モンテヴェルディ合唱団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45041~2
指揮のジョン・エリオット・ガーディナー(1943年生まれ)は、イギリス出身。ケンブリッジとロンドンのキングズ・カレッジで学ぶ。ケンブリッジの学生時代の1964年に「モンテヴェルディ合唱団」を結成して、その活動が一躍世界的注目を浴びる。その折に結成したオリジナル楽器によるオーケストラが「イングリッシュ・バロック・ソロイスツ」へと発展していった。つまり、ガーディナーは、モンテヴェルディ合唱団とイングリッシュ・バロック・ソロイスツの両方の創始者として古典派音楽の演奏で活躍を見せ、その名は世界的に定着することになる。1990年には、ロマン派音楽のレパートリー開拓を目指して、「オルケストル・レヴォリューショネール・エ・ロマンティーク」を新たに結成した。1998年にエリザベス2世よりナイトに叙任された。
この録音は、1986年のアルヒーフ・レーベルへの録音、2003年のSDGレーベル録音に続く、ガーディナーにとって3度目の『ヨハネ受難曲』。2021年4月の聖金曜日にオックスフォードのシェルドニアン劇場で演奏、全世界にライヴ配信され高い評価を得た。