クラシック音楽 新譜CD情報


2021年12月20日

★井上道義指揮新日本フィルのショスタコーヴィチ:交響曲第8番/ジャズ組曲第2番抜粋<ライヴ録音>


ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 作品65
          ステージ・オーケストラのための組曲(ジャズ組曲第2番)より
             行進曲/リリック・ワルツ/小さなポルカ/ワルツ第2番/ダンス第1番

指揮:井上道義

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2021年7月3日、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィアレコード  OVCL-00761

 指揮の井上道義(1946年生れ)は、1971年「グィード・カンテッリ指揮者コンクール」優勝。1983年~1988年 新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督。1990年~1998年 京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者。1998年 フランス政府より芸術文化勲章「シェヴァリエ」を受賞。2007年~2018年オーケストラ・アンサンブル金沢ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドヴァイザー音楽監督。2014年~2017年大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者。2016年第24回「渡邉暁雄音楽基金」特別賞、「東燃ゼネラル音楽賞」受賞。

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2021年12月16日

★エベーヌ弦楽四重奏団の”ラウンド・ミッドナイト” ~ デュティユー、メルラン、シェーンベルクの夜にまつわる作品集~


アンリ・デュティユー:「夜はかくの如し」(弦楽四重奏のための)
ラファエル・メルラン:「ナイト・ブリッジ」
             (弦楽六重奏のための夜想詩~デュティユーからシェーンベルクへの
              ジャンクションによるナイト・ジャズ・スタンダード)
アルノルト・シェーンベルク:「浄められた夜」Op.4(弦楽六重奏版)

弦楽四重奏:エベーヌ弦楽四重奏団

        ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)、
        ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)、
        マリー・シレム(ヴィオラ)
        ラファエル・メルラン(チェロ)

ヴィオラ:アントワン・タメスティ
チェロ:ニコラ・アルトシュテット

CD:ワーナーミュージックジャパン(Erato-9029664190)

 エベーヌ弦楽四重奏団は、「ジャズ・バンドへ自在に変容することができる弦楽四重奏団」(ニューヨーク・タイムズ紙)として現在注目を浴びている。パリでイザイ弦楽四重奏団など優れた音楽家の下で研鑽を積み、2004 年権威あるARDミュンヘン国際コンクール優勝(合わせて5つの特別賞を受賞)に続き、2005年フォルベルグ・シュナイダー財団よりベルモント賞を贈られた。2006年に英BBCの「新世代アーティスト」に選ばれ、2007年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラスト・アワードを受賞。2009年にはヴァージン・クラシックス・レーベルと契約。ドビュッシー、ラヴェル、フォーレ作品によるCDは、ECHO-KLASSIK「最優秀室内楽レコード賞」、ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック「ショック賞」、グラモフォン誌「年間最優秀レコード賞」など数々の賞を受賞。2010年にはジャズとポピュラーによるCD「フィクション」(ECHO 賞受賞)をリリース。2012年に再びECHO 賞を受賞。

 エベーヌ四重奏団の今回の新作は、”ラウンド・ミッドナイト”と題された”夜”にまつわる1枚。

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2021年12月13日

★初演のオーケストラ、ロト指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の「ドン・キホーテ」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「ロマンス」


リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
ロマンス (1883)~チェロと管弦楽のための

チェロ:ジャン=ギアン・ケラス
ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン

指揮:フランソワ=グザヴィエ・ロト

管弦楽団:ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

CD:キングインターナショナル KKC-6417

 指揮のフランソワ=グザヴィエ・ロト(1971年生まれ)は、フランス、パリ出身。パリ音楽院でフルートと指揮法を学ぶ。 2000年「ドナテッラ・フリック国際指揮者コンクール」で優勝。その後、ロンドン交響楽団に補助指揮者として在籍して指揮者としての経験を積む。2003年に革新的オーケストラ「レ・シエクル」(フランス語で全世紀の意味)を結成してその指揮者を務める。2011年から2016年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者を務めた後、現在、ロンドン交響楽団首席客演指揮者、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団首席指揮者およびケルン市音楽総監督を務めている。 

 ギュルツェニヒ管弦楽団は、1895年11月に「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、また、1898年に「ドン・キホーテ」を初演している。

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2021年12月09日

★飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団のブラームス:「ドイツ・レクイエム」


ブラームス:「ドイツ・レクイエム」作品45

         第1楽章:悲しむ人々は幸いである
         第2楽章:人は皆、草のようで
         第3楽章:教えて下さい、主よ、
         第4楽章:あなたのいますところは、どれほど愛されていることでしょう
         第5楽章:今はあなたがたも、悲しんでいる
         第6楽章:わたしたちはこの地上に永続する都を持っておらず
         第7楽章:主に結ばれて死ぬ人は幸いである

指揮:飯森範親

管弦楽:日本センチュリー交響楽団

ソプラノ:石橋栄実
バス・バリトン:平野 和

合唱:日本センチュリー合唱団
   ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団

CD:マイスターミュージック MM-4098

 指揮の飯森範親(1963生まれ)は、1986年桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンへ留学。1989年からバイエルン国立歌劇場でサヴァリッシュのもとで研鑚を積む。1994年東京交響楽団専属指揮者に就任。1994年CD録音での成功が高く評価され、モスクワ放送交響楽団特別客演指揮者(1994年~1998年)に就任。1995年~2002年広島交響楽団正指揮者。2001年バーデン=ヴュルテンベルク州のヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督に就任(現首席客演指揮者)。2004年山形交響楽団の常任指揮者、2007年より同楽団音楽監督に就任し、現在は同楽団芸術総監督。2006年度(平成18年度)「芸術選奨新人賞」を受賞。2014年日本センチュリー交響楽団首席指揮者に就任。

 ブラームスの「ドイツ・レクイエム」は、指揮者の飯森範親にとってライフワークであるという。かつてバイエルン州立歌劇場でサヴァリッシュについて学んでいた折に、身近に接していた作品の一つであり、その後、ドイツで指揮を執った演奏会においても大好評を博している。

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2021年12月06日

★小林道夫のバッハ:ゴルトベルク変奏曲<ライヴ録音盤>


バッハ:ゴルトベルク変奏曲

<Disc 1>

  アリア
  第1変奏~第15 変奏

<Disc 2>

  第16 変奏~第30 変奏
  アリア

  コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV 699

チェンバロ:小林道夫

収録: 2020年12月12日、紀尾井ホール(ライヴ録音)

 小林道夫(1933年生まれ)は、バロック音楽、特にバッハのスペシャリストとして名高いチェンバロ奏者でありピアノ奏者。伴奏ピアニストとしても名高い。1955年東京藝術大学卒業。1956年「毎日音楽新人奨励賞」を受賞。1965年デトモルト音楽大学へ留学。1972年ザルツブルク国際財団からモーツァルテウム記念メダルを授与。1979年「モービル音楽賞」を受賞。

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2021年12月02日

★アシュケナージのバッハ:イギリス組曲第1番~第3番とバッハ:ピアノ協奏曲第1番


<CD1>

バッハ:イギリス組曲第1番 イ長調 BWV806
    イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807
    イギリス組曲第3番 ト長調 BWV808

<CD 2>

バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052

ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ

指揮:デイヴィッド・ジンマン

管弦楽:ロンドン交響楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCD-45014~5

 このCDは、「J.S.バッハ:フランス組曲 全曲」以来4年ぶりとなる、バッハの3つのイギリス組曲を収録。さらに、20代のアシュケナージが初めてバッハの作品を録音し、世界的なピアニストとして名声を確立した1965年のデイヴィッド・ジンマン指揮ロンドン交響楽団との共演「ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052」のリマスター版をカップリング。

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2021年11月29日

★ハインツ・ホリガー指揮バーゼル室内管弦楽団のシューベルト:交響曲全集(全8曲)


<DISC 1>

シューベルト:歌劇「フィエラブラス」 D 796:序曲
       交響曲 第5番 変ロ長調 D 485
       交響曲 第1番 ニ長調 D 82

<DISC 2>

シューベルト:交響曲 第3番 ニ長調 D 200
       歌劇「悪魔の別荘」 D 84:序曲
       歌劇「アルフォンゾとエストレッラ」 D 732:序曲
       交響曲 第2番 変ロ長調 D 125

<DISC 3>

シューベルト:イタリア風序曲 D 590
       交響曲 第6番 ハ長調 D 589
       交響曲 第4番 ハ短調 D 417 「悲劇的」

<DISC 4>

シューベルト:アンダンテ ロ短調 D 936a (ローランド・モーザーによる管弦楽編曲版)
       交響曲第7番 ロ短調 D 759 「未完成」
       木管九重奏曲 変ホ短調 D 79 「小葬送曲」
       「エコーラウム(響きの部屋)」
          ~シューベルトの 「小葬送曲」 D 79に基づくシューベルト
        6つのドイツ舞曲 D 820(ヴェーベルンによる管弦楽編曲版)
         [第1番 変イ長調/第2番 変イ長調/第3番 変イ長調/第4番 変ロ長調/
          第5番 変ロ長調/第6番 変ロ長調]

<DISC 5>

シューベルト:劇付随音楽「魔法の竪琴(ロザムンデ)」序曲 D 644
       交響曲 第8番 ハ長調 D 944 「ザ・グレイト」

指揮:ハインツ・ホリガー

管弦楽:バーゼル室内管弦楽団

 ハインツ・ホリガー(1939年生まれ)は、スイス出身のオーボエ奏者、指揮者、作曲家。ベルン音楽院とバーゼル音楽院で学ぶ。作曲は、ヴェレシュ・シャーンドルとピエール・ブーレーズに師事。オーボエは、スイスでエミール・カッサノウ、パリ音楽院でピエール・ピエルロ、ピアノはイヴォンヌ・ルフェビュールに師事。オーボエのソリストとしては、1959年「ジュネーヴ国際音楽コンクール」、1961年「ミュンヘン国際音楽コンクール」でそれぞれ優勝した国際的に名声ある演奏家。献呈されたオーボエ作品も数多い。オーボエ奏者としてのレパートリーは、バロック音楽から現代音楽にまで広範囲にわたり、ホリガー木管アンサンブルも主宰。また、指揮者としてはヨーロッパ室内管弦楽団のほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団などを指揮している。

 このCDは、ハインツ・ホリガーが、2017〜20年にかけてバーゼル室内管弦楽団と録音したシューベルトの交響曲全集。交響曲8曲・序曲4曲に加え、シューベルトにインスパイアされたスイスの作曲家ローランド・モーザーによる作品までを収録。スイスの名チェンバー・オーケストラ、バーゼル室内管弦楽団は、クラシカル・ボウとガット弦を使用した両翼配置の弦やピリオド楽器を使用。

 

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2021年11月25日

★ダニール・トリフォノフの バッハ ”アート・オヴ・ライフ(「音楽の父」から「家族の父へ」)”


<CD1>

J.C.バッハ:ソナタ 第5番 イ長調 作品17の5
W.F.バッハ:ポロネーズ 第8番 ホ短調 F.12の8
C.P.E.バッハ:ロンド ハ短調 Wq.59の4 H.283
J.C.F.バッハ:「ああ、お母さん聞いて」による変奏曲
アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳(1725年)から
  作者不詳:ミュゼット ニ短調 BWV Anh.126
      :アリア《わが魂よ、とくと思いみよ》BWV509
      :メヌエット イ短調 BWV Anh.120
      :メヌエット ヘ長調 BWV Anh.113
      :ポロネーズ ヘ長調 BWV Anh.117b
      :ポロネーズ ニ短調 BWV Anh.128
J.S.バッハ:コラール《己が平安に帰りて静まれ》 BWV511
ペツォールト:メヌエット ト長調 Anh.114
作者不詳:メヌエット ト長調 BWV Anh.116
C.P.E.バッハ:ポロネーズ ト短調 BWV Anh.125
作者不詳:メヌエット ハ短調 BWV Anh.121
シュテルツェル:アリア《汝が我がそばに居てくれるのなら》BWV508
J.S.バッハ/ブラームス編:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から)
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080(第1コントラプンクトゥス~第5コントラプンクトゥス)

<CD2>

J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080(第6コントラプンクトゥス以降)<ダニール・トリフォノフによる第14コントラプンクトゥス完成版付き>
J.S.バッハ/ヘス編:主よ、人の望みの喜びよ(「心と口と行いと生活で」 BWV147から)

ピアノ:ダニール・トリフォノフ

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45035~6

 ピアノのダニール・トリフォノフ(1991年生れ)はロシア、ニジニ・ノヴゴロド出身。グネーシン音楽大学、クリーブランド音楽院で学ぶ。2010年第16回「ショパン国際ピアノコンクール」第3位。2011年「ルービンシュタイン国際コンクール」第1位。同年第14回「チャイコフスキー国際コンクール」第1位。

 このCDは、”音楽の父”J.S.バッハの最晩年の作品「フーガの技法」をはじめ、バッハの息子たちが書いた作品や、二人目の妻、アンナ・マグダレーナ・バッハに贈った音楽帳など、バッハの家庭に覗き込めるような曲目を取り上げている。フーガの技法では、トリフォノフ自作の第14コントラプンクトゥス完成版も収録。

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2021年11月22日

★ウィーンの伝統の正統な継承者ルドルフ・ブッフビンダーによるベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集


<CD1>

  ①ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15

    アンドリス・ネルソンス指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

  ②ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19

    マリス・ヤンソンス指揮/バイエルン放送交響楽団

<CD2>

  ③ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37

    ワレリー・ゲルギエフ指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

  ④ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58

    クリスティアン・ティーレマン指揮/シュターツカペレ・ドレスデン

<CD3>

  ⑤ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73《皇帝》

    リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ピアノ:ルドルフ・ブッフビンダー

CD:ユニバーサルミュージック UCCG45032~4(ライヴ録音)

 ピアノのルドルフ・ブッフビンダー(1946年生れ)は、オーストリア出身。5歳の時、最も若い学生としてウィーン音楽大学への入学を認められる。9歳で最初の公開演奏会を開く。1966年「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」特別賞、1967年「ベートーヴェン・ピアノコンクール」第1位を獲得した。1961年ウィーン三重奏団の一員として「ミュンヘン国際音楽コンクール」で第1位。1976年ハイドンのピアノ曲全曲録音によって「グランプリ・デュ・ディスク」を受賞した。また、ウィーン交響楽団とのモーツァルト「ピアノ協奏曲全曲チクルス」のCDは、高名な批評家ヨアヒム・カイザーによって1998年の「CDオブ・ザ・イヤー」に選ばれた。レパートリーは幅広いが、とりわけベートーヴェンの専門家として名高い。

 このCDは、ベートーヴェン生誕250年を記念して、2019/20年シーズンにウィーン楽友協会が150年の歴史上初めて、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を演奏する栄誉をブッフビンダーに与えた演奏会シリーズの貴重な記録。ウィーンの伝統の正統な継承者、現代最高のベートーヴェン・マイスターによる3度目のベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集。

 

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2021年11月18日

★フルトヴェングラー指揮「バイロイトの第9」(1951年7月29日)の全貌が初めて明らかに


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」ニ短調Op.125

指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団

独唱:エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
   エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
   ハンス・ホップ(テノール)
   オットー・エーデルマン(バス)

バイロイト祝祭合唱団

録音:1951年7月29日/バイロイト祝祭劇場(ライヴ録音)

CD:キングインターナショナル BIS SA-9060

 これは、1951年7月29日、スウェーデン放送によって中継放送された番組、冒頭の4か国語(ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語の順)によるアナウンスから巨匠フルトヴェングラーの入場、渾身の指揮、やや長めのインターバルをはさみ、最後の2 分半以上に及ぶ大歓声と嵐のような拍手(と番組終了のアナウンス)まで、85 分間、一切のカットなしに当夜のすべての音をSACDハイブリッド盤に初めて収録したCD。

 冒頭アナウンスは「1951年バイロイト音楽祭。バイエルン放送がリヒャルト・ワーグナー音楽祭(バイロイト音楽祭)のオープニング・コンサートをバイロイト祝祭劇場からドイツ・オーストリア放送、英国放送、フランス放送、ストックホルム放送を通じてお届けします。曲はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番です」というもの。70年もの間スウェーデン放送局に眠っていた「バイロイトの第九」放送音源が遂に再現された。

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