クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2011年 12月

2011年12月29日

★辻井伸行、2011年11月10日、音楽の殿堂カーネギーホールに立つ!(ライヴ録音)


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
リスト:リゴレット・パラフレーズ
辻井伸行:「ジェニーへのオマージュ」

録音:2011年11月10日、ニューヨーク・カーネギーホール(ライヴ録音)

CD:エイベックス・クラシックス AVCL25747

 辻井伸行がついに音楽の殿堂、世界の檜舞台、カーネギーホールに登場。これはその記念すべきライヴ録音。2009年6月のヴァン・クライバーン・コンクール優勝したが、今回、カーネギーホールが自ら主催する「鍵盤の達人」シリーズに登場。2012年11月10日に、いわゆる大ホールでソロ・リサイタルを行い、大成功を収めた時のライヴ録音盤。

 

 

 

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2011年12月27日

★ピエール=ロラン・エマール/リスト生誕200年記念 リスト・プロジェクト


<CD1>
リスト:悲しみのゴンドラ S.200
ワーグナー:マティルデ・ヴェーゼンドンク夫人のアルバムのためのソナタ 変イ長調
リスト:灰色の雲 S.199
ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
リスト:凶星!(不運) S.208
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番 ヘ長調 作品68 《黒ミサ》
リスト:ピアノ・ソナタロ短調

<CD2>
リスト:エステ荘の糸杉に寄せて―葬送歌(巡礼の年 第3年 S.163 第2曲)
バルトーク:4つの哀歌 作品9a Sz45 第4曲
リスト:伝説 S.175 第1曲:小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
ストロッパ(1959- ):タンガタ・マヌ(鳥人)
リスト:エステ荘の噴水(巡礼の年第3年 S.163 第4曲)
ラヴェル:水の戯れ
メシアン:カオグロヒタキ(鳥のカタログ 第2巻 第4番)
リスト:オーベルマンの谷(巡礼の年第1年スイス 第6曲)

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

録音:2011年5月 ウィーン

CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1551/2 (2枚組) (SHM-CD)

 ピエール=ロラン・エマール(1957年生まれ)は、フランス・リヨン出身のピアニスト。1973年、オリヴィエ・メシアン国際コンクール優勝。1977年にブーレーズの招きで、アンサンブル・アンテルコンタンポランの創設メンバーに名を連ねる。今回、リスト生誕200年を記念して2枚組みのCDアルバムを発売。これは、リストとその同時代の作曲家や彼が影響を与えた作曲家たちの作品集となっている。現代音楽のエキスパート、エマールが明らかにするリストの先進性と、その多大な影響力を探る2枚組。

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2011年12月26日

★弦の国チェコの将来を担う若き団体 パヴェル・ハース四重奏団の新鮮ドヴォルザーク


ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」/ 第13番
 
弦楽四重奏:パヴェル・ハース四重奏団

録音:2010年6月3、6、29、30日/プラハ、ルドルフィヌム

CD:キング・インターナショナル(Supraphon) KKC-5170
 
 2004年にプラハ芸術アカデミー音楽部HAMU出身者で結成されたパヴェル・ハース四重奏団。2005年プラハの春音楽祭コンクール弦楽四重奏部門、さらに翌年にはイタリアの第7回ポルチアーニ弦楽四重奏コンクールでともに優勝。以後世界の主要なホール、音楽祭に出演して実績を積み上げ、現在最も注目される弦楽四重奏団の一つ。彼らが母国の大作曲家ドヴォルザークの名作2篇に挑戦。弦の国の伝統に新たな感覚を加えた解釈で、21世紀チェコ弦楽界の新しい息吹を鮮烈に感じさせてくれる。

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2011年12月23日

★ヒラリー・ハーン、米国の現代音楽のパイオニア アイヴズ:ヴァイオリンソナタ第1~4番を弾く


アイヴズ: ヴァイオリン・ソナタ第1番/第2番/第3番/第4番「キャンプの集いの子供の日」

ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン

ピアノ:ヴァレンティーナ・リシッツァ

録音:2009年4月 ニューヨーク、ラインベック、クラブハウス

CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1554(国内盤のみSHM-CD)

人気&実力ともNo.1のアメリカ人ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの最新作はアメリカ現代音楽のパイオニアのチャールズ・アイヴズのヴァイオリン・ソナタ集。ヒラリー・ハーン久々の室内楽アルバム。アイヴズ(1874年―1954年)は、エール大学で作曲を学ぶが、生計を立てるため保険会社に入社。その後、自ら保険会社を設立し、趣味として作曲活動を行う。作風は米国初の前衛音楽ともいうべき作品を書いたが、生前はほとんど演奏されなかった。現在では、その作品の独創性が高く評価されており、交響曲を初めとした作品がコンサートでしばしば取り上げられるようになっている。

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2011年12月20日

★「NHK交響楽団」85周年記念シリーズ:ラヴェル、リスト、ベートーヴェン/ミケランジェリ、グルダ


ラヴェル:ピアノ協奏曲 
リスト:ピアノ協奏曲第1番 
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ/フリードリヒ・グルダ

指揮: アレクサンダー・ルンブフ/ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ロブロ・フォン・マタチッチ

管弦楽: NHK交響楽団

CD:KING INTERNATIONAL KKC-2005/6

 NHK 交響楽団は2011年10月5日に創立85年を迎え、それを記念して過去の名演の中から選りすぐりを初CD化。他では手に入らない、いずれも伝説となった公演。マスタリングはALTUSが担当。また、それぞれの演奏についての「音楽の友」誌あるいは「音楽芸術」誌に掲載された、当時の批評を採録。高名な評論家が褒めたり貶したりしているものを読みつつCDに耳を傾けることで、文章と実演を自身で確認できるという新しい試み。シリーズ第1弾は全8タイトル(KKC-2001/2~KKC-2015/16)。第2弾は2011年12月、第3弾は2012年2月。

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2011年12月16日

★ジンマン+チューリヒ・トーンハレ管のブラームス:交響曲全集(ライヴ盤)


ブラームス:交響曲第1番―第4番

指揮:デイヴィッド・ジンマン

管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

CD:ソニーミュージック SICC1507~9

 アメリカの指揮者デイヴィッド・ジンマンの75歳を記念した最新録音「ブラームス:交響曲全集」が発売された。 この「ブラームス交響曲全集」は、2010年4月に行なわれた2日間の演奏会での4曲がライヴ収録されたもの。ブラームスは、ジンマンの師でフランスの名指揮者ピエール・モントゥーの十八番であり、このジンマン+チューリヒ・トーンハレ(2010年までジンマンが音楽監督を務めた)の演奏でも、その正統的な解釈が受け継がれている。チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の本拠地「チューリヒ・トーンハレ」は、ブラームスの立ち会いのもと、1895年にオープンしたスイス屈指の音楽ホールであるが、トーンハレ管によるブラームス全集は今回のジンマン盤が初めてという。

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2011年12月15日

★バレンボイムのリスト:ピアノ協奏曲第1番&第2番(ライヴ録音)


~リスト生誕200年/バレンボイム演奏家デビュー60周年記念~

リスト:ピアノ協奏曲第1番&第2番
    (アンコール)
    コンソレーション第3番、忘れられたワルツ第1番

ピアノ:ダニエル・バレンボイム

指揮:ピエール・ブーレーズ

管弦楽:シュターツカペレ・ベルリン

録音:2011年6月ルール・ピアノ・フェスティヴァル、フィルハーモニー・エッセン(ライヴ録音)

CD:UCCG-1553(ドイツ・グラモフォン)<日本盤のみSHM-CD仕様>

  リスト生誕200年の2011年、二人の音楽界の巨人、バレンボイムとブーレーズはリストの2つの協奏曲をプログラムにしたコンサート・ツアーを敢行し大成功を収めた。このCDは、そのツアーから、ルール・ピアノ・フェスティヴァルの模様をライヴ収録したもの。ピアノ・ソロによるアンコール2曲も収めた、まさに記念碑的なディスク。

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2011年12月09日

★2年がかりで“ジンマン”が取り組むシューベルト交響曲全集


シューベルト:交響曲第7番「未完成」
ヴァイオリンと弦楽のためのロンドイ長調
ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ変ロ長調
ヴァイオリンと管弦楽のためのコンツェルトシュトッゥク ニ長調

指揮:デイヴィッド・ジンマン

管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

CD:ソニー・ミュージック SICC-1530

このCDは、2013年春まで2年がかりでジンマンが手がける「シューベルト:交響曲全集」。デイヴィッド・ジンマン(1936年生まれ)は、米国出身の指揮者。ミネソタ大学で音楽を学び、タングルウッド音楽センターで指揮活動に着手。ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、オランダ室内管弦楽団の首席指揮者を経て、ボルチモア交響楽団の音楽監督に就任し、米国屈指のオーケストラへと育て上げた。1995年、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督に迎えられ、現在に至っている。今回のレコーディング・プロジェクトは、ジンマンにとって待ち望んだ夢の実現。ピリオド演奏のスタイルを消化しつくしたジンマンとチューリヒ・トーンハレならではの緻密な音作りで、ロマン派の深淵を覗かせる「未完成」と、初期ロマン派の可憐なヴァイオリン作品集の魅力を際立たせている。

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2011年12月08日

★千住真理子が名器ストラディヴァリウス“デュランティ”で奏でる、なつかしき日本のメロディー


月の沙漠       加藤まさを/佐々木すぐる  
初恋          石川啄木/越谷達之助  
夕焼け小焼け   中村雨紅/草川信  
赤とんぼ        三木露風/山田耕筰  
故郷         高野辰之/岡野貞一  
荒城の月       土井晩翠/滝廉太郎  
椰子の実       島崎藤村/大中寅二  
もみじ         高野辰之/岡野貞一  
浜辺の歌       林古渓/成田為三  
宵待草        竹久夢二/多忠亮  
この道         北原白秋/山田耕筰  
早春賦        吉丸一昌/中田章  

ヴァイオリン:千住真理子

ピアノ:丸山滋, 山洞智, 藤井一興, 朝川朋之

録音:2011年7月―9月、ソニー・ミュージック・スタジオ東京

CD:EMIミュージックジャパン TOCE‐56398

 ヴァイオリンの千住真理子は、12歳でプロデビュー。1977年、15歳の時に、第46回日本音楽コンクールを最年少で優勝。1979年、17歳の時、第26回パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞(第4位)を果たす。使用ヴァイオリンは、約300年間誰にも弾かれずに眠っていた幻のイタリア国宝級の名器「ストラディヴァリウス・デュランティ」。千住真理子が「ストラディヴァリウス・デュランティ」と運命の出会いを果たしてから、2012年でちょうど10年を迎える。そして、その「デュランティ」がとうとう「日本のメロディ」と出合う。 千住真理子の兄であり日本を代表する作曲家の千住明が選びぬいた曲と、千住明・服部隆之・渡辺俊幸・小六禮次郎という豪華作曲家陣による編曲。

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2011年12月06日

★リッカルド・シャイー、初のベートーヴェン交響曲全集


ベートーヴェン:交響曲第1番~第9番+序曲8曲(プロメテウスの創造物/レオノーレ第3番/フィデリオ/コリオラン/エグモント/アテネの廃墟/命名祝日/シュテファン王)
 
指揮:リッカルド・シャイー

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

独唱:カテリーナ・ベラノーヴァ(ソプラノ)、リリ・パーシキヴィ(メッゾ・ソプラノ)、ロバート・ディーン・スミス(テノール)、ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス・バリトン)

合唱:ゲヴァントハウス合唱団(合唱指揮:グレゴア・マイヤー)/ゲヴァントハウス児童合唱団(合唱指揮:フランク=シュテフェン・エルスター)/MDR放送合唱団(合唱指揮:ハワード・アーマン)
 
録音:2007-2009年、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス

CD:ユニバーサル ミュージック(デッカ) UCCD-1307/11 (5枚組)

 マエストロ・シャイーがついにベートーヴェンを録音! リッカルド・シャイー(1953年生まれ)は、イタリア出身の指揮者。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団常任指揮者(1988年 – 2004年)などを経て、2005年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターに就任。以来、メンデルスゾーン、シューマン、バッハなどのディスクをリリースしてきたが、長いキャリアの中で、まだ録音のなかったベートーヴェンを2007年から2009年にかけて取り組み、ついに交響曲全集を完成させたもの。今回の全集は9曲の交響曲に加え、8曲の序曲も収録。ベートーヴェンを知り尽くしたオーケストラと21世紀の巨匠シャイーによる、デッカ久々のベートーヴェン全集。

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