2011年12月09日
シューベルト:交響曲第7番「未完成」
ヴァイオリンと弦楽のためのロンドイ長調
ヴァイオリンと管弦楽のためのポロネーズ変ロ長調
ヴァイオリンと管弦楽のためのコンツェルトシュトッゥク ニ長調
指揮:デイヴィッド・ジンマン
管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
CD:ソニー・ミュージック SICC-1530
このCDは、2013年春まで2年がかりでジンマンが手がける「シューベルト:交響曲全集」。デイヴィッド・ジンマン(1936年生まれ)は、米国出身の指揮者。ミネソタ大学で音楽を学び、タングルウッド音楽センターで指揮活動に着手。ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、オランダ室内管弦楽団の首席指揮者を経て、ボルチモア交響楽団の音楽監督に就任し、米国屈指のオーケストラへと育て上げた。1995年、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督に迎えられ、現在に至っている。今回のレコーディング・プロジェクトは、ジンマンにとって待ち望んだ夢の実現。ピリオド演奏のスタイルを消化しつくしたジンマンとチューリヒ・トーンハレならではの緻密な音作りで、ロマン派の深淵を覗かせる「未完成」と、初期ロマン派の可憐なヴァイオリン作品集の魅力を際立たせている。