クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2019年 5月

2019年5月30日

★2018年第10回「浜松国際ピアノコンクール」優勝者 ジャン・チャクムルのデビュー盤


ジャン・チャクムル

ベートーヴェン (リスト編曲) : アデライーデ
シューベルト : ピアノ・ソナタ第7番
ハイドン : アンダンテと変奏曲
ファジル・サイ : ブラック・アース (黒い大地)
バルトーク : 戸外にて
佐々木冬彦 : SACRIFICE (2017)

ピアノ:ジャン・チャクムル

CD:キングインターナショナル KKC-4169

 ピアノのジャン・チャクムル(1997年生れ)は、トルコ、アンカラ出身。2012年にアンカラの高校を卒業後、パリのスコラ・カントルムに留学し、2014年に首席で卒業。2017年「スコットランド国際ピアノコンクール」で第1位、2018年第10回「浜松国際ピアノコンクール」で第1位を受賞するなど、現在その活躍が最も期待される若手ピアニストの一人。なお、チャクムルは同コンクールの優勝者ツアーとして2019年4月より全国20公演を超える演奏会を開催。

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2019年5月27日

★クラリネットのアンドレアス・オッテンザマー、ユジャ・ワン&マリス・ヤンソンス指揮ベルリン・フィルとの共演盤


アンドレアス・オッテンザマー2

ブラームス:間奏曲イ長調作品118の2(編曲:ニコライ・ポポフ)
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調作品73: 1. Allegro
メンデルスゾーン:無言歌作品85の6/102の1(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)
ブラームス:旋律のように 作品105の1(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)
メンデルスゾーン:無言歌作品30の4/67の3(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)
ウェーバー:協奏的大二重奏曲(ピアノとクラリネットのための)変ホ長調作品48:
メンデルスゾーン:無言歌作品30の6/67の2/85の4(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)

クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー

ピアノ:ユジャ・ワン

指揮:マリス・ヤンソンス

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1835

 クラリネットのアンドレアス・オッテンザマー(1989年生まれ)は、オーストリア出身。2011年、22歳の若さでベルリン・フィルの首席奏者に就任した。父エルンストも、兄ダニエルもウィーン・フィルの首席奏者を務めるという、クラリネット一家。

 ピアノのユジャ・ワン (1987年生れ) は、中国、北京出身。北京の中央音楽学院で学ぶ。2003年ヨーロッパに続き2005年北米デビュー。2006年、最も有望な21歳以下のピアニストに与えられる「ギルモア・ヤング・アーティスト賞」を受賞。

 指揮のマリス・ヤンソンス(1943年生まれ)は、ラトビア出身。レニングラード・フィル副指揮者、ピッツバーグ交響楽団首席指揮者、バイエルン放送交響楽団首席指揮者、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団常任指揮者を歴任。

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2019年5月23日

★ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロシア国立交響楽団のプロコフィエフ:交響曲第2番/第3番


ヴラディーミル・ユロフスキー

プロコフィエフ:交響曲第2番/第3番

指揮:ウラディーミル・ユロフスキ

管弦楽:ロシア国立交響楽団<スヴェトラーノフ・オーケストラ>

CD:キングインターナショナル KKC-5992

 指揮のウラディーミル・ユロフスキ(1972年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。18歳でドイツに移住。音楽を学び、各地の歌劇場などで経験を積む。その後2001年グラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任し、数々の上演を行う。2007年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2011年ロシア国立交響楽団芸術監督、2017年ベルリン放送交響楽団首席指揮者に就任。そして2021年からバイエルン国立歌劇場音楽総監督に就任することが決まっている。

 ロシア国立交響楽団<スヴェトラーノフ・オーケストラ>は、ロシアで最も伝統のあるオーケストラの1つ。1936年にモスクワ音楽院大ホールにて初演を果たして活動を開始。アレクサンドル・ガウク、ナタン・ラフリン、コンスタンティン・イワノフ等が音楽監督を務める。特に、エフゲニー・スヴェトラーノフが音楽監督に就任して著しく成長し、<スヴェトラーノフ・オーケストラ>とも呼ばれるようになった。2011年にはウラディーミル・ユロフスキを音楽監督に迎えて現在に至る。

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2019年5月20日

★金子三勇士 リスト・リサイタル


金子三勇士

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
    コンソレーション(慰め)第3番 S.142
    「巡礼の年」第1年:スイス S.160から 第4曲:泉のほとりで
    メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
    献呈(シューマンの歌曲による) S.566

ピアノ:金子三勇士

CD:ユニバーサルミュージック UCCY-1097

 ピアノの金子三勇士は、1989年日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校にてハンガリーのピアノ教育第一人者チェ・ナジュ・タマーシュネーに師事。1997年と2000年に「全国連弾コンクール」優勝、2001年には「全国ピアノコンクール」9~11歳の部で優勝。2001年、飛び級(11歳)でハンガリー国立リスト音楽院大学に入学。2006年日本に帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入。2011年第12回「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。2012年第22回「出光音楽賞」を受賞。

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2019年5月16日

★巨匠ヴァレリー・アファナシエフの“私の愛する音楽 ハイドンからプロコフィエフへ”


ヴァレリー・アファナシェフ3

<DISC1>ハイドン:ピアノ・ソナタ第20番・第23番・第44番
<DISC2>ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番・第16番・第19番
<DISC3>シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番、4つの即興曲D.935
<DISC4>シューマン:ピアノ・ソナタ第1番、3つの幻想小曲集、アラベスク
<DISC5>ビゼー:半音階的幻想曲、フランク:前奏曲、コラールとフーガ、ドビュッシー:ベルガマスク組曲
<DISC6>プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番「戦争ソナタ」、伝説曲、ガヴォット、風刺

ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ

録音:2017年4月24日~26日(DISC1、2、5)7月3日~5日(DISC3、4、6)、ドイツ,フィアゼン,フェストハレ

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-19034~39(6枚組)

 ピアノのヴァレリー・アファナシエフ(1947年生れ)はモスクワ出身。モスクワ音楽院で学ぶ。1969年に「ライプツィヒ・バッハ国際コンクール」、1972年にブリュッセルで行われた「エリザベート王妃国際音楽コンクール」において優勝。1974年、ベルギーへ移住。以後、欧米各地でリサイタルを行うほか、世界の著名なオーケストラと共演。これまでに30枚以上のCDをリリース。ピアノ演奏にとどまらず、文学者の顔も持っている。これは、アファナシエフが「私の死後、残したい音楽はここにあります」として録音した6枚組CD。

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2019年5月13日

★ヴァイオリンのボムソリとピアノのブレハッチのフォーレ/ドビュッシー/シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ集


ブレハッチ

フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ
ショパン(ミルシテイン編):夜想曲第20番(遺作)

ヴァイオリン:キム・ボムソリ

ピアノ:ラファウ・ブレハッチ

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1834

 ヴァイオリンのキム・ボムソリは、韓国出身。ソウル国立大学で学ぶ。2010年「仙台国際音楽コンクール」最年少入賞&聴衆賞受賞。 2012年「ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール」5位。2013年「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」で最高賞(1位なしの2位)。2015年「チャイコフスキー国際コンクール」5位。現在、ジュリアード音楽院で学ぶ。

 ピアノのラファウ・ブレハッチ(1985年生まれ)は、ポーランド出身。2003年の第5回「浜松国際ピアノコンクール」で2位(1位該当なし)入賞。2004年第4回「モロッコ国際ピアノコンクール」優勝。そして2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」優勝。ポーランド人の優勝者は、1975年の第9回コンクールを制したツィマーマン以来6回目、30年ぶり。

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2019年5月09日

★最難関、「ミュンヘン国際音楽コンクール」第1位獲得 記念盤


葵トリオ2

シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番
ハイドン:ピアノ三重奏曲第27番

ピアノ三重奏:葵トリオ

           ヴァイオリン:小川響子
           チェロ:伊東 裕
           ピアノ:秋元孝介

 2018年9月にドイツ南部ミュンヘンで行われたドイツ公共放送ARD主催の第67回「ミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノとバイオリン、チェロによる三重奏部門で東京芸術大の大学院生と卒業生の3人が結成した「葵トリオ」が1位になった。同部門で日本からの入賞は初めて。ヴァイオリンは小川響子(奈良県橿原市出身)、チェロは伊東裕(奈良県生駒市出身)、ピアノは秋元孝介(兵庫県西宮市出身)。このCDは、「ミュンヘン国際音楽コンクール」第1位獲得 記念盤。

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2019年5月06日

★ピエール=ロラン・エマールのオリヴィエ・メシアン:鳥のカタログの全曲が完成


ピエール=ロラン・エマール

メシアン:鳥のカタログ

  <Disc1>

    [第1巻] 1.べにあしがらす 2.こうらいうぐいす 3. いそひよどり
    [第2巻] 4.かおぐろひたき
    [第3巻] 5.もりふくろう 6.もりひばり

  <Disc2>

    [第4巻] 7.ヨーロッパよしきり

  <Disc3>

    [第5巻] 8.むなじろひばり 9.ヨーロッパうぐいす
    [第6巻] 10.こしじろいそひよどり
    [第7巻] 11.のすり 12.くろさばくひたき 13. 灰色のだいしゃくしぎ

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

CD:キングインターナショナル KKC5978

 ピアノのピエール=ローラン・エマール(1957年生れ)は、フランス、リヨン出身。作曲家メシアンの妻でピアニストのイヴォンヌ・ロリオに師事。1973年「オリヴィエ・メシアン国際コンクール」優勝。ブーレーズのほか、小澤征爾、ズービン・メータ、シャルル・デュトワ、プレヴィン、アンドルー・デイヴィス、デイヴィッド・ロバートソンらの指揮者と共演。20歳でシカゴ交響楽団と共演し、アメリカデビューを果たす。ブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティなど、現代音楽家の作品をしばしば取り上げているが、アーノンクールの指揮のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音で、現代音楽以外でも注目を浴びる。メシアンのトゥーランガリラ交響曲のピアノ独奏では絶賛を博している。

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2019年5月02日

★アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団のショスタコーヴィチ:交響曲第6番&第7番「レニングラード」、他


アンドリス・ネルソンス2

<ディスク:1>

ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
            劇付随音楽「リア王」からの組曲
            祝典序曲

<ディスク:2>

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」

指揮: アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ボストン交響楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1828~9

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団にそれぞれ就任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長にも就任した。このCDは、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズの第4弾。

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