2013年3月22日

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
指揮:ダン・エッティンガー
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
独唱:森 麻季(ソプラノ)/谷口睦美(アルト)/シー・イージェ(テノール)/堀内康雄(バリトン)
合唱:東京オペラシンガーズ
録音:2010年12月23日、Bunkamura オーチャードホール
CD:タワーレコード/日本コロムビア TPTW-1008
東京フィル創立100周年を記念しての発売。2010年12月にBunkamura オーチャードホールで収録した注目の“第九”のライヴ録音。同年4月に常任指揮者に就任したエッティンガーと東京フィルとの白熱したこの演奏は、オペラ指揮者エッティンガーの実力が最大限発揮された注目のディスク。就任後初となるこのアルバムは、”第九”ファンのみならず全ての音楽ファン注目の熱演。百戦錬磨の東京オペラシンガーズの充実した合唱も聴きもの。
★実力派歌手を擁し、情熱の手繰り迸りを燃やし描かれるエッティンガー渾身の“第九”<ライヴ録音盤> はコメントを受け付けていません
2013年3月21日

バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 (カンタータ第147番より)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番「月光」
:バガテル「エリーゼのために」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 「トルコ行進曲付き」
ドビュッシー:月の光(ベルガマスク組曲~第3曲)
ワーグナー:エレジー
ピアノ: ジャン=マルク・ルイサダ
CD:SMJ(アールシーエー レッドシール) SICC-10143(SA-CDプレイヤー及び通常のCDプレイヤーで再生可能)
フランス随一の個性派ピアニストのジャン=マルク・ルイサダの古典派レパートリーの名作を組み合わせたアルバム。フランスのロマン派ピアニスト、ルイサダの最新録音は、ルイサダが長らく温めてきた、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンという古典派レパートリーの名作を組み合わせたアルバム。いずれもルイサダがピアニストとしての経歴の中で長らく弾き続け解釈を練り上げた作品ばかりであり、演奏会のアンコールなどで取り上げて特に録音の要望が高かった作品を収録している。最後に収められた「エレジー」はトリスタンを思わせる響きの小曲でワーグナー最後の作とされ、映画「ルートヴィヒ」で印象的に使われていた。
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2013年3月19日

ヴェルディ:「エルナーニ」第1幕(シルヴァ)“なんたることだ!お前は信じていたのだ”
「シモン・ボッカネグラ]プロローグ(フィエスコ)“哀れな父の引き裂かれた思いは”
「マクベス」第2幕(バンコー)“まるで天が落ちて来たような”
「ドン・カルロ」第3幕(フィリッポ)“ひとり寂しく眠るだろう”
「アッティラ」第1幕(アッティラ)“私が自信にあふれていた頃”
ワーグナー:「神々の黄昏」第1幕(ハーゲン)“私は見張りのためにここに座り”
「さまよえるオランダ人」第2幕(ダーラント)“娘よ、歓迎のご挨拶を”
「ワルキューレ」第3幕(ヴォータン)“さらば、勇敢で素晴らしい娘よ!”
「トリスタンとイゾルデ」第2幕(マルケ王)“本当にそうしたと?”
バス:妻屋秀和
ピアノ:西 聡美
録音:2012年8月21、22日、三重県文化会館大ホール
CD:ナミ・レコード WWCC-7718
バスの妻屋秀和は、東京芸術大学卒業、同大学大学院オペラ科修了。1989年イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門金賞受賞。1991年、第60回日本音楽コンクール声楽部門第3位、第3回日本声楽コンクール第2位。1988年大学院在籍中に藤原歌劇団のオーディションに合格し、「マクベス」の刺客でデビュー。1992年秋イタリアのミラノに留学。ミラノで研修後、1994年から2001年までドイツのライプツィヒ歌劇場と専属契約し、同劇場を基点にヨーロッパ各地で活躍。2002年よりワイマールのドイツ国民劇場の専属となる傍ら、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラなどへも客演。日本では藤原歌劇団のほか、新国立劇場、びわ湖ホール、NHK交響楽団などに出演。第24回ジローオペラ賞受賞。第4回ロシヤ歌曲賞受賞。ライプツィヒ在住。藤原歌劇団団員。
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2013年3月18日

バッハ:フランス組曲
ピアノ:コルネリア・ヘルマン
CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-25038(JVC K2レーザー・カッティング)
録音:2012年6月、名古屋、電気文化会館ザ・コンサートホール
ピアノのコルネリア・ヘルマンは、1985年よりザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でピアノを学ぶ。1996年、ドイツのライプツィヒで開催されたJ.S.バッハ国際コンクールで最年少19歳で最高位を獲得。また1999年ザルツブルクで開催されたモーツァルト国際コンクールでは特別賞を受賞。オーストリアをはじめ世界各国でソロ、室内楽そしてオーケストラとの共演と活躍。2006年には「N響アワー」にも出演。近年は、ソロ活動の他、ウィーン・フィルのメンバーとの室内楽、クリストフ・ゲンツ(テノール)とのコンサートなど、若手ピアニストのホープとして注目を浴びている。
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2013年3月15日

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」
ソロ・ヴァイオリン:フェデリーコ・グリエルモ
合奏:新イタリア合奏団
CD:マイスター・ミュージック MN‐2141(ライヴ録音)
新イタリア合奏団は、1990年に、それまでの伝統あるタリア合奏団のメンバーを一新して再スタートした室内合奏団。メンバーは、イタリアの著名オーケストラのコンサートマスターやソロ首席奏者の経験者、国際コンクールの入賞者、有名なイタリアの室内楽グループ(ローマ合奏団、キジアーノ六重奏団)の元メンバーなどによって構成されている。レパートリーは弦楽六重奏から交響曲まで、指揮者を置かず、ソロもメンバーが交替で担当して演奏している。ソロ・ヴァイオリンのフェデリーコ・グリエルモは、フィレンツェのヴィットリオ・グイ国際コンクールとパリのUFAM国際室内楽コンクールで優勝。アッカルド、スピヴァコフ、スターンらに師事し、ストラディヴァリ・トリオのメンバーとして演奏。ラルテ・デッラルコと古楽のレパートリーにも取り組んでいる。U.ジョルダーノ音楽院教授。
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2013年3月14日

~ラン・ランのショパン・アルバム~
<ディスク:1> 12のエチュード 作品25 ノクターン 第16番/第4番 華麗なる大円舞曲 第1番 アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ ノクターン第20番 「遺作」 ワルツ第6番 「小犬のワルツ」/ 第3番 (日本盤ボーナストラック)
<ディスク:2> マイ・ライフ・ウィズ・ショパン コメンタリー 1994 (エトリンゲン・コンペティション ) エチュード 作品10-5 「黒鍵」 コメンタリー 1995( 若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール 仙台 ) ラルゲット ピアノ協奏曲第2番より抜粋 コメンタリー(北京コンサートホール) エチュード 作品10-2 「クロマティック」/ 作品10-3 「別れの曲」 コメンタリー (ショパン・トゥデイ) ワルツ第2番「華麗なる円舞曲」 ポロネーズ第6番 「英雄」 (2Dヴァージョン 3D映像“ベルリン バーグハイン・クラブ”より) 12の練習曲 作品25 第11番「木枯らしのエチュード」(映画「フライング・マシーン」2010より) 12の練習曲 作品10-5「黒鍵」 (iTunes フェスティヴァル ロンドン ラウンドハウス2011より) 12の練習曲 作品25 第1番「エオリアン・ハープ」 (“30th-birthday Concert”ベルリン O2ワールド2012より) THE CHOPIN ALBUM (オーディオ・サラウンド・ミックス) (日本盤ボーナストラックを除く、 音声のみ) ピアノ協奏曲 第2番 (1995 若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール 仙台)
CD:ソニークラシカル EpicS-ESCC30001~2 (期間生産限定盤)(DVD付)
1982年、中国・瀋陽生まれのピアニスト、ラン・ランのソニークラシカル第3弾アルバムは、オールショパンプログラム。期間限定盤のDVDは、自身のエポックメイキングとなったショパン演奏を振り返る、少年時代から現在まで貴重な映像、演奏を収録。日本盤のみ1995年ラン・ラン13歳、仙台「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際ココンクール」でのショパン協奏曲第2番の映像フル収録。
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2013年3月12日

ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
歌劇「アルツィーラ」序曲
歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲
歌劇「海賊」第1幕への前奏曲
歌劇「ナブッコ」序曲
歌劇「イェルサレム」から序奏
歌劇「イェルサレム」からバレエ音楽
歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」序曲
歌劇「アイーダ」第1幕への前奏曲
歌劇「マクベス」第1幕への前奏曲
歌劇「運命の力」序曲
指揮:リッカルド・シャイー
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
演奏者:マルコ・ゾーニ(フルート)、ファビアン・トアン(オーボエ)、ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)、マウロ・フェッランド(クラリネット)、ルイーザ・プランディナ(ハープ)
録音:2012年6月5-12日、オーディトリウム・ディ・ミラノ
CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1368(SHM-CD)
「ヴェルディ生誕200年・シャイー60歳記念!」2013年に生誕200年を迎えるヴェルディ。そして2013年2月に60歳となる指揮者リッカルド・シャイー。ミラノ生まれのシャイーが、同地で没した作曲家に敬意を表して、ミラノ・スカラ座管弦楽団と共に序曲・前奏曲を録音。あまり演奏されない「イェルサレム」のバレエ音楽なども収録されている。
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2013年3月11日

~新たな年を寿ぐ、ウィーン・フィルの華麗なワルツとポルカ~
<ディスク:1>
スーブレット・ポルカ 作品109
キス・ワルツ 作品400
劇場カドリーユ 作品213
ワルツ「山の上から」 作品292
喜歌劇「軽騎兵」 序曲
ワルツ「天体の音楽」 作品235
ポルカ「糸を紡ぐ女」 作品192
歌劇「ローエングリン」 第3幕への前奏曲
ポルカ「二人きりで」
<ディスク:2>
ワルツ「金星の軌道」 作品279
ポルカ「ガロパン(使い走り)」 作品237
シュタイヤー風舞曲 作品165
メロディ・カドリーユ 作品112
歌劇「ドン・カルロス」 第3幕のバレエ音楽より プレスティッシモ
ワルツ「レモンの花咲くところ」 作品364
幻想曲「エルンストの思い出 または ヴェネツィアの謝肉祭」 作品126
ポルカ「おしゃべりなかわいい口」 作品245 (アンコール)
新年の挨拶 (アンコール)
ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314 (アンコール)
ラデツキー行進曲 作品228 (アンコール)
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2013年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ録音
CD:SONY CLASSICAL SICC-1598
毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。2013年は、オーストリア出身の俊英、フランツ・ウェルザー=メスト(1960年生まれ)が登場。ウェルザー=メストは、ミュンヘン音楽大学で学ぶ。1990年、クラウス・テンシュテットの後任としてロンドン・フィルの音楽監督に就任。ロンドン・フィル音楽監督辞任後、チューリッヒ歌劇場の音楽監督に就任。1998年にはウィーン・フィルの定期公演へのデビュー。2002年からはアメリカの名門クリーヴランド管弦楽団の音楽監督。2010年からウィーン国立歌劇場音楽監督。これは、オーストリア人としても、ドイツ圏出身者としてもカラヤン以来約半世紀ぶりの就任となる。2011年と2013年のウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートに登場。
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2013年3月08日

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
クララ・シューマン:3つのロマンス
ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ
ピアノ:アリス=紗良・オット
指揮者:クリスティアン・ティーレマン
管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン
CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1610 (SHM-CD)
録音:ブラームス=2012年6月、ドレスデン/クララ・シューマン=2012年10月、ミュンヘン
リサ・バティアシュヴィリは、グルジア出身のヴァイオリニスト。グルジアの首都トビリシに生まれ、1994年にミュンヘンに移住。1995年(16歳)シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール2位入賞2007年ベルリン・フィルやニューヨーク・フィルでデビュー。2003年レナード・バーンスタイン賞受賞。現在は世界各地で演奏活動を展開。日本ではN響と共演している。このCDでは、クララとその作品とも関連の深いヨーゼフ・ヨアヒムが所有していたストラディヴァリウス銘器「ヨアヒム」(日本音楽財団より貸与)を弾いている。
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2013年3月07日

ショスタコーヴィチ:歌劇「オランゴ」(プロローグ、第1曲~第11曲)
:交響曲第4番
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
管弦楽:ロサンゼルス・フィルハーモニック
演奏者:ライアン・マッキニー、ジョルダン・ビッシュ、マイケル・ファビアーノ、エウジェン・ブレンコヴァーノ、ユリア・ヴァン・ドーレン、ティムール・ベクボスノフ他
合唱:ロサンゼルス・マスター・コラール
品番:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1606(SHM-CD)
録音:2011年12月、ロサンゼルス、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール(ライヴ録音)
ショスタコーヴィチが1932年に作曲したオペラ「オランゴ」は、プロローグが作曲されたのみで残りは未完に終わった。台本はトルストイとスタルチャコフによって書かれ、台本の素材は、医学実験によって人間と猿のハイブリッドが生まれるというスタルチャコフの作品。半猿半人の主人公という筋は、ロシアの生物学者であるイリヤ・イワノフが行った人間と他の霊長類との融合の試みからインスピレーションを得たとされる。「オランゴ」という題名は、オランウータンを指すらしい。2004年に残りのピアノスケッチの草稿が発見され、英国の作曲家ジェラルド·マクバーニーがオーケストレーションを行い、2011年12月2日にエサ=ペッカ・サロネン指揮ロサンジェルス・フィルハーモニックによって初演された。交響曲第4番は、ショスタコーヴィチの全15曲の交響曲の中でも最大の編成であり、技術的に最も演奏至難な曲。ショスタコーヴィチ自身、それまでの集大成として作曲したという。
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