2012年10月12日

チャイコフスキー:交響曲第4番
ボロディン: だったん人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)
指揮:ダン・エッティンガー
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
録音:2011年4月24日 Bunkamura オーチャードホール(チャイコフスキー、ライヴ録音)
2011年4月17日 東京オペラシティ コンサートホール(ボロディン、ライヴ録音)
CD:タワーレコード/コロムビア・ミュージック・エンターテインメント TPTW-1010
両曲とも、ダン・エッティンガーと東京フィルハーモニー交響楽団のコンビの 2011年4月の最新録音。話題となった記念すべき両者の第1回目発売の5番に続くチャイコフスキーの交響曲第4番とボロディンのだったん人の踊り。ダン・エッティンガーは、イスラエル交響楽団音楽監督、マンハイム国民劇場音楽監督。2003年から08年までベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督ダニエル・バレンボイムの助手を務める。ウィーン国立歌劇場、ロスアンジェルス・オペラ、バイエルン国立歌劇場、ワシントン・ナショナル・オペラなど世界の主要歌劇場に出演。東京フィルには2005年4月定期公演以来、毎シーズン登場し、2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者に就任。
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2012年10月11日

ミャコフスキー:交響曲第24番「ウラジーミル・デルジャノフスキーの思い出に」 (日本初演)
ヘンゼルト:ピアノ協奏曲ヘ短調作品16
フランツ・シュミット:交響曲第4番
指揮:児玉 宏(ミャコフスキー)
寺岡清高(ヘンゼルト/フランツ・シュミット)
管弦楽:大阪交響楽団
ピアノ:長尾洋史(ヘンゼルト)
録音:2011年5月10日、大阪、ザ・シンフォニーホール(ミャコフスキー)
2012年3月18日、すみだトリニティホール(ヘンゼルト、フランツ・シュミット)<ライヴ録音>
CD:キングレコード KICC-1004~5
アルバム恒例の大阪交響楽団“ディスカヴァリー・シリーズ”において、なかなか聴くことができない貴重な3曲を収録。ハチャトゥリヤン、カバレフスキー、シチェドリンの師であり、ロシア人作曲家ミャコフスキー。ドイツ人の作曲家で、ロシアで活躍、ロシアの楽壇へ大きな影響を与えたヘンゼルト。ウィーンを舞台に活躍したフランツ・シュミット、いずれも、音楽界で重要な作曲家でありながら、埋もれている曲に光を当てた。
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2012年10月09日

ビゼー:歌劇「カルメン」全曲
指揮: サイモン・ラトル
管弦楽:ベルリン国立歌劇場管弦楽団
カルメン:マグダレーナ・コジェナー
ドン・ホセ:ヨナス・カウフマン
ミカエラ:ゲニア・キューマイヤー
合唱:ベルリン国立歌劇場少年少女合唱団
録音:2012年4月、ベルリン、フィルハーモニー(演奏会形式上演のライヴ)
CD: EMIミュージックジャパン TOGE-11094(3枚、CD+DVD、Hybrid SACD)
ラトルが歌劇「カルメン」本来の在り方に改めて光を当てた必聴保存版。自分を貫き通す美しき女性「カルメン」と、「カルメン」に人生を狂わされ、好青年から殺人者へと破滅していくイケメン「ホセ」。コジェナーとカウフマン他、豪華キャストが演じる。前奏曲、ハバネラ、闘牛士の歌、ラストシーン、他名場面とドキュメンタリーを収録したDVD付き。
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2012年10月05日

マーラー:交響曲第9番
指揮:レナード・バーンスタイン
管弦楽:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1985年8月、ライヴ録音
CD:キングインターナショナル KKC5220(HEL-029656)
マーラーのエキスパートとも言われたレナード・バーンスタインは、これまでマーラー:交響曲第9番の録音を4種類残している。それらは、1965年1 月 ニューヨーク・フィル 、1971年3月 ウィーン・フィル (ライヴ録音) 、1979年10月 ベルリン・フィル (ライヴ録音)、1985年5、6月 ロイヤル・コンセルトヘボウ管 (ライヴ録音)であるが、今回、これに新たに1985年のイスラエル・フィルとのライヴ録音が付け加わった。晩年の1980年代にも、ライヴ録音で全集に取り組んだが、第8番の収録を残し完成間近に世を去っただけに、今回のイスラエル・フィルとのライヴ録音の存在意義は大きい。
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2012年10月02日

ベートーヴェン:交響曲第7番
指揮:佐渡 裕
管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:2011年10月16日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ録音)
CD:エイベックス・クラシックス AVCL-25760(Hybrid SACD)
2011年5月にベルリン・フィルを指揮した佐渡 裕が2011年10月に再びベルリンのフィルハーモニーに登場した際のライヴ録音。オーケストラは、佐渡が度々客演しているベルリン・ドイツ交響楽団。指揮の佐渡 裕は、1989年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し指揮者としてプロデビューを果たす。1992年、出光音楽賞受賞。1993年 – 2010年、コンセール・ラムルー管弦楽団首席指揮者を務める。2011年、近年では日本人としては恩師の小澤征爾以来となる、ベルリン・フィルの定期公演で初めて指揮を行った。
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2012年9月28日

シューマン: 交響曲第2番
「マンフレッド」序曲/「ヘルマンとドロテア」序曲/「メッシーナの花嫁」序曲/
歌劇「ゲノフェーファ」序曲
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
録音:20011年4月9日&10日(交響曲第2番)/2011年12月22日(「ゲノフェーファ」「マンフレッド」)
/2012年3月28日~30日(「ヘルマンとドロテア」「メッシーナの花嫁」)
ベルリン、フンクハウス・ケーペニック
CD:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICC10119
ベートーヴェンの交響曲全曲演奏と録音でその名を世界的なものとしたヤルヴィとドイツ・カンマーフィルが現在取り組んでいるのがシューマンの交響曲全曲演奏。2010年11月に発売した交響曲第1番「春」&第3番「ライン」に続く、全集録音第2弾。シューマンの交響曲の中でも最も至難の作品とされている第2番を中心に、4曲の序曲を収録。シューマンを文字通り「愛している」と公言してはばからないヤルヴィが、シューマンのオーケストレーションの機微を繊細に表現しきることのできるドイツ・カンマーフィルと繰り広げるシューマン・ワールド。
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2012年9月25日

ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
指揮:クラウディオ・アバド
管弦楽:モーツァルト管弦楽団
録音:2010年11月、ボローニャ、アウディトリオ・マンゾーニ
CD:キングインターナショナル KKC-5221
イザベル・ファーストは、ドイツのヴァイオリニスト。1987年、レオポルド・モーツァルト・コンクールで優勝。1993年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞。2004年から、ベルリン芸術大学、ヴァイオリン専攻科の教授。古典作品から前衛的な曲までレパートリーは広く、世界初演も多い。室内楽奏者としても活躍。クラウディオ・アバド(1933年生まれ)は、イタリア出身の指揮者。1959年に指揮者デビュー。1968年にミラノ・スカラ座の指揮者となり、1972年には音楽監督、1977年には芸術監督に就任する。1979年ロンドン交響楽団の首席指揮者、1986年ウィーン国立歌劇場音楽監督、1990年カラヤンの後任としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督に就任するなど、これまで世界を代表する指揮者として活躍。
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2012年9月21日

モーツァルト: きらきら星変奏曲(フランスの歌「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲)
ピアノ・ソナタ 第10番
ピアノ・ソナタ 第11番「トルコ行進曲付き」
ピアノ: 辻井伸行
CD:エイベックス・マーケティング AVCL-25765
ピアノの辻井伸行は、2005年ワルシャワで行なわれた第15回ショパン国際ピアノコンクールにて「ポーランド批評家賞」を受賞、2009年、アメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初の優勝するなど日本を代表する若手ピアニスト。今回は、モーツァルト作品を収めたアルバム。
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2012年9月20日

ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番
ヴァイオリン・ソナタ Op.134
ピアノ協奏曲 第2番
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ
指揮:テオドール・クルレンツィス
管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ
CD:キングインターナショナル KKC5223
ピアノのアレクサンドル・メルニコフは、1973年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院で学ぶ。16歳の時、リヒテルにその才能を認められる。1989年のシューマン国際コンクール、1991年のエリザベート王妃国際音楽コンクールなど主要な国際ピアノコンクールで入賞、以後、国際的に活躍。ハルモニア・ムンディよりブラームス、ラフマニノフやスクリャービンのソロのほか、室内楽曲をリリース。イザベル・ファウストとのベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全集はドイツのエコー・クラシック賞およびグラモフォン・アワードを受賞。ショスタコーヴィチの「24のプレリュードとフーガ」は2010年の最優秀録音に贈られる“Choc de classica”賞を受賞。テオドール・クルレンツィスは、ギリシャ生まれの若き指揮者。
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2012年9月18日

フランツ・シューベルト:八重奏曲
軍隊行進曲(編曲:トーマス・フェオドロフ)
合奏:アンサンブル・プリズマ・ウィーン
トーマス・フェオドロフ(ヴァイオリン)
ヴェロニカ・シュルツ(ヴァイオリン)
アニタ・ミッテラー(ヴィオラ)
ドロテア・シェーンヴィーゼ=グシュルバウアー(チェロ)
アレクサンドラ・ディエンツ(コントラバス)
ゲオルク・リードル(クラリネット)
ヨハネス・ヒンターホルツァー(ホルン)
ファイト・ショルツ(ファゴット)
録音:2012年1月、オーストリア、ライディング、フランツ・リスト・コンサートホール
CD:カメラータ・トウキョウ CMCD‐28276(JVC K2レーザー・カッティングによる高音質)
アンサンブル・プリズマ・ウィーンは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバーであるトーマス・フェオドロフ(ヴァイオリン)を中心に結成された古楽器の小編成アンサンブル。元ウィーン・フィルの首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツの娘ヴェロニカ・シュルツ、モザイク・クヮルテットのアニタ・ミッテラー等が弦楽器パートを固め、さらにホルン、クラリネット、ファゴット・パートも一流の演奏家たちが揃った(ホルン=ヨハネス・ヒンターホルツァー、クラリネット=ゲオルク・リードル、ファゴット=ファイト・ショルツ)、古楽器のスーパー・アンサンブル。
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