クラシック音楽 新譜CD情報


2012年11月05日

★ダブリン国際ピアノ・コンクールの優勝者 ホジャイノフのデビューCD


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
シューベルト:さすらい人幻想曲
ショパン:スケルツォ第4番/バラード第2番
リスト:超絶技巧練習曲集より第5曲「鬼火」/メフィスト・ワルツ第1番(村の居酒屋での踊り)

ピアノ:ニコライ・ホジャイノフ

録音:2012年4月24~25日、群馬・笠懸野文化ホール

CD:ビクタエンタテインメント VICC 60824

 ピアノのニコライ・ホジャイノフ(1992年生まれ)は、ロシア出身。2012年5月、アイルランド、ダブリンで行われたダブリン国際ピアノ・コンクールに19歳で優勝。ダブリン国際ピアノ・コンクールはクラシックの本場ヨーロッパで行われるショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクールと並ぶ主要ピアノ・コンクールの一つで、1988年から3年に1度開催。その2ケ月後にはシドニー国際ピアノ・コンクールでも第2位に入賞した。このCDは、ホジャイノフのデビューCD。ホジャイノフは、最初、指揮に興味を持ち勉強していたが、現在はモスクワ音楽院でピアノに専念している。

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2012年11月02日

★庄司紗矢香のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番/8番


ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番/8番

ヴァイオリン:庄司紗矢香

ピアノ:ジャンルカ・カシオーリ

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1586

 庄司紗矢香は東京都国分寺市出身のヴァイオリニスト。ヴァイオリンをウート・ウーギ、シュロモ・ミンツ、ザハール・ブロンに師事。1999年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールにおいて、日本人として初めての優勝を果たす。16歳という年齢での優勝は、このコンクール史上最年少記録であった。2004年、ケルン音楽大学を卒業し、翌年パリに移る。2000年出光音楽賞、2007年ホテルオークラ賞、2007年ワシントン賞、2010年芸術選奨新人賞を受賞する。このCDは、庄司紗矢香がピアノのジャンルカ・カシオーリ組んだベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲録音ツィクルスの第3弾。

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2012年11月01日

★関西バロック界の新星 浅井咲乃のデビュー・アルバム ヴィヴァルディ:「四季」/「ムガール大帝」


ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季(和声と創意への試み)」/「ムガール大帝」

指揮: 延原武春

管弦楽:テレマン室内オーケストラ(モダン楽器)

ヴァイオリン:浅井咲乃

録音:2012年5月8-10日、三重県総合文化センター

CD:ナミ・レコード WWCC‐7706
 
 ヴァイオリンの浅井咲乃は、大阪府立夕陽丘高校音楽科、および京都市立芸術大学音楽学部を卒業。大学在学中に結成した京都室内オーケストラの活動が認められ、2004年にはバロックザール賞受賞。第6回神戸国際学生音楽コンクール優秀賞受賞。 現在、テレマン室内オーケストラ、ソロコンサートミストレス。2008年にヴァイオリン・ソリストとして登場。2010年の日本テレマン協会・第195回定期演奏会における「四季」の公演は、高い評価を得た。2011年には延原武春指揮によるコンセプト・オーケストラ「orchestra Japan2011」のコンサートミストレスを務め、ここでも高い評価を得る。2012年8月には文化観光大使「728(なにわ)大使」に選ばれ、地域の文化振興にも力を入れている。

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2012年10月30日

★アンスネスのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/第3番


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/第3番

ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス

管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ

録音:プラハ、ルドルフィヌム(ライヴ録音)

CD:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICC20128

 1970年生まれのノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスは、2012年から2014年の3年がかりでベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲のライヴ・レコーディングに取り組む。アンスネスはピアノを弾きつつマーラー・チェンバー・オーケストラの指揮も行なう。その第1弾が今回の第1番と第3番。「The Beethoven Journey」=「ベートーヴェンへの旅」と題されたこのプロジェクトは、アンスネスにとって初めてのベートーヴェン作品のレコーディング。また、アンスネスは、2012年~2016年に、全世界55都市150回の演奏会でベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏する予定。

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2012年10月29日

★小菅優のモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第22番


モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第22番

ピアノ:小菅優

指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー

管弦楽:カメラータ・ザルツブルク

録音:2012年2月、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール 

CD:ソニーレコーズ インターナショナル SICC-1558

 これは、小菅優のモーツァルト協奏曲アルバム第2弾。小菅優は、昨年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクトをスタートさせているが、2012年11月に、日本各地でハンスイェルク・シェレンベルガー(元ベルリン・フィル首席オーボエ奏者)指揮するカメラータ・ザルツブルクとモーツァルトのピアノ協奏曲の連続公演を行うことになった。オーケストラはツアーだけではなく、小菅との録音を切望し、賛同したシェレンベルガー氏の協力もあり、今回の録音が実現。録音はザルツブルクのモーツァルテウム大ホールで、今年2月にセッションが行われた。

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2012年10月26日

★樫本大進、ベルリン・フィルの第一コンサート・マスターに就任後初の録音 ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全集(第1集)


ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第6番/第7番/第8番

ヴァイオリン:樫本大進

ピアノ:コンスタンチン・リフシッツ

録音:2012年7月、スイス

CD:EMIミュージックジャパン  TOCE90242(HQCD)

 2010年12月にベルリン・フィルの第一コンサート・マスターに就任後初の録音作。樫本が全幅の信頼をおく盟友・実力派ピアニスト、コンスタンチン・リフシッツとの、ベートーヴェ
ン:ヴァイオリン・ソナタ全集の今回はその第1集。メジャー・レーベルでのソナタ全曲リリースは、日本人初という。樫本大進は、1996年、フリッツ・クライスラー国際コンクールで第1位、ロン=ティボー国際コンクールでは、史上最年少で第1位を獲得した。

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2012年10月25日

★12歳のピアニスト牛田智大、初の本人書き下ろし曲を収録の「思い出」


<ディスク:1>
「未来へつなぐ空」 (作曲・プロデュース:S.E.N.S./昼ドラ「ぼくの夏休み」 メイン・テーマ)   
遥かなる時をこえて (ピアノソロ/作曲:牛田智大/編曲:岡島 礼) 
プーランク:愛の小径 
グラナドス:アンダルーサ(「12のスペイン舞曲集」から) 
シューベルト:アヴェ・マリア(「詩的で宗教的な調べ」S.173から) 
シベリウス:樅の木(「5つの小品」から) 
ドビュッシー:月の光(「ベルガマスク組曲」から) 
マル・マル・モリ・モリ! (ピアノソロ) 
未来へつなぐ空 (ピアノソロ) 
遥かなる時をこえて(ピアノソロ) 

<ディスク:2> 
遥かなる時をこえて (DVD) 
未来へつなぐ空 (DVD) 
愛の小径 (DVD) 

ピアノ:牛田智大

CD:ユニバーサルミュージック UCCY9015(DVD付、初回限定盤)

 デビュー・アルバム「愛の夢~牛田智大デビュー」で話題を集めた牛田智大12歳。今回のアルバムは、クラシックの小品と初の本人書き下ろし曲を収録。「曲のできた時代背景、作曲家の描いた情景や想いをイメージして演奏しています」とコメント。

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2012年10月23日

★2012年春の「軽井沢大賀ホール音楽祭」オープニング・コンサートのモーツァルト4曲のライヴ盤


モーツァルト:弦楽のためのアダージョとフーガK.546
        フリーメーソンのための葬送音楽K.477
        レクイエム(バイヤー版)
        アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618

指揮:金 聖響

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

オルガン:身﨑 真理子

独唱:臼木 あい (ソプラノ)/加納 悦子 (メゾソプラノ)/櫻田 亮 (テノール)/福島 明也 (バリトン)

合唱:シュナイト・バッハ合唱団

録音:2012年4月28日、軽井沢大賀ホール(ライヴ録音)

CD:ナミ・レコード WWCC-7707

 2012年春の「軽井沢大賀ホール音楽祭オープニング・コンサート」で演奏されたモーツァルトの4曲の演奏のライヴ盤が発売された。指揮の金 聖響(1970年生まれ)は、大阪府池田市出身。ボストン大学、ニューイングランド音楽院大学院、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。2009年神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者就任。2010年からは、フランダース交響楽団(ベルギー)首席指揮者を務めている。

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2012年10月22日

★ウズベキスタン出身の21歳のピアニスト ベフゾド・アブドゥライモフのデビュー・アルバム


サン=サーンス:死の舞踏 
プロコフィエフ:「4つの小品」から悪魔的暗示
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番 
リスト:「詩的で宗教的な調べ」から「孤独のなかの神の祝福」
リスト:「村の居酒屋での踊り」からメフィスト・ワルツ 第1番

ピアノ:ベフゾド・アブドゥライモフ

CD:ユニバーサルミュージック UCCD1330

 ベフゾド・アブドゥライモフは、ウズベキスタン出身の21歳のピアニスト。これは彼のデビュー・アルバム。超絶技巧を特意とするベフゾド・アブドゥライモフが、驚異的なテクニックを必要とする作品ばかりを収録した。

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2012年10月19日

★“現代音楽の旗手”ピエール=ロラン・エマールのドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻


ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

ドビュッシー:前奏曲集 第1巻
        
 (第1曲 デルフィの舞姫たち  第2曲 帆  第3曲 野を渡る風  第4曲 音と香りは夕暮れの大気に漂う  第5曲 アナカプリの丘  第6曲 雪の上の足跡  第7曲 西風の見たもの  第8曲 亜麻色の髪の乙女  試聴する   第9曲 とだえたセレナード  第10曲 沈める寺  第11曲 パックの踊り  第12曲 ミンストレル)  
 
        :前奏曲集 第2巻

 (第1曲 霧  第2曲 枯葉  第3曲 ヴィーノの門  第4曲 妖精はすてきな踊り子   第5曲 ヒースの茂る荒れ地  第6曲 風変わりなラヴィーヌ将軍  第7曲 月光のふりそそぐテラス   第8曲 水の精)

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1581 

 ピエール=ローラン・エマール(1957年生まれ)は、フランス・リヨン出身のピアニスト。イヴォンヌ・ロリオに師事。1973年、オリヴィエ・メシアン国際コンクールで優勝。20歳でシカゴ交響楽団と共演し、アメリカデビューを果たす。現代音楽のブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティなどを得意としている。しかし、近年では、アーノンクールの指揮によってベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音を行うなど、現代音楽の愛好家以外からも注目を浴びる。

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