2012年8月21日

テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲
ヴァイオリン:佐藤俊介
録音:2011年12月24-25日、相模湖交流センター
録音:ナミ・レコード WWCC-7702
イザイ、パガニーニの圧倒的名演で席捲した佐藤俊介。テレマンが12曲に託した多彩な音楽の世界が佐藤俊介の並外れた表現によって蘇る。佐藤俊介(1984年生まれ)は、4歳の時に家族で米国移住し、ジュリアード音楽院に学ぶ。2000年10月、ニューヨーク・リサイタルデビューを果たす。2009年、ドイツへ移住しミュンヘン音楽・演劇大学で学ぶ。2010、ライプツィヒで行われたヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールで、ヴァイオリン部門で2位と聴衆賞受賞。2010年、文化庁主催第65回芸術祭の音楽部門で新人賞を受賞。現在、モダン奏法と古楽器奏法、現代音楽とバロック音楽に取り組んでいる。
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2012年8月17日

「ホフマン物語」より 「輝け、ダイヤモンド」
「カルメン」より 「諸君の乾杯を受けよう!(闘牛士の歌)」
「ファウスト」より 「黄金の子牛は(黄金の子牛の歌)」
「ドン・キショット」より 「間奏曲第2番」「おお旦那様、立派なお方!」
「第1次十字軍のロンバルディア人」より 「この不幸な時に」「不幸せな女よ!」
「アッティラ」より 「私の魂が舞い上がろうという時」
「メフィストーフェレ」より「幸いあれ!天主様! (天使たち)」「幸いあれ!天主様!」「俺はすべてを
否定する悪魔だ」「これが世界か」
「サルヴァトール・ローザ」より「夫として、父として」
「港の居酒屋」より「近寄らないで」「目を覚ませ、ネグロ」
「トスカ」より「3人の密偵と(テ・デウム)」
バリトン:アーウィン・シュロット
CD:SONY CLASSICAL SICC-1554
バリトン:アーウィン・シュロットは、1972年ウルグアイ生まれ。1998年ドミンゴが主催する「オペラリア」国際オペラ・コンクールでグランプリを受賞。2000年ハンブルクとメトロポリタンでデビュー。2003年には英国ロイヤル・オペラでの「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロ役で大絶賛され、2003/2004年のシーズンの公演でスカラ座デビュー。2008年にはザルツブルク音楽祭に「ドン・ジョヴァンニ」でデビュー。そんなアーウィンのソニー・クラシカルへの移籍後、初のアリア集が登場。今年3月、ウィーンでの最新録音で、彼のあたり役である「闘牛士の歌」などを収録。欧米の主要なオペラハウスでの出演予定が今後もぎっしりの彼だが、この秋のウィーン国立歌劇場公演で今年10月に来日決定(フィガロの結婚)。将来が楽しみなシュロットの、輝ける歌声を存分に楽しめる1枚の誕生。
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2012年8月14日

ドヴォルザーク:聖書の歌 作品99
雲と暗闇は主のまわりにあり
あなたは私の隠れ家にして盾
おお神よ、私の祈りをお聞き下さい
主は私の羊飼い
神よ、あなたに新しい歌を
神よ、私の叫びをお聞き下さい
バビロン川のほとりで
私に目を注ぎ憐れんで下さい
私は目をあげて山々を見る
主に向かい新しい歌をうたえ
ラヴェル:シェエラザード
アジア
魔法の笛
つれない人
マーラー:フリードリヒ・リュッケルトの詩による5つの歌曲
美しさのために愛するなら
私の歌をのぞかないで下さい
真夜中に
ほのかなかおりを私はかいだ
私はこの世に忘れられた
メゾ・ソプラノ:マグダレナ・コジェナー
指揮:サイモン・ラトル
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2012年1月1日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1579 (SHM-CD)
1900年前後、世紀の境目に作曲された3曲の管弦楽伴奏付歌曲を収録。「クラシック界最高のおしどり夫婦共演」が話題を呼んだ2012年1月、ベルリンでの4晩の公演は、コジェナー、ラトル、ベルリン・フィルという世界最高峰の組み合わせが生んだ、詩的で美しい奇跡のようなコンサートであったと報じられたが、そのライヴ録音がCDで登場。
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2012年8月13日

ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
:バレエ「プロメテウスの創造物」
指揮者:グスターボ・ドゥダメル
管弦楽:ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団
録音:2012年3月8-15日、カラカス
CD: ユニバーサルミュージック UCCG-1578(SHM-CD)<ドイツ・グラモフォン>
ニューズウィークが、「音楽の未来を作るロックな指揮者」と評し、世界中で熱狂を持って迎えられ、クラシック音楽の魅力を再発見・再認識させてくれるグスターボ・ドゥダメル(1981年生まれ)は、ベネズエラ出身の指揮者。2004年にバンベルクで開かれた第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールに優勝し、一躍脚光を浴びる。2006年には、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ(現ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団)を指揮し、ドイツ・グラモフォンに録音、話題を集める。2007年からはエーテボリ交響楽団の首席指揮者に、2009年からはロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任。
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2012年8月10日

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ヤナーチェック:ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日、街頭にて」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番
ピアノ:ファジル・サイ
CD:エイベックス・クラシックス AVCL‐25742
ピアノのファジル・サイ(1970年生まれ)は、トルコ・アンカラ出身。ベルリン音楽院で学び、1994年ニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝。以後国際的な演奏活動をスタートさせた。現在、演奏家としてだけでなく、作曲家としても活動している。16歳で作曲した「Black Hymns」はベルリン建都750周年記念行事で演奏された。1991年には「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲」をベルリン交響楽団と共に自ら初演。1996年にはボストンでピアノ協奏曲第2番「シルクロード」を初演し、トルコ文化庁の委嘱によるオラトリオ「ナズム」は、トルコの有名な詩人ナズム・ヒクメトの詩を題材に、2001年アンカラでトルコ大統領臨席のもと初演された。近年の作品は、交響曲第1番「イスタンブール・シンフォニー」、交響曲第2番「メソポタミア」、クラリネット協奏曲「Khayyam(ハイヤーム)」、クラリネット・ソナタ、チェロ・ソナタなどが挙げられ、2012年12月には、交響曲「Universe(宇宙)」(ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団委嘱)が発表される予定となっている。
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2012年8月09日

R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」から「先生、お許しください」
ヘンデル:歌劇「セメレ」から「おお眠りよ、なぜ私から去るの?」
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」から「ああ信じられない」
トマ:歌劇「レモン、または女王の秘密」から序曲
トマ:歌劇「ミニョン」から「私はティターニアよ」
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」から「あすのお昼の11時に」
ビゼー:「アルルの女」第1組曲から「アダージェット」
ヴェルディ:歌劇「オテロ」から「柳の歌」「アヴェ・マリア」
シェーンベルク:「管弦楽のための5つの小品Op.16」から第3番「色彩」
メシアン:歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」から「Ah! Dieu nous eblouit par exces deverite」
ソプラノ:クリスティーネ・シェーファー
指揮:ジュリアン・サーレムクール
管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:2011年3月21日~24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ
CD:SONY CLASSICAL SICC-1552
クリスティーネ・シェーファーは、ドイツのソプラノ歌手。1984年から1991年までベルリン芸術大学で学ぶ。1992年、インスブルック歌劇場でデビュー。翌1993年にはサンフランシスコにおいて「ばらの騎士」のゾフィー役を歌って米国デビューを果たす。「天上の輝きを思わせる声」「現在もっとも知的で、多彩な声のリリック・ソプラノ」と評され、透明感のある声質、音楽の本質を突く多彩な表現力を兼ね備え、古楽から現代音楽にいたる幅広いレパートリーをカバーし、リートの分野でもオペラでも個性的な活動を続けている。今回初めて手掛けたオペラ・アリア集のレコーディング。収録されているのは、ヘンデルからメシアンまで、ヨーロッパ200年の音楽史を横断する6人の作曲家による多様な「うた」であり、人間の「うた」の美の神髄を辿る旅とも称すべきもの。
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2012年8月07日

バッハ:無伴奏チェロ組曲第1~6番
チェロ:ガブリエル・リプキン
録音:録音:2006年 (3枚組 SACD Hybrid)
使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)
CD:キング・インターナショナル KKC5215~7
ガブリエル・リプキンは、1977年イスラエル生まれ。神童として早くからその名前を知られた。テルアヴィブ、フランクフルト、ボストンの3つのメジャーなアカデミーを卒業し、主要なコンクールで最高位を12以上獲得。多くの一流の指揮者と共演し、若くして頂点を極める。その後、レパートリーの拡大や、より高い質の録音や研究のためにドイツの山中に籠もり芸術的精神を向上させるため、ひたすら音楽と向き合う日々を選択。その間に録音をプロデュース。2002年にベルリンで特別賞エマヌエル・フォイアマン・グランプリを受賞。今後のリリース予定もかなり魅力的なラインナップ。ザスラフスキーとのデュオ・アルバムやリプキン・カルテットとしての室内楽作品集、チェロ協奏曲集、無伴奏チェロ作品集などで、からも目が離せないアーティストの一人であることは確か。
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2012年8月06日

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ストラヴィンスキー:タンゴ(ピアノ・ヴァージョン)
ヴァイル:スラバヤ・ジョニー(「ハッピー・エンド」から)
:タンゴ・バラード(「三文オペラ」から)
ストラヴィンスキー:タンゴ(フェリックス・ギュンターによるオーケストラ・バージョン)<世界初録音>
デ・サバタ:組曲「千一夜物語」<世界初録音>
指揮:リッカルド・シャイー
管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ピアノ:ステファノ・ボラーニ
録音:2011年8月29日―9月2日/ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1326
今回のアルバムには、ラヴェルのピアノ協奏曲やストラヴィンスキー、クルト・ヴァイルといった、ジャズの要素をふんだんに取り入れた作品を収録。指揮者として知られるデ・サーバタの組曲「千一夜物語」は世界初録音となる珍しい作品。クラシックの素養も兼ね備えたボラーニは、1972年生まれのイタリア人ジャズ・ピアニスト。イタリアを代表するジャズとクラシックのアーティストによる「1930年代のサウンド」が聴ける。
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2012年8月03日

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番
ヴァイオリン:庄司紗矢香
指揮者:ドミトリー・リス
管弦楽:ウラル・フィル
録音:2011年8月、エカテリンブルク・フィルハーモニー (ロシア)
CD:キング・インターナショナル KKC5204(Mirare France MRI166)
庄司紗矢香がショスタコーヴィチの協奏曲に挑戦。これまで彼女は、日本のオーケストラと第1番を何度か演奏し、高い評価を受けていただけに期待される。ヴァイオリン協奏曲第1番は第2次世界大戦直後、スターリンの恐怖政治下に書かれ、全体に神経質な緊張感と苦悩に満ちた大作。第1番の約20年後に作られた第2番は、第1番に比べると演奏される頻度が多くないが優れた作品。伴奏は、フォル・ジュルネ音楽祭でもおなじみのドミトリー・リス指揮ウラル・フィル。
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2012年8月02日

トスティ:セレナータ
デ・クルティス:忘れな草
クッセンツォ:巣に帰る燕
ラッザロ:ローマのギター
デ・クルティス:夜の声
レオンカヴァッロ:朝の歌
トスティ:かわいい口許
トスティ:マレキアーレ
カルディッロ:カタリ・カタリ(つれない心)
ビクシオ:風への願いの歌
タリャフェッリ:情熱
トスティ:最後の歌
デ・クルティス:泣かないお前
ガスタルドン:禁じられた音楽
ビクシオ:生きる
カンニョ:恋する兵士
ララ:グラナダ
レハール:君はわが心のすべて
<アンコール>
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
チレア:フェデリコの嘆き
ヴェルディ:女心の歌
プッチーニ:誰も寝てはならぬ
テノール:フランチェスコ・デムーロ
録音:2011年10月5日、サントリーホール(ライヴ録音)
CD:日本コロムビア COCQ‐84942
フランチェスコ・デムーロは、ポスト3大テノール不在の今、これぞイタリア男というルックスと輝かしい美声、子供の頃から培ってきた歌唱の表現力と情熱的な演技で、これからの活躍が最も期待される若きテノール。このCDは、2011年10月5日にサントリーホール小ホールにて開催されたリサイタル「麗しきナポリ民謡とカンツォーネの世界」をライヴ収録したもの。2010年、サントリーホールでのホール・オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」出演でも高く評価され、すでに日本にも熱狂的なファンがいる。海外でもウィーン国立歌劇場など着実に世界のトップクラスの歌い手への階段を上りつつある。このCDでは、トスティなどの有名カンツォーネをはじめ、パヴァロッティの愛唱歌として知られた「ローマのギター」、映画音楽で知られるビクシオ作曲の「風への願いの歌」や「生きる」などの軽快な歌、オペラ・アリアもとり混ぜたヴァラエティ豊かな楽曲を収録。
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