クラシック音楽 新譜CD情報


2019年5月13日

★ヴァイオリンのボムソリとピアノのブレハッチのフォーレ/ドビュッシー/シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ集


ブレハッチ

フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ
ショパン(ミルシテイン編):夜想曲第20番(遺作)

ヴァイオリン:キム・ボムソリ

ピアノ:ラファウ・ブレハッチ

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1834

 ヴァイオリンのキム・ボムソリは、韓国出身。ソウル国立大学で学ぶ。2010年「仙台国際音楽コンクール」最年少入賞&聴衆賞受賞。 2012年「ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール」5位。2013年「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」で最高賞(1位なしの2位)。2015年「チャイコフスキー国際コンクール」5位。現在、ジュリアード音楽院で学ぶ。

 ピアノのラファウ・ブレハッチ(1985年生まれ)は、ポーランド出身。2003年の第5回「浜松国際ピアノコンクール」で2位(1位該当なし)入賞。2004年第4回「モロッコ国際ピアノコンクール」優勝。そして2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」優勝。ポーランド人の優勝者は、1975年の第9回コンクールを制したツィマーマン以来6回目、30年ぶり。

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2019年5月09日

★最難関、「ミュンヘン国際音楽コンクール」第1位獲得 記念盤


葵トリオ2

シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番
ハイドン:ピアノ三重奏曲第27番

ピアノ三重奏:葵トリオ

           ヴァイオリン:小川響子
           チェロ:伊東 裕
           ピアノ:秋元孝介

 2018年9月にドイツ南部ミュンヘンで行われたドイツ公共放送ARD主催の第67回「ミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノとバイオリン、チェロによる三重奏部門で東京芸術大の大学院生と卒業生の3人が結成した「葵トリオ」が1位になった。同部門で日本からの入賞は初めて。ヴァイオリンは小川響子(奈良県橿原市出身)、チェロは伊東裕(奈良県生駒市出身)、ピアノは秋元孝介(兵庫県西宮市出身)。このCDは、「ミュンヘン国際音楽コンクール」第1位獲得 記念盤。

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2019年5月06日

★ピエール=ロラン・エマールのオリヴィエ・メシアン:鳥のカタログの全曲が完成


ピエール=ロラン・エマール

メシアン:鳥のカタログ

  <Disc1>

    [第1巻] 1.べにあしがらす 2.こうらいうぐいす 3. いそひよどり
    [第2巻] 4.かおぐろひたき
    [第3巻] 5.もりふくろう 6.もりひばり

  <Disc2>

    [第4巻] 7.ヨーロッパよしきり

  <Disc3>

    [第5巻] 8.むなじろひばり 9.ヨーロッパうぐいす
    [第6巻] 10.こしじろいそひよどり
    [第7巻] 11.のすり 12.くろさばくひたき 13. 灰色のだいしゃくしぎ

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

CD:キングインターナショナル KKC5978

 ピアノのピエール=ローラン・エマール(1957年生れ)は、フランス、リヨン出身。作曲家メシアンの妻でピアニストのイヴォンヌ・ロリオに師事。1973年「オリヴィエ・メシアン国際コンクール」優勝。ブーレーズのほか、小澤征爾、ズービン・メータ、シャルル・デュトワ、プレヴィン、アンドルー・デイヴィス、デイヴィッド・ロバートソンらの指揮者と共演。20歳でシカゴ交響楽団と共演し、アメリカデビューを果たす。ブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティなど、現代音楽家の作品をしばしば取り上げているが、アーノンクールの指揮のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音で、現代音楽以外でも注目を浴びる。メシアンのトゥーランガリラ交響曲のピアノ独奏では絶賛を博している。

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2019年5月02日

★アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団のショスタコーヴィチ:交響曲第6番&第7番「レニングラード」、他


アンドリス・ネルソンス2

<ディスク:1>

ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
            劇付随音楽「リア王」からの組曲
            祝典序曲

<ディスク:2>

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」

指揮: アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ボストン交響楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1828~9

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団にそれぞれ就任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長にも就任した。このCDは、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズの第4弾。

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2019年4月29日

★2018年「浜松国際ピアノコンクール」で日本人歴代最高位2位の牛田智大のショパン:バラード第1番/24の前奏曲


牛田智大2

ショパン:バラード第1番
      24の前奏曲 作品28

ピアノ:牛田智大

録音:2018年12月、軽井沢大賀ホール

CD:ユニバーサル ミュージック UCCY-1096

 ピアノの牛田智大(1999年生れ)は、福島県いわき市出身、名古屋市育ち。2008年から2012年にかけて開催された「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」において、史上初となる5年間続けての第1位を受賞。2012年東京オペラシティにおいてデビューリサイタルを行う。2018年「浜松国際ピアノコンクール」で日本人歴代最高位の2位となり、ワルシャワ市長賞と聴衆賞も受賞。これまで6枚のアルバムをリリース。

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2019年4月25日

★NHK交響楽団のチェロのフォア・シュピーラー 桑田 歩のショパン:チェロ作品集


 桑田歩

ショパン:ポーランドの歌 作品74より(桑田 歩 編曲)
      チェロ・ソナタ ト短調作品65
      マイヤベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲
      序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調作品3

チェロ:桑田 歩

ピアノ:尾崎未空

CD:マイスター・ミュージック MM‐4051

 チェロの桑田 歩(1965年生まれ)は、土浦市出身。 東京音楽大学専修科コースに入学。1987年よりウィーン市立音楽院に留学。同地においてリサイタルを開催するほか、オランダ放送テレビにも出演。第10回「霧島国際音楽祭」特別賞、イタリアのキジアーナ音楽院にて特別名誉賞を受賞。1991年に帰国。群馬交響楽団の首席奏者に就任すると同時に定期演奏会等においてソリストとしても活躍。1995年新星日本交響楽団(現東フィル)の首席奏者に就任。新日フィル、東京都響、大阪フィル等の客員首席奏者を務める。第68回「日本音楽コンクール」作曲部門の演奏で「委員会特別賞」を受賞。91999年NHK交響楽団のチェロ奏者に就任し、現在フォア・シュピーラー(代表奏者)を務める。また「アンサンブル・ヴェガ」のメンバーを務めるほか、N響の4人のチェリストによって結成された「ラ・クァルティーナ」のメンバーとしても活躍。

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2019年4月22日

★スクリャービンの演奏で知られる中野慶理の「スクリャービン/ピアノ・ソナタ全集Ⅰ」


中野慶理

スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第1番/第2番 「幻想ソナタ」/第5番/第7番 「白ミサ」/第9番 「黒ミサ」/
         マズルカ 嬰ハ短調 作品3-6/マズルカ ホ短調 作品25-3/アルバム・リーフ 作品45-1

ピアノ:中野慶理

CD:オクタヴィア・レコード OVCT-00156

 ピアノの中野慶理は、1983年国立ワルシャワ音楽院本科を首席で卒業後、1985年ジュリアード音楽院大学院修了。新日本フィル、大阪フィル、大阪センチュリー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団他と共演。1998年第53回文化庁「芸術祭音楽部門」新人賞、2004年第24回「音楽クリティック・クラブ奨励賞」、平成15年度「大阪舞台芸術奨励賞」 、2008年「三田市文化賞」、第31回(2010年度)「音楽クリティック・クラブ賞」受賞。現在、同志社女子大学学芸学部教授。スクリャービンのピアノ・ソナタ全曲コンサートをこれまで2回開催するなど、スクリャービンの演奏家として知られる。

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2019年4月18日

★イゴール・レヴィットのバッハからビル・エヴァンスの作品まで収めた3年ぶり、4作目のアルバム


イゴール・レヴィット

<Disc1>

ブゾーニ:バッハによる幻想曲 BV253
バッハ:シャコンヌ(ブラームスによる左手p編曲版)
シューマン:天使の主題による変奏曲 変ホ長調
ジェフスキ:人間(組曲「夢」より)

<Disc2>

リスト:祝典行進曲(ワーグナー「パルシファル」より)
    コラール「アド・ノス、アド・サルタレウム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
    イゾルデの愛の死(ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」より)
ブゾーニ:舟歌第7番(「エレジー」より)
ビル・エヴァンス:ピースピース

ピアノ:イゴール・レヴィット

CD:ソニーミュージックジャパン SICC30495~6

 ピアノのイゴール・レヴィット(1987年生れ)は、ロシアのニージニーノブゴロド出身。6歳でオーケストラと共演デビュー。8歳でドイツに移り、ハノーファー音楽大学を歴代最高成績で卒業。2005年「ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール」では最年少出場ながら4つの賞を獲得。2004年「マリア・カラス国際コンクール」第2位。2004年「浜松国際ピアノ・アカデミー・コンクール」第1位。2009年若い音楽家のための「ルイトポルト賞」を受賞。3年ぶり、4作目のこのCDのタイトルは「ライフ(人生)」。親しい友人の悲劇的な死によりレヴィットが感じた深い喪失感、悲しみと絶望、慰安を表現した2枚組。曲目は、バッハから近代の作曲家ジェフスキ、そしてジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの作品までと極めて幅広い時代からのもの。

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2019年4月15日

★快進撃を続けるジョナサン・ノットと東京交響楽団のラフマニノフ:交響曲第2番


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ラフマニノフ:交響曲第2番

指揮:ジョナサン・ノット

管弦楽:東京交響楽団

録音:2018年11月3日、東京・サントリーホール(ライヴ収録)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00691

 指揮のジョナサン・ノット(1962年生れ)は、イギリス、ウェスト・ミッドランズ州出身。 ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、ロイヤル・ノーザン音楽大学で声楽とフルートを学ぶ。後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務めた後、2000年バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。ベルリン・フィルなど欧州の主要オーケストラに客演。2014年東京交響楽団第3代音楽監督に就任。2017年スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任。

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2019年4月11日

★日本声楽界でコロラトゥーラの女王となるべく逸材 鈴木玲奈のデビュー盤


鈴木玲奈

ドリーブ:歌劇「ラクメ」~若いインド娘はどこへ(鐘の歌)
デラックァ:ヴィラネル
R.シュトラウス:アモール 6つの歌より Op.68-5
トマ:歌劇「ハムレット」~私を遊びの仲間に入れてください
ロイド=ウェバー:ピエ・イエズ
なかにしあかね(詩・星野富弘):今日もひとつ

ソプラノ:鈴木玲奈

ピアノ:篠宮久徳

CD:日本コロムビア COCQ‐85449

 ソプラノの鈴木玲奈は、東京音楽大学声楽演奏家コースおよび同大学院を共に首席で修了。ミュンヘン、ウィーンにて研鑽を積む。第86回「日本音楽コンクール」声楽部門第1位。第49回「日伊声楽コンコルソ」第3位。第15回「世界オペラ歌唱コンクール」「新しい声2013」アジア代表など多数受賞。日生劇場でのオペラ「後宮からの逃走」ブロンデ役をはじめ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ役、歌劇「BLACKJACK」彩香役などを演じ、歌唱とともに大胆な演技力で好評を博す。オラトリオのソロも多数務めるほか、国内外でますます活躍の場を広げている。このCDはデビュー盤。

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