クラシック音楽 新譜CD情報


2019年6月17日

★堤 剛&小林研一郎指揮日本フィルによるシューマン:チェロ協奏曲/チャイコフスキー:交響曲 第3 番


剛堤 

シューマン:チェロ協奏曲
チャイコフスキー:交響曲 第3 番

チェロ:堤 剛

指揮:小林研一郎

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2019年1月、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:マイスターミュージック MM-4056

 チェロの堤 剛(1942年生まれ)は、桐朋学園で斎藤秀雄に師事し、桐朋学園高校音楽科卒業後にインディアナ大学へ留学しヤーノシュ・シュタルケルに師事。1963年よりシュタルケルの助手を務める。1957年第26回日本音楽コンクールチェロ部門第1位と特賞、1963年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、ブダペスト国際音楽コンクール第1位。現在、桐朋学園大学院大学教授、サントリー音楽財団理事長、サントリーホール館長、霧島国際音楽祭音楽監督を務める。2013年文化功労者。

 指揮の小林研一郎(1940年生まれ )は、東京藝術大学指揮科を卒業。1974年第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞を受賞。1987年から1997年までハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団)の常任指揮者、音楽総監督(GMD)を務め、現在は桂冠指揮者。日本では、東京交響楽団首席客演指揮者、東京都交響楽団正指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督・桂冠指揮者、などを歴任。ハンガリー・ブダペスト交響楽団名誉指揮者。

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2019年6月13日

★美しくメロディーを歌う日本フィルのトランペット奏者 オッタヴィアーノ・クリストーフォリのCDアルバム


クリストーフォリ

ヘーネ:スラブ幻想曲
ベッリーニ(Jアルバン編):歌劇「ノルマ」の主題による変奏曲
ヴェルディ(アルバン編):歌劇「椿姫」の主題による幻想曲
ヴェルディ(アルバン編):華麗なる幻想曲
ベルシュテット(サイモン編):ナポリ変奏曲
伊藤康英:青のアリア
ニニ・ロッソ(副田真之介編):夜空のトランペット
中川英二郎:ロデオ・クラウン
日本古曲(ドクシツェル編):日本のメロディより「さくら」
弘田龍太郎(ドクシツェル編):日本のメロディより「浜千鳥」

トランペット/コルネット/フリューゲルホルン:オッタヴィアーノ・クリストーフォリ

ピアノ:高橋ドレミ
トロンボーン:中川英二郎

録音:2019年1月7日~9日、かながわアートホール

CD:日本アコースティックレコーズ NARD‐5064

 オッタヴィアーノ・クリストーフォリ(1986年生れ)は、イタリア、ウーディネ市出身。10歳からトランペットを始め、コンセルバトーリ「J.Tomadini」を2004年に卒業。卒業後はユースイタリアンオーケストラに2年間在籍。2007年より1年間、C.Eschenbach氏率いるドイツのオーケストラ「Scheleswig Holstein Musik Festival Orchestra」のメンバーとなり、ドイツ、ハンガリー、ブラジル、ロシアなど多くの国で公演を行う。2008年より、佐渡裕氏が芸術監督を務める兵庫県立芸術文化センター管弦楽団に入団。2009年には日本フィルハーモニー管弦楽団に入団し、現在はソロトランペット奏者を務めている。2016年より、日本でトップクラスの金管楽器奏者により結成された「侍ブラス」のメンバーとなり、日本でもファンが増えている。現在では、映画音楽やテレビ番組、CM曲の演奏など、広いジャンルで活動している。

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2019年6月10日

★第10回「浜松国際ピアノコンクール2018」の入賞者による名演集<ライヴ録音>


コンクール浜松国際ピアノ

<Disc 1>

【第1位/札幌市長賞/室内楽賞】

ジャン・チャクムル(トルコ)

ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61「幻想」
モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478 第3楽章
        川久保 賜紀(ヴァイオリン) 松実 健太(ヴィオラ) 長谷川 陽子(チェロ)
リスト:協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124
        高関 健(指揮) 東京交響楽団

【奨励賞】

アンドレイ・イリューシキン(ロシア)

シューマン:フモレスケ 変ロ長調 Op.20より

【第6位】

安並 貴史(日本)

ブラームス:幻想曲集 Op.116より 第1番 奇想曲
ドホナーニ:4つのピアノ曲Op.2 より 第3番 間奏曲 へ短調
4つの狂詩曲 Op.11より 第3番 ハ長調

【第5位】

務川 慧悟(日本)

ドビュッシー:練習曲 第6番「8本の指のための」
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調

<Disc 2>

【第4位】

今田 篤(日本)

ハイドン:ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.XVI:40
ラヴェル:夜のガスパールより スカルボ
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 Op.1 第4楽章

【第3位】

イ・ヒョク(韓国)

ストラヴィンスキー(アゴスティ編):組曲「火の鳥」
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調

【日本人作品最優秀演奏賞】

梅田 智也(日本)

佐々木冬彦:SACRIFICE

【第2位/ワルシャワ市長賞/聴衆賞】

牛田 智大(日本)

シューベルト:即興曲 変ト長調 Op.90-3
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36 (1931)

収録:2018年11月、アクトシティ浜松(ライヴ録音)

CD:コジマ録音 ALCD‐7233~4(2枚組)

 1991年より27年の歳月を経て、着実に国際的な地位と信頼を高め、第10回を迎えた「浜松国際ピアノコンクール」。88名の出場者による世界水準のハイレベルな演奏が次々と繰り広げられ、連日満員の聴衆が詰めかけた。数々の感動とが生まれた熱き2週間から、入賞者による光る名演をハイライト収録。

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2019年6月06日

★デビューから50年の荘村清志が2年ぶりの新録音“シャコンヌ”


荘村清志

バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から
     シャコンヌ(ギター版)
     リュート組曲 第1番 ホ短調 BWV996
     無伴奏チェロ組曲 第6番ニ長調 BWV1012(ギター版)
シューベルト:白鳥の歌 D957の4 セレナーデ (ギター版)
ラウロ:ベネズエラ・ワルツ 第3番
モノー:愛の讃歌 (ギター版)

ギター:荘村清志

CD:ユニバーサル ミュージック UCCY‐1098

 ギターの荘村清志(1947年生れ)は、岐阜市本荘出身。1963年、来日したナルシソ・イエペスに認められ、翌年にはスペインに渡り4年間イエペスに師事。1967年イタリア各地で、翌年にはミラノなど22都市でリサイタルを行う。帰国後、1969年に日本デビュー・リサイタルを行う。1971年イタリアで開かれた世界青少年協会国際フェスティヴァルに日本代表ギタリストとして参加。また、北米各都市で28回にのぼる公演を開いた。このCDは、1969年に日本デビュー・リサイタルを行ってから50年。これまで日本のギター界を牽引してきた荘村清志が2年ぶりの新録音。

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2019年6月03日

★フランスの名ピアニスト ジャン=フィリップ・コラールのラフマニノフとムソルグスキー


ジャン=フィリップ・コラール

ラフマニノフ:「6つの楽興の時」op.16
ムソルグスキー:「展覧会の絵」

ピアノ:ジャン=フィリップ・コラール

CD:キングインターナショナル LDV45

 ピアノのジャン=フィリップ・コラール(1948年生れ)は、フランス出身。パリ音楽院にてピエール・サンカンに学ぶ。日本では、ガブリエル・フォーレ、クロード・ドビュッシー、モーリス・ラヴェルといった近代フランス音楽のピアノ曲の専門家としての知名度ばかりが高いが、世界的にはセルゲイ・ラフマニノフの卓越した解釈によっても知られている。2003年にレジオン・ドヌール騎士章を受勲。

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2019年5月30日

★2018年第10回「浜松国際ピアノコンクール」優勝者 ジャン・チャクムルのデビュー盤


ジャン・チャクムル

ベートーヴェン (リスト編曲) : アデライーデ
シューベルト : ピアノ・ソナタ第7番
ハイドン : アンダンテと変奏曲
ファジル・サイ : ブラック・アース (黒い大地)
バルトーク : 戸外にて
佐々木冬彦 : SACRIFICE (2017)

ピアノ:ジャン・チャクムル

CD:キングインターナショナル KKC-4169

 ピアノのジャン・チャクムル(1997年生れ)は、トルコ、アンカラ出身。2012年にアンカラの高校を卒業後、パリのスコラ・カントルムに留学し、2014年に首席で卒業。2017年「スコットランド国際ピアノコンクール」で第1位、2018年第10回「浜松国際ピアノコンクール」で第1位を受賞するなど、現在その活躍が最も期待される若手ピアニストの一人。なお、チャクムルは同コンクールの優勝者ツアーとして2019年4月より全国20公演を超える演奏会を開催。

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2019年5月27日

★クラリネットのアンドレアス・オッテンザマー、ユジャ・ワン&マリス・ヤンソンス指揮ベルリン・フィルとの共演盤


アンドレアス・オッテンザマー2

ブラームス:間奏曲イ長調作品118の2(編曲:ニコライ・ポポフ)
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調作品73: 1. Allegro
メンデルスゾーン:無言歌作品85の6/102の1(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)
ブラームス:旋律のように 作品105の1(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)
メンデルスゾーン:無言歌作品30の4/67の3(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)
ウェーバー:協奏的大二重奏曲(ピアノとクラリネットのための)変ホ長調作品48:
メンデルスゾーン:無言歌作品30の6/67の2/85の4(編曲:アンドレアス・オッテンザマー)

クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー

ピアノ:ユジャ・ワン

指揮:マリス・ヤンソンス

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1835

 クラリネットのアンドレアス・オッテンザマー(1989年生まれ)は、オーストリア出身。2011年、22歳の若さでベルリン・フィルの首席奏者に就任した。父エルンストも、兄ダニエルもウィーン・フィルの首席奏者を務めるという、クラリネット一家。

 ピアノのユジャ・ワン (1987年生れ) は、中国、北京出身。北京の中央音楽学院で学ぶ。2003年ヨーロッパに続き2005年北米デビュー。2006年、最も有望な21歳以下のピアニストに与えられる「ギルモア・ヤング・アーティスト賞」を受賞。

 指揮のマリス・ヤンソンス(1943年生まれ)は、ラトビア出身。レニングラード・フィル副指揮者、ピッツバーグ交響楽団首席指揮者、バイエルン放送交響楽団首席指揮者、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団常任指揮者を歴任。

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2019年5月23日

★ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロシア国立交響楽団のプロコフィエフ:交響曲第2番/第3番


ヴラディーミル・ユロフスキー

プロコフィエフ:交響曲第2番/第3番

指揮:ウラディーミル・ユロフスキ

管弦楽:ロシア国立交響楽団<スヴェトラーノフ・オーケストラ>

CD:キングインターナショナル KKC-5992

 指揮のウラディーミル・ユロフスキ(1972年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。18歳でドイツに移住。音楽を学び、各地の歌劇場などで経験を積む。その後2001年グラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任し、数々の上演を行う。2007年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2011年ロシア国立交響楽団芸術監督、2017年ベルリン放送交響楽団首席指揮者に就任。そして2021年からバイエルン国立歌劇場音楽総監督に就任することが決まっている。

 ロシア国立交響楽団<スヴェトラーノフ・オーケストラ>は、ロシアで最も伝統のあるオーケストラの1つ。1936年にモスクワ音楽院大ホールにて初演を果たして活動を開始。アレクサンドル・ガウク、ナタン・ラフリン、コンスタンティン・イワノフ等が音楽監督を務める。特に、エフゲニー・スヴェトラーノフが音楽監督に就任して著しく成長し、<スヴェトラーノフ・オーケストラ>とも呼ばれるようになった。2011年にはウラディーミル・ユロフスキを音楽監督に迎えて現在に至る。

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2019年5月20日

★金子三勇士 リスト・リサイタル


金子三勇士

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
    コンソレーション(慰め)第3番 S.142
    「巡礼の年」第1年:スイス S.160から 第4曲:泉のほとりで
    メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
    献呈(シューマンの歌曲による) S.566

ピアノ:金子三勇士

CD:ユニバーサルミュージック UCCY-1097

 ピアノの金子三勇士は、1989年日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校にてハンガリーのピアノ教育第一人者チェ・ナジュ・タマーシュネーに師事。1997年と2000年に「全国連弾コンクール」優勝、2001年には「全国ピアノコンクール」9~11歳の部で優勝。2001年、飛び級(11歳)でハンガリー国立リスト音楽院大学に入学。2006年日本に帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入。2011年第12回「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。2012年第22回「出光音楽賞」を受賞。

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2019年5月16日

★巨匠ヴァレリー・アファナシエフの“私の愛する音楽 ハイドンからプロコフィエフへ”


ヴァレリー・アファナシェフ3

<DISC1>ハイドン:ピアノ・ソナタ第20番・第23番・第44番
<DISC2>ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番・第16番・第19番
<DISC3>シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番、4つの即興曲D.935
<DISC4>シューマン:ピアノ・ソナタ第1番、3つの幻想小曲集、アラベスク
<DISC5>ビゼー:半音階的幻想曲、フランク:前奏曲、コラールとフーガ、ドビュッシー:ベルガマスク組曲
<DISC6>プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番「戦争ソナタ」、伝説曲、ガヴォット、風刺

ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ

録音:2017年4月24日~26日(DISC1、2、5)7月3日~5日(DISC3、4、6)、ドイツ,フィアゼン,フェストハレ

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-19034~39(6枚組)

 ピアノのヴァレリー・アファナシエフ(1947年生れ)はモスクワ出身。モスクワ音楽院で学ぶ。1969年に「ライプツィヒ・バッハ国際コンクール」、1972年にブリュッセルで行われた「エリザベート王妃国際音楽コンクール」において優勝。1974年、ベルギーへ移住。以後、欧米各地でリサイタルを行うほか、世界の著名なオーケストラと共演。これまでに30枚以上のCDをリリース。ピアノ演奏にとどまらず、文学者の顔も持っている。これは、アファナシエフが「私の死後、残したい音楽はここにあります」として録音した6枚組CD。

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