2012年7月09日
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
佐藤 眞:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲
エルンスト:シューベルトの「魔王」による大奇想曲
エルンスト:多声的練習曲 第6番「夏の名残りのバラ」
ヴァイオリン:渡辺玲子(使用楽器:日本音楽財団所有グァルネリ・デル・ジェス1736年製ヴァイオリン「ムンツ」)
録音:2010年9月13-15日、2011年2月3・4日、軽井沢大賀ホール
CD:フォンテック FOCD9552(CD/SACD)
渡辺玲子は、東京都出身のヴァイオリニスト。1982年、東京芸術大学音楽部付属音楽高校に入学したが、独学を決意して2年生で中退。1984年、18歳の時、ヴィオッティ国際ヴァイオリン・コンクールに出場し、第1位なしの第2位を受賞。1985年、ジュリアード音楽院に入学。1986年、パガニーニ国際コンクールで第1位なしの第2位を受賞。2005年、第35回エクソンモービル音楽賞の洋楽部門奨励賞受賞。渡辺玲子からのメッセージ「無伴奏ヴァイオリンのための作品を集めたCDの録音は、私の心の中で数年前からの懸案でした。ようやくここに完成できたことを嬉しく思います。ヴァイオリンは多様な魅力を持った楽器です。多種多様な奏法とその組み合わせで、驚くほど多彩な音色を生み出すのです。今回のプログラムでは、バッハのパルティータ第3番に加え、エルンストの超絶技巧の作品、そしアイロニーとウィットに富んだヒンデミットのソナタなどで、私の“今”を聴いて頂きたく思います」