クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2012年7月26日

2012年7月26日

★独特なタッチでバロックを現代に甦らせる脅威のピアニスト、アレクサンドル・タローのバッハ:クラヴィーア協奏曲集


バッハ:クラヴィーア協奏曲ニ短調 BWV1052
                ニ長調 BWV1054
                ニ短調 BWV974
                ヘ短調 BWV1056
                ト短調 BWV1058
                イ短調 BWV1065(4台の鍵盤楽器のための)

ピアノ:アレクサンドル・タロー

指揮: バーナード・ラバディ

管弦楽:レ・ヴィオロン・デュ・ロワ、

CD:EMI‐TOCE90225

 フランス人ピアニスト、アレクサンドル・タローは、1968年生まれ。パリ国立高等音楽院で学ぶ。1989年、ミュンヘン国際コンクールで第2位。その後ソリストとして国際的な活動を展開。現代フランスを代表するピアニストの一人で、特にバロック音楽に造詣が深く、歴史的分析をふまえてモダン・ピアノでバロックを再現することを得意としている。一時はバレエに真剣に取り組んでいたことからも、その独特な演奏は高い美意識で彩られている。フランスでは、舞台上でのダンサーとのコラボレーションなど多彩な一面を見せる。来日経験も多く、日本にも熱心なファンがいる。 このCDでは、モダン楽器をバロック・ボウで演奏る団体、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ(王のヴァイオリンの意)を率いるバーナード・ラバディ指揮で録音。協奏曲イ短調では、4台のピアノのパートをタローが一人で多重録音している。

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