2019年3月04日
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(高橋悠治によるピアノ連弾版)
ステファヌ・マラルメの3つの詩 (詩:ステファヌ・マラルメ)
I. ためいき、II. あだな願い、III. もう一面の扇
あらわれ (詩:ステファヌ・マラルメ)
小組曲
I. 小舟にて、II. 行列、III. メヌエット、IV. バレエ
亜麻色の髪の乙女 (詩:ルコント・ド・リール)
ビリティスの3つの歌
I. パンの笛、II. 髪、III. ナイアードの墓
6つの古代碑銘
I. パンの笛、II. 名のない墓、III. 幸いなる夜のために、IV. クロタルを持つ踊り子、
V. エジプトの娼婦たち、VI. 朝の雨
ピアノ連弾:青柳いづみこ(プリモ)/高橋悠治(セコンド)
朗読:青柳いづみこ(「ビリティスの歌」詩:ピエール・ルイス/訳:高橋悠治より)
ソプラノ:盛田麻央/ピアノ:青柳いづみこ
録音:横浜市港南区民文化センター ひまわりの郷、2018年8月7~9日
CD:ALM RECORDS/コジマ録音 ALCD‐7726
ピアニスト・文筆家の青柳いづみこは、安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京藝術大学大学院博士課程修了、学術博士。矢代秋雄・八村義夫・武満徹作品によるリサイタル「残酷なやさしさ」により、平成元年度文化庁芸術祭賞。演奏と文筆を両立させる稀有な存在として注目を集め、これまでリリースした13枚のCDが『レコード芸術』で特選盤となる。大阪音楽大学教授、神戸女学院大学講師。
作曲家・ピアニストの高橋悠治は、 柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキスに学ぶ。1960年代はクセナキス、ケージなどの現代音楽のピアニストとして活躍。1970年代は日本の前衛音楽誌『トランソニック』の編集。1978-85年、アジアの抵抗歌を独自のアレンジで演奏する「水牛集団」に参加。1976年から現在まで、画家・富山妙子とスライドと音楽のための物語作品の製作。著書に「高橋悠治・コレクション 1970年代」「音の静寂 静寂の音」(平凡社)など。
ソプラノの森田麻央は、国立音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所第52期マスタークラス修了。修了時に優秀賞及び奨励賞受賞。パリ・エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀の成績で卒業。第17回日仏声楽コンクール第1位及び竹村賞、第13回東京音楽コンクール第2位、第8回エレーナ・オブラスツォヴァ国際ヤングオペラコンクール第3位など数々のコンクールで入賞。。二期会会員。