2022年1月27日
<DISC 1>
シューベルト:交響曲 第9(8)番 ハ長調 D 944 「ザ・グレイト」
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)
<DISC 2>
ドヴォルザーク:弦楽のためのセレナード ホ長調 作品22
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
<DISC 3>
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
リスト:死の舞踏 S 126 / R 457
ピアノ:ネルソン・フレイレ
指揮:ルドルフ・ケンペ
管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1968年5月22日~27日、ミュンヘン、ビュルガーブロイケラー
CD : ソニーミュージック SICC-10379~81
指揮のルドルフ・ケンペ (1910年―1976年)は、ドイツ、ドレスデン出身。ドレスデン音楽大学ではオーボエを学び、1929年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のオーボエ奏者となる。1935年ケムニッツとヴァイマルの歌劇場指揮者。1950年ドレスデン国立歌劇場音楽監督に就任。その後バイエルン国立歌劇場音楽監督を務めた(1952年―1954年)。1954年渡米してニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の指揮者。1960年バイロイト音楽祭に初登場し、1963年まで4年間「ニーベルングの指輪」を指揮。1961年ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者(1965年―1972年)。1967年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・音楽総監督。1975年BBC交響楽団の常任指揮者を兼任。指揮ぶりは、オーストリア・ドイツ楽派の正統を受け継ぐもので、自身がオーボエ奏者であったことからもあり、オーケストラのバランスを重視し、明快な表現力には定評があり、日本においても、録音を通して多くのファンを有していた。
このCDは、20世紀後半を代表するドイツの巨匠指揮者ルドルフ・ケンペが、1967年1月にミュンヘン・フィル音楽総監督に就任後、初めて同フィルとドイツCBSに録音したLP4枚分の貴重な音源を全てSA-CD化したもの。