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2022年11月28日

★ヨーロッパで今注目される指揮者 アントネッロ・マナコルダ 指揮カンマーアカデミー・ポツダムのベートーヴェン:交響曲第1番/第2番/第7番


ベートーヴェン:交響曲全集[1]

        交響曲第1番/第2番/第7番

指揮:アントネッロ・マナコルダ

管弦楽:カンマーアカデミー・ポツダム(KAP)

CD:ソニーミュージック SICC-30701~2(2枚組)

 このCDは、シューベルト、メンデルスゾーンの全曲演奏・録音を完成させ後に手掛ける、アントネッロ・マナコルダ 指揮カンマーアカデミー・ポツダムのベートーヴェン交響曲全集の第1弾で、2024年に完成予定。

 指揮者のアントネッロ・マナコルダは、イタリア、トリノ出身。フランス・イタリア系の家庭に生まれ、アムステルダムで教育を受けた。アバドが設立したマーラー・チェンバー・オーケストラの創設メンバーの1人として、長年にわたりコンサートマスターを務め後に、スウェーデンの伝説的指揮者ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学ぶ。2010年からはカンマーアカデミー・ポツダム(KAP)の首席指揮者兼芸術監督を務めている。ソニー・クラシカルから発売されたKAPとのメンデルスゾーンとシューベルトの交響曲全集は、各紙から高評価を得て、2015年にはドイツの権威あるエコー・クラシック賞の「ベスト・オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ポツダムのニコライザールを本拠に、ブランデンブルク州におけるさまざまな年齢層を対象とした数多くのコンサート・シリーズを開催。バロックから現代音楽に至るさまざまなオーケストラ作品を取り上げるなど、欧米各地のオーケストラ、歌劇場から招かれている。また、ポツダム新宮殿内のシュロス劇場で開催される「ポツダム・ウィンター・オペラ」で指揮をするなど、オペラの演奏にも注力している。

 カンマーアカデミー・ポツダム(KAP)は、ドイツのポツダムに本拠を置くモダン楽器による室内オーケストラで、ブランデンブルク州都ポツダム市の公認オーケストラ。2001年、ポツダムのペルシウス・アンサンブル(指揮者なしの弦楽オーケストラ)とベルリンのアンサンブル・オリオル(木管・金管・弦楽の室内アンサンブル)のメンバーを統合して創設された。金管楽器とティンパニにピリオド楽器を取り入れた生命力に富む演奏で注目され、ピーター・ルンデル、セルジオ・アッツォリーニ、アンドレア・マルコン、ミヒャエル・ザンデルリンクら歴代の芸術監督のもとでその個性を育んできた。2010年からはアントネッロ・マナコルダが首席指揮者兼芸術監督を務めている。

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