2023年10月02日
マーラー:「大地の歌」
指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団
メゾ・ソプラノ 藤村実穂子
テノール 宮里直樹
CD:キングインターナショナル Altus ALT530
このCDは、都響と音楽監督・大野和士による2021年4月26日の「大地の歌」の録音。これはコロナウィルスの影響で残念ながら急遽中止になってしまった公演だがが、会場のサントリーホールでは無観客での通し演奏がなされ、録音もされていた。
指揮の大野和士(1960年生れ)は、東京都出身。東京芸術大学指揮科に入学。大学卒業後、25歳の時欧州に渡る。1987年「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」で優勝。1988年ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者・音楽監督に就任。その後、カールスルーエ・バーデン州立歌劇場の音楽総監督、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務めた。2008年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、2012年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2015年東京都交響楽団の音楽監督、また同年バルセロナ交響楽団の音楽監督就任。2018年より新国立劇場のオペラ部門の芸術監督に就任。2010年「日本芸術院賞」恩賜賞受賞、「サントリー音楽賞」受賞、文化功労者に選ばれる。2017年フランス共和国より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からリヨン市特別メダル授与された。