2011年9月23日
~「オンブラ・マイ・フ」 ビューティー・オブ・ザ・バロック~
さあ、もういちど、いまやさしい愛が求めている
もしうまくいかなかったらどのように?
影はこれまでなかった(オンブラ・マイ・フ) ≪セルセ≫から
群れをなす輝けるセラフィムたちを集め ≪サムソン≫から
私が土の中に横たえられるとき (ディドーの嘆き) ≪ディドーとエネアス≫から
心よ、ほのかな喜びの住まい ≪エイシスとガラテア≫から
さあ、私はあなたを見て喜び ≪ポッペアの戴冠≫から
あのちょっぴり高慢な眼差しが ≪音楽の諧謔≫から
あなたを抱かせて ≪ロデリンダ≫から
守護天使達よ、ああ、私をお守りください ≪時と真理の勝利≫から
悲しみに沈める御母は涙にくれて(スターバト・マーテル) ≪スターバト・マーテル≫から
恋にいそしみ カンタータ第202番≪消え去れ、悲しみの影≫(結婚カンタータ) BWV202から
羊らは安けく草はむ カンタータ第208番≪楽しき狩りこそわが悦び≫ BWV208から
ソプラノ:ダニエル・ドゥ・ニース
カウンター・テノール:アンドレアス・ショル
指揮:ハリー・ビケット
管弦楽:イングリッシュ・コンサート
録音:2010年8月12-16日、ロンドン、ハムステッド・ガーデン郊外・聖ユダ教会
2011年1月24日 オート=アルザス・ドミニク修道院
CD:UCCD-1300(デッカ)(日本盤のみSHM-CD仕様)
ダニエル・ドゥ・ニースのサード・アルバム。ニースは、スリランカとオランダの血を引き、オーストラリア生まれで、ロサンゼルスで育つ。25歳の時、2005年のグラインドボーン・フェスティバルで、オペラ「ジュリアス・シーザー」のクレオパトラ役の急な代役で大成功を収めた。今回は、「オン・ブラ・マイフ」をはじめ、バロック時代のオペラ・アリアや宗教アリアなどを収録したアルバム。ゲストとしてカウンター・テノールのアンドレアス・ショルが参加、伴奏はバロック音楽のスペシャリスト、ハリー・ビケット指揮イングリッシュ・コンサート。