2017年5月11日
木下牧子:歌曲集「太陽は空の中心にかかる」(立原道造 詩)
食後
永い午後に
もし鳥だったなら
ヴァカンス
太陽は空の中心にかかる
おんがく (まど・みちお 詩)
歌曲集「晩夏」より
車窓(高田敏子 詩)
せめて銀貨の三枚や四枚(茨木のり子 詩)
冬の金魚(新川和江 詩)
歌曲集「花のかず」より
竹とんぼに (岸田衿子 詩)
歌曲集「六つの浪漫」より
重いのはなあに?(クリスティナ・ロセッティ 詩/水島始 訳)
風が風を(多田智満子 詩)
ほのかにひとつ(北原白秋 詩)
夢見たものは‥‥(立原道造 詩)
ソプラノ:松下悦子
ピアノ:土居知子
録音:2016年8月、富士見市民文化会館キラリふじみ
CD:ナミ・レコード WWCC-7831
ソプラノの松下悦子は、第39回「オランダ・セルトーケンボス国際声楽コンクール」歌曲部門第3位(1位無し)及びオランダ音楽賞、第63回「日本音楽コンクール」声楽部門第2位及び松下賞、平成8年度「大阪文化祭賞」本賞、第3回「音楽クリティッククラブ奨励賞」などを受賞。ドイツ国立カールスルーエ音楽大学卒業。現在、同志社大学教授(声楽)。
作曲家の木下牧子は、東京藝術大学作曲科に入学し、同大学卒業、同大学院修了。20代にはオーケストラ作品が多く、日本音楽コンクール管弦楽作曲部門や日本交響楽振興財団作曲賞に入選。30代は合唱が中心となり、歌曲もすでに多数の歌曲集を世に出しており、最も人気のある作曲家の一人。