2021年7月01日
ストラヴィンスキー : バレエ音楽「春の祭典」
エトヴェシュ : ヴァイオリン協奏曲第3番「アルハンブラ」
指揮:パブロ・エラス=カサド
管弦楽:パリ管弦楽団
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
CD:キングインターナショナル KKC-6367
録音: 2019年9月、グランド・サルル・ピエール・ブーレーズ、フィルハーモニー・ド・パリ
指揮のパブロ・エラス=カサド(1977年生まれ)は、スペイン、グラナダ出身。2009年の「サントリー音楽祭」で来日。2011年ベルリン・フィルにデビュー。2012年ニューヨークのセント・ルークス管弦楽団首席指揮者に就任。シカゴ響、バイエルン放送響、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルなどの名門オーケストラと共演し、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィルでのデビューも果たす。2020年12月来日し、NHKホールでベートーヴェン「第9」演奏会の指揮を執る。
ヴァイオリンのイザベル・ファウストは、ドイツ出身。1987年アウグスブルクの「レオポルト・モーツァルト・コンクール」、1993年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で共に第1位。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。古典作品に加え前衛的なレパートリーも持っており、世界初演も多い。室内楽奏者としても各地の音楽祭に定期的に出演。現在、世界を代表するヴァイオリニストの一人に数えられている。
ペーテル・エトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番「アルハンブラ」は、2019年7月12日にスペインのグラナダ音楽祭の委嘱作品として、イザベル・ファウスト、エラス=カサド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラによって初演された。スペイン・グラナダにある有名なアルハンブラ宮殿に触発され作曲、そして初演者であるイザベル・ファウスト、エラス=カサドの二人に捧げられた。