2022年4月11日
<CD1>
①ベートーヴェン:『エグモント』序曲
②モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
③ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
④モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』
<CD2>
⑤ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第3番、第5番、第6番
⑥モーツァルト:歌劇『魔笛』序曲
⑦シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調 D.759『未完成』
⑧カバレフスキー:組曲『道化師』Op.26
⑨モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 K.200
⑩ヨハン・シュトラウス2世:歌劇『こうもり』序曲
指揮:小澤征爾
管弦楽:トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団(①~⑧)
フランス国立フィルハーモニー管弦楽団(⑨~⑩)
録音:①~③1960年4月19日、④~⑤1960年4月21日、⑥~⑧1960年4月25日/トゥールーズ
【放送用録音/モノラル】
⑨~⑩1960年12月14日/ORTF(パリ)【放送用録音/モノラル】
CD:キングインターナショナル SPECTRUM SOUND CDSMBA-102
このCDは、小澤征爾(1935年生まれ)が1959年に第9回「ブザンソン国際指揮者コンクール」第1位を受賞、その翌年1960年4月、放送用の収録でトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団を振った録音。4月19日、21日、25日と3日間の収録で、小澤征爾の国際的なキャリアとしてはじめての録音を国立視聴覚研究所(INA)提供による音源を使用したスペクトラム・サウンドのベルアーム・シリーズ。また、同年12月14日、フランス国立フィルハーモニー管弦楽団を振ったモーツァルトの交響曲第28番とヨハン・シュトラウス2世の歌劇「こうもり」序曲も収録。こちらも放送用セッションながら小澤征爾のパリ・デビューの録音。翌年以降、世界をまたにかけ活躍がはじまったマエストロ小澤征爾。その世界的指揮者が産声をあげたような溌溂とした演奏が収録されている。