2022年10月31日
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
指揮:カール・シューリヒト
管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1952年5月3日、1955年8月4日(スイス・ロマンド放送によるモノラル録音)
CD:キングインターナショナル Altus ALT520
指揮のカール・シューリヒト(1880年―1967年)は、ドイツ出身の20世紀で最も重要な指揮者の一人。1923年から1944年までヴィースバーデンの音楽総監督を務め、マーラーの作品の解釈で国際的な名声を得た。また、ライプツィヒ交響楽団(現:MDR交響楽団)首席指揮者(1931-1933)、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者(1944)、ベルリン・フィルハーモニー合唱団芸術監督(1933-1934)を務めた。第二次世界大戦の終戦前にドイツを離れ、スイスに移住。以後、コンセルトヘボウ管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などの客演指揮者として活躍。特にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とは親密な関係を築き、1960年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉指揮者に任命された。ザルツブルク音楽祭にも何度か出演し、海外ツアーでも国際的な成功を収めた。