2012年4月12日
J.シュトラウス(1世)/モーツァルト/ランナー
<ディスク:1>
2つのコントルダンス K.603~第1曲
5つのコントルダンス K.609~第1曲「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」
5つのコントルダンス K.609~第4曲
6つのドイツ舞曲 K.571 第1~6曲
ラデツキー行進曲 作品228 (原典版)
ケッテンブリュッケ・ワルツ 第1番
羊飼いのカドリーユ
「パリの謝肉祭」ギャロップ
パガニーニ風ワルツ
<ディスク:2>
サヴェリオ・メルカダンテによるパ・ド・ヌフ
憧れのマズルカ
ハンス・イェーゲル・ポルカ
マラプー・ギャロップ
ワルツ「魔女のダンス」
バレエ「コルソ・ドナーティ」~行進曲
チェリート・ポルカ
狩りのギャロップ
ワルツ「シェーンブルンの人々」
指揮: アーノンクール(ニコラウス)
管弦楽: ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
CD:SONY CLASSICAL SICC-1535
巨匠ニコラウス・アーノンクール待望のニュー・アルバムは、「ワルツの革命」というややショッキングなタイトルの2枚組。ヨハン・シュトラウス2世によって19世紀後半のウィーンで完成を見たワルツの源流をたどるという、アーノンクールらしい企画。「ニューイヤー・コンサートの起源はモーツァルトだ!」と言わんばかりに、<ディスク1>ではモーツァルトの舞曲が最初に取り上げられ、それにヨハン・シュトラウス1世の作品が続く。<ディスク2>では、「ワルツの始祖」とも称されるヨゼフ・ランナーの作品。聴きなれた甘いワルツや軽妙なポルカの常識を打ち破る革新的な演奏解釈によって、ワルツの意外な側面が浮き彫りにされる。「ワルツは19世紀のヨーロッパ社会の進化を映す鏡である」(アーノンクール)。