クラシック音楽 新譜CD情報


2014年8月04日

★“21世紀のグールド”「アンドレア・バッケッティ・プレイズ・バッハ」


<ディスク:1>

カプリッチョ 変ロ長調 BWV992 「最愛の兄の旅立ちに寄せて」
イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989
協奏曲 ニ長調 BWV972 (原曲:「調和の霊感」~協奏曲ニ長調作品3-9による)
協奏曲 ニ短調 BWV974 (原曲:オーボエ協奏曲ニ短調による)
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」

<ディスク:2>

フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
トッカータ ホ短調 BWV914
ソナタ ハ短調 K.174 (ヴェネツィア国立マルチャーナ図書館所蔵の筆写譜に基づく世界初録音)
ソナタ ト長調 K.171 (ヴェネツィア国立マルチャーナ図書館所蔵の筆写譜に基づく世界初録音)
ソナタ 第3番 ト長調 (手稿譜に基づく世界初録音)
ソナタ ハ長調 (手稿譜に基づく世界初録音)

ピアノ:アンドレア・バケッティ

録音:2007年~2013年、イタリア、ファッツィオリ・コンサートホール

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-30167~8

 ピアノのアンドレア・バケッティは、1977年生まれ。今、彼が力を入れているのはバッハで、“21世紀の理想のバッハ像の一つ”と絶賛を受けている。このCDは、“バッハ:鍵盤作品全曲録音チクルス”の国内発売第1弾となるもの。演奏には彼が愛するイタリアのピアノの銘器ファツィオリを使用している。“21世紀のグールド”とも称される、イタリアを代表する個性派ピアニスト、アンドレア・バッケッティの初の日本盤。

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2014年7月31日

★ヤクブ・フルシャ&東京都交響楽団のR.シュトラウス:アルプス交響曲


R.シュトラウス:アルプス交響曲

管弦楽:東京都交響楽団

指揮:ヤクブ・フルシャ

CD:オクタヴィアレコード OVCL‐00534

 指揮のヤクブ・フルシャ(1981年生まれ)は、チェコのブルノ出身。ブルノのギムナジウム、その後プラハ芸術アカデミーで学ぶ。2003年ロヴロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで優勝。2008年プラハ・フィルハーモニア首席指揮者兼音楽監督就任。2010年プラハの春国際音楽祭オープニングコンサートの指揮者を最年少で務める。同年より東京都交響楽団プリンシパル・ゲスト・コンダクターに就任。現在、国際マルティヌー協会会長。

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2014年7月28日

★今注目の指揮者ネゼ=セガンのフローラン・シュミット:「サロメの悲劇」/フランク : 交響曲 ニ短調


フローラン・シュミット : バレエ音楽「サロメの悲劇」
フランク : 交響曲 ニ短調

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団

録音 : 2010年7月

CD:キングインターナショナル KKC5377

 ヤニック・ネゼ=セガン(1975年生まれ)は、カナダの指揮者。2008年、ロッテルダム・フィル音楽監督、さらに2012年からはフィラデルフィア管の音楽監督に就任し、今最も注目されている指揮者の一人。フランスの作曲家フローラン・シュミット(1870年ー1958年)は、フォーレから影響を受けた、フランス6人組の同世代者。1907年に作曲されたバレエ音楽「サロメの悲劇」は、全体としてはドイツ・オーストリアの濃密な後期ロマン主義に沿った音楽で、終局のクライマックスにおける官能的リズムがストラヴィンスキーに影響を与えたことでも知られている。

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2014年7月24日

★イザベル・ファウストのバルトーク : ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番


バルトーク : ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

ダニエル・ハーディング

スウェーデン放送交響楽団

録音:2012年4月ストックホルム、ベルワルドホール

CD:キングインターナショナル KKC-5384

 ヴァイオリンのイザベル・ファウストは、1987年アウグスブルクのレオポルト・モーツァルト・コンクール、および1993年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールでともに第1位。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。録音についても、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集やバッハの無伴奏曲集など、評価が高いものが多い。

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2014年7月21日

★ゲルギエフ&マリインスキー管のショスタコーヴィチ : 交響曲 第7番 「レニングラード」再録音盤


ショスタコーヴィチ : 交響曲 第7番 「レニングラード」

指揮:ワレリー・ゲルギエフ

管弦楽:マリインスキー劇場管弦楽団

CD:キングインターナショナル KKC5373

 ワレリー・ゲルギエフ(1953年生まれ)は、ロシア出身の指揮者。レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)で学び、在学中にカラヤン指揮者コンクール2位、全ソ指揮者コンクール1位。同音楽院を卒業後、キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)の指揮者となる。1988年キーロフ劇場芸術監督に就任し、現マリインスキー劇場を世界的な地位へと引き上げた。1996年には総裁に就任。2007年からロンドン交響楽団首席指揮者を務めており、2015年からミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任予定。このCDは、ゲルギエフ&マリインスキー管によるショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」の再録音盤。

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2014年7月17日

★ルイサダのショパン:14のワルツ&7つのマズルカ


ショパン:ワルツ 第1番~第14番
マズルカ 第42番~第48番

ピアノ:ジャン=マルク・ルイサダ

CD:ソニーミュージック・ジャパン SICC‐10213

 ピアノのジャン=マルク・ルイサダ(1958年生まれ)は、チュニジア出身。パリ国立高等音楽・舞踊学校で学ぶ。1985年のショパン国際ピアノコンクールで5位入賞。1990年録音の「ショパン:ワルツ集」の旧盤から23年を経た今、円熟の極みにあるルイサダの再録音がこのCD。

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2014年7月14日

★シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のメンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」ほか


メンデルスゾーン:序曲 「ルイ・ブラス」 (1839年初稿、クリストファー・ホグウッドによる校訂版、世界初録音)
           劇音楽「真夏の夜の夢」から序曲/スケルツォ/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲
           ピアノ協奏曲第1番&第2番

指揮:リッカルド・シャイー

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

ピアノ:サリーム・アブード・アシュカール

CD:ユニバーサル ミュージック UCCD1398

 リッカルド・シャイー(1953年生まれ)は、イタリア出身の指揮者。 14歳で指揮者としてデビュー。1988年ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者に就任。2005年からはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第19代カペルマイスターに就任した。2015年より、ミラノ・スカラ座の音楽総監督に就任する予定。このCDは、リッカルド・シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンビによるメンデルスゾーン作品集第3弾。ピアノ協奏曲では、イスラエル出身の若手ピアニストのサリーム・アブード・アシュカールが演奏。

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2014年7月10日

★コパチンスカヤのストラビンスキー:ヴァイオリン協奏曲/プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番


ストラビンスキー:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン協奏曲用カデンツァ
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番

ヴァイオリン:パトリシア・コパチンスカヤ

指揮:ウラディーミル・ユロフスキ

管弦楽:ロンドンフィルハーモニー管弦楽団

録音:2013年5月、 ロンドン、リンドハースト・ホール

CD:エイヴェックス AVCL-25824

 ヴァイオリンのパトリシア・コパチンスカヤは、モルドヴァ出身。ウィーンおよびベルンで作曲とヴァイオリンを学んだ後、メキシコのヘンリク・シェリング国際コンクールで優勝、2002年に「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティスト賞」を受賞。2002/2003年「ライジング・スターズ」コンサート・シリーズにオーストリア代表として参加し、ニューヨーク他、ヨーロッパ各国の首都でデビュー。2004年にヨーロッパ放送連盟(EBU)の「ニュー・タレントSPP賞」を、2006年には「ドイツ放送局賞」を受賞。2008年11月から12月にかけて来日し、ファジル・サイのヴァイオリン協奏曲の日本初演を行った。

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2014年7月07日

★独アルテミス・カルテットのメンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集(第2番/第3番/第6番)


メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集(第2番/第3番/第6番)

弦楽四重奏:アルテミス・カルテット

ヴィネタ・サレイカ(Vn)/グレゴール・ジーグル(Vn)/フリーデマン・ヴァイグレ(Va)/エッカート・ルンゲ(Vc)

CD:ワーナーミュージック・ジャパン WPCS-12744~5

 ドイツのアルテミス・カルテットは、1989年結成。1995年ボンでのドイツ音楽コンクール受賞をはじめとして、弦楽四重奏団にとって最高峰の賞である1996年第45回ミュンヘン国際音楽コンクール第1位、さらに1997年のイタリアのプレミオ・パオロ・ボルチアーニ弦楽四重奏国際コンクール第1位 を獲得。特にミュンヘン国際音楽コンクールは難関中の難関として知られ、1970年に東京カルテットが優勝して以来25年間優勝者を出していなかった。2012年にはギドン・クレーメルも絶賛するラトヴィアの女性ヴァイオリニスト、ヴィネタ・サレイカを第1ヴァイオリンに迎えさらなる飛躍を遂げ、世界的な注目を集める。このCDは、サレイカが第1ヴァイオリンに就任してから初のレコーディング。

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2014年7月03日

★フィラデルフィア管の音楽監督ヤニック・ネゼ=セガンのシューマン:交響曲全集


シューマン:交響曲全集(交響曲第1番「春」/第2番/第3番「ライン」/第4番)

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団

録音:2012年11月

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1653~4

 ヤニック・ネゼ=セガン(1975年生まれ )は、カナダ出身の指揮者。これまでロンドン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を務め、現在、 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者およびフィラデルフィア管弦楽団音楽監督に就任している。ヨーロッパ室内管弦楽団は、イギリス・ロンドンを本拠地とする室内オーケストラ。1981年にECユース管弦楽団(現EUユース管弦楽団)の出身者を中心としてクラウディオ・アバドにより自主運営団体として設立。音楽監督などは置かず、様々な指揮者・ソリストと共演している。

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