2023年9月21日
シューベルト:音楽に寄せて 作品88-4 D.547
アヴェ・マリア 作品52-6 D.839
子守唄 作品98-2 D.498
ショパン:マズルカ 第1番 イ短調(嬰ヘ短調) 作品6-1
マズルカ 第2番 イ短調(嬰ハ短調) 作品6-2
マズルカ 第3番 ニ長調(ホ長調) 作品6-3
マズルカ 第4番 イ短調(変ホ短調) 作品6-4
マズルカ 第5番 イ長調(変ロ長調) 作品7-1
マズルカ 第6番 イ短調 作品7-2
マズルカ 第7番 イ短調(ヘ短調) 作品7-3
マズルカ 第8番 イ長調(変イ長調) 作品7-4
メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟唄 第1番 ホ短調(ト短調) 作品19-6
ヴェネツィアの舟唄 第2番 ニ短調(嬰ヘ短調) 作品30-6
コスト:ジュラの思い出(アンダンテとポロネーズ) 作品44
メルツ:ハンガリー風幻想曲 作品65-1
シュルホフの思い出(コンサート・マズルカ)
無言歌〜吟遊詩人の歌 作品13 より
ギター:鈴木大介
CD:アール・アンフィニ MECO-1078
ギターの鈴木大介(1970年生まれ)は、神奈川県横浜市出身。早稲田大学第一文学部卒業。市村員章、福田進一、尾尻雅弘にギターを師事、川上哲夫、中島良史に作曲を師事。大学在学中の1992年にバルセロナの「マリア・カナルス国際音楽コンクール」ギター部門で第3位入賞。1993年、イタリアのアレッサンドリア市国際ギターコンクール「オマジオ・ア・アンドレス・セゴビア」で優勝。1994年より文化庁派遣在外研修員としてオーストリア・ザルツブルク・モーツァルテウム大学に留学。2000年「出光音楽賞」受賞。「カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~」で2005年度「文化庁芸術祭優秀賞」レコード部門を受賞。2006年「芸術選奨新人賞」音楽部門受賞。洗足学園音楽大学客員教授。
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2023年9月18日
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
独唱:グレ・ブロウエンスタイン (ソプラノ)
イーラ・マラニウク (アルト)
ヴォルフガンク・ヴィントガッセン (テノール)
ルートヴィヒ・ウェーバー (バス)
合唱:バイロイト祝祭合唱団
録音:1954年8月9日、バイロイト祝祭劇場 (ライヴ)
CD:キングインターナショナル EPITAGRAPH EPITA-042(モノラル)
フルトヴェングラーの第九といえば、1951年のバイロイト音楽祭再開記念公演でのものが有名だが、3年後の54年の夏にも巨匠はバイロイトでベートーヴェンの第9交響曲を指揮していた。「ルツェルンの第九」 (54年8月22日ルツェルン音楽祭公演) の半月前、亡くなる3か月前のこと。オリジナルの放送テープ (演奏会のラジオ放送用録音) はすでに消失され、音質劣悪の海外盤のプライヴェートCDが90年代に出回った後、2012年にORFEOが遺されていた「状態の良くない」テープを最新のデジタル修復技術で復刻してCDを発売。今回、エピタグラフが同録音のアセテート盤からの復刻音源を入手し、キング関口台スタジオで丁寧かつ入念なマスタリングを施してCD化された。
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2023年9月14日
<Disc 1>
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
<Disc 2>
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
ロンド ハ長調 K.373
アダージョ ホ長調 K.261
ヴァイオリン:ルノー・カプソン(指揮)
管弦楽:ローザンヌ室内管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45080~1
このCDは、ルノー・カプソンが音楽監督を務めるローザンヌ室内管弦楽団との共演で、カプソンの弾き振りによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集を収録。
ヴァイオリンのルノー・カプソン(カピュソンとも表記、1976年生れ)は、フランス、シャンベリ出身。14歳でパリ国立高等音楽院に入学し、室内楽とヴァイオリンのプルミエ・プリを獲得。その後ベルリンでトマス・ブランディスに、続いてアイザック・スターン、シュロモ・ミンツに師事。1998年から2000年までは、クラウディオ・アバードの指名によってマーラー・ユーゲント・オーケストラのコンサートマスターを務めた。モダン楽器のヴァイオリニストではあるが、バロック奏法の影響を受け、さらにフランコ・ベルギー派の伝統も受け継いでいると言われる。自身が創設した「イースター音楽祭」の音楽監督、および「グシュタード冬音楽祭」の音楽監督を務める。弟はチェリストのゴーティエ・カプソン。
ローザンヌ室内管弦楽団は、スイス・ローザンヌを本拠地とする室内オーケストラ。1942年にスイス・ロマンド放送の協力の下、ヴィクトル・デザルツェンス(1908年―1986年)により設立さ、デザルツェンスはその後約30年同楽団の指揮者を務めた。現代音楽や異なる音楽ジャンルにも意欲的に取り組んでいる。
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2023年9月11日
ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
アルカン:舟歌(歌曲集第3集Op.65より第6番)
ラモー:未開人
ラヴェル:組曲『鏡』(第1曲:蛾/第2曲:悲しげな鳥たち/
第3曲:海原の小舟/第4曲:道化師の朝の歌/第5曲:鐘の谷)
アルカン:イソップの饗宴(『短調による12の練習曲』Op.39より第12番)
ラモー:優しい嘆き(ロンドー)
一つ目の巨人(ロンドー)
『新クラヴサン組曲集』よりメヌエットI-II
めんどり
ピアノ:ブルース・リウ
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45085
このCDは、2021年第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」で優勝し世界の注目を集めたカナダの若きピアニスト、ブルース・リウがバロックから近代まで、200年にわたるフランスの鍵盤楽器音楽の魅力を探求した、ファースト・スタジオ・アルバム。
ピアノのブルース・リウは、1997年パリで生まれる(カナダ国籍)。両親は中国・北京からのフランス留学生で、後にカナダへ移住。モントリオール音楽院で学び、ダン・タイ・ソン(1980年アジア人初の「ショパン国際ピアノコンクール」優勝者、現在カナダ、モントリオール在住)に師事。クリーヴランド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団などのオーケストラと共演し、中国NCPA管弦楽団とは北米ツアーを行う。近年では、ウクライナ国立交響楽団およびリヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団との2年連続の中国ツアーや、サル・ガヴォーでのラムルー管弦楽団との共演がある。仙台、モントリオール、テルアヴィヴ、ヴィセウなどの国際ピアノ・コンクールで入賞、そして2021年第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」優勝を果たす。
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2023年9月07日
スコリク:メロディー
ブラームス:間奏曲 op.118-2
メンデルスゾーン:ベニスのゴンドラの歌 op.30-6
シューベルト:ハンガリー風のメロディー
グルック=ズガンバーティ:メロディー(精霊の踊り)
シベリウス:もみの木
フォーレ:シシリエンヌ
グリンカ=バラキレフ:ひばり
ブラームス=吉松隆:子守歌
シューベルト=リスト:万霊節の連禱
バッハ=コルトー:アリオーソ
グリーグ:ノクターン
ドビュッシー:月の光
ラヴェル:ボロディン風に
シューマン=リスト:献呈
シューベルト=田部京子・吉松隆:アヴェ・マリア
CD:日本コロムビア COCQ-85604
このCDは、シューベルト、ブラームス、グリーグなど、コンサートでも人気が高いアンコールピースを、田部京子ならではの抒情的な歌心で演奏。デビュー30周年を迎える実力派ピアニストが贈る、珠玉のメロディー。
ピアノの田部京子は、東京芸術大学附属高校在学中、17歳で「日本音楽コンクール」第1位に輝き一躍注目を集めた。東京芸術大学に進学後、文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルリン芸術大学に留学。ベルリン芸術大学および同大学院を首席卒業後、バイエルン放送響、バンベルグ響、モスクワ・フィル、ワルシャワ・フィル、ポーランド放送響などと共演。室内楽でもアルバン・ベルク四重奏団、カルミナ四重奏団ほか世界のトップアーティストから共演者に指名されるなど厚い信頼を寄せられている。「エピナール国際ピアノコンクール」第1位、「シュナーベルコンクール」第1位、「ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)」第3位、「ショパン国際ピアノコンクール」最優秀演奏賞、「村松賞」音楽部門大賞、第4回「新日鉄音楽賞」などを受賞。上野学園大学教授、日本音楽コンクール審査員、桐朋学園大学院・特別招聘教授などを務め、現在は桐朋学園大学院大学教授として後進の指導に当たる。
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2023年9月04日
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78 「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
ヴァイオリン:黒川 侑
ピアノ:久末 航
CD:アール・アンフィニ MECO-1077
ヴァイオリンの黒川 侑は、ウィーン、ブリュッセルで研鑽を積んだ後、特待生として全額奨学金を得て桐朋学園大学院大学(修士課程)修了、エコール・ノルマル音楽院高等課程修了。国際音楽祭ヤング・プラハにおけるルドルフィヌムでのプラハ室内交響楽団との共演は、ヴァイオリニストの故ヨゼフ・スーク氏より絶賛を受け、その後再度の音楽祭への招待においてもワルトシュタイン宮殿を始めチェコ各地での演奏会に出演した。第75回「日本音楽コンクール」第1位、岩谷賞(聴衆賞)他3つの特別賞、2015年「ルドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」Anna Piciulin特別賞、第6回「仙台国際音楽コンクール」聴衆賞受賞、第23回(2012年度) 「出光音楽賞」、「青山音楽賞」青山賞、「倉敷市芸術文化奨励章」など受賞多数。京都市立芸術大学非常勤講師。
ピアノの久末 航は、14歳で京都青山音楽記念館バロックザールにてピアノリサイタルを催し、2009年度「青山音楽賞」新人賞を史上最年少で受賞。平成25年度「平和堂財団芸術奨励賞」音楽部門受賞。ドイツ・フライブルク音楽大学を最優秀の成績で卒業。パリ国立高等音楽・舞踊学校での交換留学を経て、ベルリン芸術大学大学院で学ぶ。第32回「ピティナ・ピアノコンペティション」Jr.G級金賞、第7回「リヨン国際ピアノコンクール」第1位および聴衆賞、またドイツで最も歴史あるコンクール「メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクール」では第1 位および Deutscher Pianistenpreis賞を受賞。2017年には、世界的に権威ある第66回「ミュンヘン国際音楽コンクール」で第3位、および委嘱作品の最も優れた解釈に対して贈られる特別賞を受賞し、一躍注目を浴びる。
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2023年8月31日
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
幻想序曲「ロメオとジュリエット」TH 42
指揮:アジス・ショハキモフ
管弦楽:ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
CD:ワーナーミュージックジャパン
指揮のアジス・ショハキモフ(1988年生まれ)は、ウズベキスタン、タシケント出身。6歳からヴァイオリン、ヴィオラ学び、指揮をウラディミール・ネイメルに師事。13歳の時にウズベキスタン国立交響楽団を指揮してデビュー。その後、ウラディーミル・スピヴァコフが主宰するロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団のクラスに招かれ、2010年には定期演奏会にデビュー。同年にバンベルク交響楽団が主催する「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で第2位を獲得して国際的な注目を集め、欧州のトップ・オーケストラの指揮に招かれるようになり絶賛を浴びる。2015年からデュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラの指揮者陣に加わるようになり、2016年には「ネスレ&ザルツブルク音楽祭青年指揮者コンクール」で優勝。2014年以来たびたび客演していたストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を2021/2022シーズンより務め、2026年まで契約が延長された。2018年と2022年に読売日本交響楽団を指揮している。
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2023年8月28日
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
指揮:ブルーノ・ワルター
管弦楽:コロンビア交響楽団
CD:キングインターナショナル GS-2297
録音:1958年1月13、15、17日、アメリカ、カリフォルニア州、アメリカン・リージョン・ホール
<制作者より>2014年8月に発売したGS-2115以来、9年ぶりのリマスターで再登場です。今回復刻に使用したのはGS-2115と同じくアメリカから入手した2トラック、38センチ、オープンリール・テープの「Safety copy」ですが、当GS-2297では音採りから最終調整まですべてプロ用の機器でマスタリングを行い、めざましい効果を獲得しました。今度こそ、本当の〈最終形〉です。解説書は内容を刷新し、このLPの国内初出に関連した情報を限りなく収集しました。国内盤に関する情報こそ、日本のレーベルの仕事であると認識しています。 (平林 直哉)
ブルーノ・ワルター(1876年―1962年)は、ドイツ、ベルリン出身。ウィーン宮廷歌劇場楽長、ミュンヘン宮廷歌劇場、ベルリン市立歌劇場音楽監督、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長などを務め、その名声が知れ渡ることになる。しかし、ユダヤ系のワルターはナチから迫害を避けウィーンへと向かい、ウィーン国立歌劇場やウィーン・フィルへと活躍の場を移した。しかし、ここでもオーストリアがナチス・ドイツに併合されてしまい、安住の地ではなかった。この間、次女が不幸に見舞われ亡くなるなど、ワルターの人生には徐々に暗雲が立ち込めることになっていく。その後、スイス、フランスなどヨーロッパを転々とした挙句、最後にはアメリカへと旅立つ。第二次世界大戦後は、ニューヨーク・フィルの音楽顧問を務めるなど、欧米で活躍し、1960年に引退する。しかし、その引退を惜しみ、CBSレコードがワルターの指揮を後世に残すため、専属のオーケストラであるコロンビア交響楽団を急遽結成し、現在にも伝えられる名録音を残すことになる。
コロンビア交響楽団とは、ワルターの録音を後世に残すために臨時に編成されたオーケストラの名称。このようなケースはほとんど他にはなく、それだけにワルターという指揮者は、当時別格の扱いを受けていた大指揮者であったということが分る。ワルターは、死去する数年前から、このコロンビア交響楽団とコンビを組み、録音だけの活動に終始した。
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2023年8月24日
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》から
前奏曲 /愛の死
マーラー:「葬礼」
交響曲第5番第4楽章「アダージェット」
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容(死と浄化)
指揮:ヤクブ・フルシャ
管弦楽:バンベルク交響楽団
CD:キングインターナショナル KKC-6680
これは、”愛の死”をテーマに、19世紀の音楽を一変させたワーグナーと、19世紀末を共に駆け抜けたマーラーとリヒャルト・シュトラウスの作品を取り上げたコンセプトCDアルバム。
指揮のヤクブ・フルシャ(1981年生れ)は、チェコ、ブルノ出身。ブルノのギムナジウムのころは、ピアノとトロンボーンを習っていたが、次第に指揮に興味を持つようになった。その後プラハ芸術アカデミーに進学し、イルジー・ビエロフラーヴェク、ラドミル・エリシュカらに指揮を学ぶ。2004年同アカデミー卒業後、世界各地のオーケストラに客演を行いつつ、ヨーロッパのオケでポストを得て経験を積む。プラハ・フィルハーモニア音楽監督兼首席指揮者を歴任し、現在、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、バンベルク交響楽団首席指揮者・音楽監督。管弦楽団首席客演指揮者、バンベルク交響楽団首席指揮者・音楽監督。
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2023年8月21日
<Disc1>
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
<Disc2>
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
<Disc3>
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
指揮:久石 譲
管弦楽:フューチャー・オーケストラ・クラシックス (FOC)
録音:第1番:2023年5月10-11日 長野市芸術館 メインホール(セッション)
第2番:2021年7月8日 東京オペラシティ コンサートホール、10日長野市芸術館 (ライヴ)
第3番:2022年2月9日 東京オペラシティ コンサートホール(ライヴ)
第4番:2022年7月14日 東京オペラシティ コンサートホール、16日長野市芸術館 (ライヴ)
CD:オクタヴィアレコード OVCL-00820
このブラームス全集のCDアルバムは、2020年から取り組んだブラームス・ツィクルスより第2番・第3番・第4番と、新たにセッション録音をした第1番が3年半という時間をかけ、久石譲のもと若手トッププレーヤーが集結したFOCにより収録。
作曲・指揮の久石 譲(1950年生まれ)は、長野県出身。国立音楽大学在学中より現代音楽の作曲家として出発。1984年の映画「風の谷のナウシカ」以降、「風立ちぬ」まで宮崎駿監督の10作品の音楽を担当。その他、北野武監督「HANA-BI」、滝田洋二郎監督「おくりびと」、李相日監督「悪人」、山田洋次監督「東京家族」、高畑勲監督「かぐや姫の物語」など国内外の数々の映画音楽を手掛ける。2001年、映画監督として初メガホンをとり「Quartet カルテット」を製作、音楽・共同脚本も手掛け、日本初の音楽映画としてモントリオール映画祭のワールドシネマ部門正式招待作品に選ばれた。演奏活動においては、ピアノソロやオーケストラなど様々なスタイルを披露。近年は指揮者としても活動中。国立音楽大学招聘教授。受賞(章)は、2009年紫綬褒章、2011年第34回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞(「悪人」)、2014年第37回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞(「風立ちぬ」)、2002年第30回アニー賞 音楽賞(「千と千尋の神隠し」)、2009年第3回アジア・フィルム・アワード 作曲賞(「崖の上のポニョ」)、2014年第16回国際映画音楽批評家協会賞(IFMCA)アニメーション部門ベストオリジナルスコア賞(「風立ちぬ」)など多数。
フューチャー・オーケストラ・クラシックス(FOC)は、久石 譲が芸術監督を務めていた長野市芸術館で、2016年から活動を行っていたナガノ・チェンバー・オーケストラを母体に、2019年に創設されたオーケストラ。古典や現代作品など様々な楽曲の演奏を行い、ベートーヴェンとブラームスの交響曲全集の録音を発表。また、2023年宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」で演奏を担当した。
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