クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2012年 8月

2012年8月07日

★チェリスト ガブリエル・リプキンのバッハ:無伴奏チェロ組曲第1~6番


バッハ:無伴奏チェロ組曲第1~6番

チェロ:ガブリエル・リプキン

録音:録音:2006年 (3枚組 SACD Hybrid)

使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)

CD:キング・インターナショナル KKC5215~7

 ガブリエル・リプキンは、1977年イスラエル生まれ。神童として早くからその名前を知られた。テルアヴィブ、フランクフルト、ボストンの3つのメジャーなアカデミーを卒業し、主要なコンクールで最高位を12以上獲得。多くの一流の指揮者と共演し、若くして頂点を極める。その後、レパートリーの拡大や、より高い質の録音や研究のためにドイツの山中に籠もり芸術的精神を向上させるため、ひたすら音楽と向き合う日々を選択。その間に録音をプロデュース。2002年にベルリンで特別賞エマヌエル・フォイアマン・グランプリを受賞。今後のリリース予定もかなり魅力的なラインナップ。ザスラフスキーとのデュオ・アルバムやリプキン・カルテットとしての室内楽作品集、チェロ協奏曲集、無伴奏チェロ作品集などで、からも目が離せないアーティストの一人であることは確か。

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2012年8月06日

★前作「ガーシュウィン・アルバム」の大ヒットを受け、ボラーニとシャイーが再び共演!


ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ストラヴィンスキー:タンゴ(ピアノ・ヴァージョン)
ヴァイル:スラバヤ・ジョニー(「ハッピー・エンド」から)
       :タンゴ・バラード(「三文オペラ」から)
ストラヴィンスキー:タンゴ(フェリックス・ギュンターによるオーケストラ・バージョン)<世界初録音>
デ・サバタ:組曲「千一夜物語」<世界初録音>

指揮:リッカルド・シャイー

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

ピアノ:ステファノ・ボラーニ

録音:2011年8月29日―9月2日/ライプツィヒ、ゲヴァントハウス

CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1326

 今回のアルバムには、ラヴェルのピアノ協奏曲やストラヴィンスキー、クルト・ヴァイルといった、ジャズの要素をふんだんに取り入れた作品を収録。指揮者として知られるデ・サーバタの組曲「千一夜物語」は世界初録音となる珍しい作品。クラシックの素養も兼ね備えたボラーニは、1972年生まれのイタリア人ジャズ・ピアニスト。イタリアを代表するジャズとクラシックのアーティストによる「1930年代のサウンド」が聴ける。

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2012年8月03日

★庄司紗矢香がショスタコーヴィチの協奏曲に挑戦


ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番

ヴァイオリン:庄司紗矢香

指揮者:ドミトリー・リス

管弦楽:ウラル・フィル

録音:2011年8月、エカテリンブルク・フィルハーモニー (ロシア)

CD:キング・インターナショナル KKC5204(Mirare France MRI166)

 庄司紗矢香がショスタコーヴィチの協奏曲に挑戦。これまで彼女は、日本のオーケストラと第1番を何度か演奏し、高い評価を受けていただけに期待される。ヴァイオリン協奏曲第1番は第2次世界大戦直後、スターリンの恐怖政治下に書かれ、全体に神経質な緊張感と苦悩に満ちた大作。第1番の約20年後に作られた第2番は、第1番に比べると演奏される頻度が多くないが優れた作品。伴奏は、フォル・ジュルネ音楽祭でもおなじみのドミトリー・リス指揮ウラル・フィル。

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2012年8月02日

★イタリア期待の星! 若きテノール デムーロが歌うカンツォーネの夕べ サントリーホール・ライヴ録音盤


トスティ:セレナータ
デ・クルティス:忘れな草
クッセンツォ:巣に帰る燕
ラッザロ:ローマのギター
デ・クルティス:夜の声
レオンカヴァッロ:朝の歌
トスティ:かわいい口許
トスティ:マレキアーレ
カルディッロ:カタリ・カタリ(つれない心)
ビクシオ:風への願いの歌
タリャフェッリ:情熱
トスティ:最後の歌
デ・クルティス:泣かないお前
ガスタルドン:禁じられた音楽
ビクシオ:生きる
カンニョ:恋する兵士
ララ:グラナダ
レハール:君はわが心のすべて
<アンコール>
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
チレア:フェデリコの嘆き
ヴェルディ:女心の歌
プッチーニ:誰も寝てはならぬ
 
テノール:フランチェスコ・デムーロ

録音:2011年10月5日、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:日本コロムビア COCQ‐84942

 フランチェスコ・デムーロは、ポスト3大テノール不在の今、これぞイタリア男というルックスと輝かしい美声、子供の頃から培ってきた歌唱の表現力と情熱的な演技で、これからの活躍が最も期待される若きテノール。このCDは、2011年10月5日にサントリーホール小ホールにて開催されたリサイタル「麗しきナポリ民謡とカンツォーネの世界」をライヴ収録したもの。2010年、サントリーホールでのホール・オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」出演でも高く評価され、すでに日本にも熱狂的なファンがいる。海外でもウィーン国立歌劇場など着実に世界のトップクラスの歌い手への階段を上りつつある。このCDでは、トスティなどの有名カンツォーネをはじめ、パヴァロッティの愛唱歌として知られた「ローマのギター」、映画音楽で知られるビクシオ作曲の「風への願いの歌」や「生きる」などの軽快な歌、オペラ・アリアもとり混ぜたヴァラエティ豊かな楽曲を収録。

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