クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2021年 2月

2021年2月25日

★ベルリン・フィルによるマーラー:交響曲全集


ベルリン・フィル マーラー全集2

マーラー:交響曲全集(第1番~第10番)

指揮:ダニエル・ハーディング(第1番)
   アンドリス・ネルソンス(第2番)
   グスターボ・ドゥダメル (第3、5番)
   ヤニック・ネゼ=セガン(第4番)
   キリル・ペトレンコ(第6番)
   サー・サイモン・ラトル(第7、8番)
   ベルナルド・ハイティンク(第9番)
   クラウディオ・アバド(第10番アダージョ)

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2011~2020年

CD:キングインターナショナル KKC-9612~25 (10CD+4 Blu-ray)

 ベルリン・フィルによるマーラーの音楽世界、発見の旅。ハーディング、ネルソンス、ドゥダメル、ネゼ=セガン、ペトレンコ、ラトル、ハイティンク、アバドが指揮するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のマーラー:交響曲全集。大巨匠たちの成熟した演奏と若い世代の新鮮な演奏が聴ける。[ダウンロード・コード]この商品には、上記全曲のハイレゾ音源 (24bit/ 48kHz) をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されている。[デジタル・コンサートホール]ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されている。

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2021年2月22日

★ピアノ三重奏団「トリオ・エスパス」のデビュー盤


トリオ・エスパス

クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調 作品17
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 作品65

ピアノ三重奏:トリオ・エスパス

         ヴァイオリン:相川麻里子
         チェロ:植木昭雄
         ピアノ:佐藤勝重

CD:ALM RECORDS ALCD-7257

 ピアノ三重奏:トリオ・エスパスは、同じ時期に共にフランスで学んだ同い年の三人で、2011年に結成。自由な音楽表現を多くの人と共有する空間・時間を持ちたいという思いが、トリオ名のEspace(空間、時間、宇宙の意味を持つフランス語)に込められている。2011年から毎年「Fête des Vendanges 〜収穫祭〜」と題したコンサートを継続して開催している。定期公演は第10回を迎え、また、このCDがデビュー盤となる。

 ヴァイオリンの相川麻里子:第4回ヴィエニャフスキ国際コンクールジュニアの部第5位。第62回日本音楽コンクール第3位。東京藝術大学附属高校を経て東京藝術大学を卒業。藝大在学中の 1994年、パリ国立高等音楽院に首席入学、フランス政府給費留学生として留学。

 チェロの植木昭雄:6歳よりチェロを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科(共学)を経て、桐朋学園大学に入学。1994年、第4回日本室内楽コンクールチェロとピアノのデュオ部門で入賞、桐朋学園大学在学中の1994年10月、フランスのリヨン国立高等音楽院に留学。

 ピアノの佐藤勝重:桐朋学園女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業後渡仏。その後パリ国立高等音楽院を1等賞、パリ・エコール・ノルマル音楽院の高等演奏家課程を賞賛つき満場一致で卒業。全日本学生音楽コンクール全国大会優勝。

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2021年2月18日

★若きピアノ三重奏団「トリオ・ヴェントゥス」のシューベルト&ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲


トリオ・ヴェントゥス

シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 作品100, D929
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 作品67

ピアノ三重奏:トリオ・ヴェントゥス

          ヴァイオリン:廣瀬心香
          チェロ:鈴木皓矢
          ピアノ:北端祥人

CD:日本アコースティックレコーズ NARD-5074

 ピアノ三重奏のトリオ・ヴェントゥス(Trio Ventus)は、同時期にドイツ・ベルリンを留学の地として活動していた音楽家たちにより、日本への活動拠点を移すのを境に、2019年の秋に結成された。「VENTUS」はラテン語で「風」を意味する。同じ土地の「風」を浴びた三人による、三者三様の「風」の重なりを聞いて欲しい、という思いから名付けられた。スタイリッシュでエモーショナルな演奏スタイルが特徴で、これからのさらなる活動が期待されている。

 ヴァイオリンの廣瀬心香は、桐朋女子高等学校を経て、桐朋学国大学を首席卒業。ドイツ国立ベルリン芸術大学学士課程、修士課程を共に最高位で修了。チェロの鈴木皓矢は、桐朋学園大学チェロ科首席卒業。バルセロナのリセウ音楽院にてルイス・クラレット氏のもとで研鏡を積み、その後渡独。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程を修了。ピアノの北端祥人は、大阪府出身。京都市立芸術大学、同大学院を首席で修了後渡独し、ドイツ国立ベルリン芸術大学修士課程ソリスト科を経て、同大学室内楽科を終了。

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2021年2月15日

★河村尚子 ”ベートーヴェン・プロジェクト” 完結編


河村尚子

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番 「告別」
        ピアノ・ソナタ 第27番
        ピアノ・ソナタ 第29番 「ハンマークラヴィーア」

ピアノ:河村尚子

CD:ソニーミュージック SICC-19052

 ピアノの河村尚子は、兵庫県西宮市出身。5歳で渡独。ハノーファー音楽演劇大学で学ぶ。同大学在学中の2006年「ミュンヘン国際コンクール」第2位、2007年「クララ・ハスキル国際コンクール」で優勝し一躍世界の脚光を浴びる。2009年度「出光音楽賞」「新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞」「日本ショパン協会賞」、2012年「芸術選奨新人賞」、2013年「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。このCDは、河村尚子が2年がかりで取り組んだ「ベートーヴェン・プロジェクト」の3枚目にして完結編となるアルバム。

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2021年2月11日

★クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルのブルックナー:交響曲第8番


ティーレマン

ブルックナー:交響曲第8番<第2稿・ハース版>

指揮:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ソニーミュージック SICC-30568

 指揮のクリスティアン・ティーレマン(1959年生まれ)は、ドイツ、ベルリン出身。1985年にデュッセルドルフ・ライン歌劇場の首席指揮者としてその本格的キャリアをスタートさせた。1988年にはニュルンベルク州立劇場の音楽総監督に就任したが、これは当時ドイツ国内では最年少の音楽総監督であった。これまで、ベルリン・ドイツ・オペラ音楽監督(1997年~2004年)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席(2004年~2010)などを歴任。現在、シュターツカペレ・ドレスデン音楽総監督・首席指揮者 、ザルツブルク復活祭音楽祭芸術監督を務めており、2019年にはウィーンフィル・ニューイヤーコンサート指揮者を務めた。このCDは、「ブルックナー生誕200年」の2024年に向けてのクリスティアン・ティーレマンとウィーン・フィルの交響曲全9曲チクルスの第1弾であるウィーン、ムジークフェラインザールにおけるウィーン・フィル第2回演奏会でのライヴ・レコーディング。

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2021年2月08日

★高崎芸術劇場 大友直人Presents T-Shotシリーズ vol.1


大友直人

<CD>

エルガー: 愛の挨拶
クライスラー: 愛の悲しみ
ドビュッシー: ヴァイオリン・ソナタ ト短調
フォーレ: 夢のあとに
フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フバイ: カルメンによる華麗な幻想曲

録音:高崎芸術劇場 音楽ホール 2020.10.12-14

<DVD>

ドビュッシー: ヴァイオリン・ソナタ ト短調 第1楽章

収録:高崎芸術劇場 音楽ホール 2020.10.12-15

シベリウス: ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 (音声のみ)

録音:群馬交響楽団第556回定期演奏会より
ヴァイオリン:荒井里桜

ピアノ:日下知奈

指揮:大友直人

管弦楽:群馬交響楽団

CD/DVD:AML RECORDS ALCD-9220

 若手アーティストによるリサイタルを開催すると同時に、高崎芸術劇場の音楽ホールの響きを最大限に生かした録音を行い、その演奏をCDおよびDVD化するシリーズ「高崎芸術劇場 大友直人Presents T-Shotシリーズ」がスタート。初回企画で紹介されるのは、ヴァイオリニストの荒井里桜。

 ヴァイオリンの荒井里桜は、1999年東京都出身。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て現在、東京藝術大学4年在学中、及び平成29年度東京藝術大学宗次徳二特待奨学生。第15回「東京音楽コンクール」弦楽部門第1位及び聴衆賞。第87回「日本音楽コンクール」バイオリン部門第1位、併せてレウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞を受賞。第7回「仙台国際音楽コンクール」バイオリン部門第6位。東京藝術大学内にて、福島賞・安宅賞・宮田亮平奨学金を受賞。

 ピアノの日下知奈は、東京藝術大学附属音楽高校、同大学、同大学院修了。小林仁、伊藤恵、クラウ ス・シルデの各氏に師事。第44回「全日本学生音楽コンクール」大阪大会中学校の部第2位。「京都芸術祭毎日新聞社賞」受賞。第14回「園田高弘賞ピアノコンクール」第3位、併せてメシアン賞受賞。ロームミュージックファンデーションの奨学金を得てケルン音楽大学に留学し、パーヴェル・ギリロフ氏に師事。現在東京藝術大学弦楽科伴奏助手、国立音楽大学附属高等学校・中学校講師。

 指揮の大友直人(1958年生まれ)は、東京都出身。桐朋学園大学卒業後、N響副指揮者に就任。1986年より1988年まで日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。1991年より東京交響楽団正指揮者、2004年より同楽団常任指揮者。2008年京都市交響楽団の桂冠指揮者。2004年から2012年まで東京文化会館音楽監督。2013年群馬交響楽団音楽監督に就任。

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2021年2月04日

★チェロの宮田大とギターの大萩康司の共演盤


宮田 大

ルグラン:キャラバンの到着
サティ:ジュ・トゥ・ヴ
ショパン:チェロ・ソナタ Op.65 より 第 3 楽章
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ニャタリ:チェロとギターのためのソナタ
ピアソラ:アヴェマリア
ピアソラ:オブリビオン
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬

チェロ:宮田大

ギター:大萩康司

CD:日本コロムビア

 チェロの宮田大(1986年生れ)は、栃木県宇都宮市出身。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。 その後スイスへ留学し、 2009年にカルテットでジュネーヴ音楽院を卒業、2013年にソロでクロンベルク・アカデミーを卒業。2004年第6回「全日本ビバホールチェロコンクール」第1位。2005年第74回「日本音楽コンクールチェロ部門」第1位、同時に増沢賞、徳永賞、岩谷賞を受賞。2009年第9回「ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール」で日本人として初優勝。第6回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、第20回「出光音楽賞」、第13回「ホテルオークラ音楽賞」受賞。

 ギターの大萩康司(1978年生まれ)は、宮崎県小林市出身。萩原博、中野義久、福田進一に師事。宮崎県立小林高等学校卒業後の1996年、フランス・パリのエコールノルマル音楽院へ留学。翌年の1997年、パリのコンセルヴァトワールに首席で入学。1998年「ハバナ国際ギターコンクール」第2位、同時に「レオ・ブローウェル作品最優秀演奏賞」を受賞。その後、国内外での数々のリサイタルに出演。チェロ奏者・趙静とのライヴでの共演や、アルバムのリリースも行っている。2004年「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。2008年「出光音楽賞」を受賞。

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2021年2月01日

★イリーナ・メジューエワ 、2度目となるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集


イリーナ・メジューエワ4

<CD-1>ピアノソナタ 第1番・第2番・第3番
<CD-2>ピアノソナタ 第5番・第6番・第7番・第8番「悲愴」
<CD-3>ピアノソナタ 第4番・第9番・第10番・第12番
<CD-4>ピアノソナタ 第11番・第13番・第14番「月光」・第15番「田園」
<CD-5>ピアノソナタ 第16番・第17番・第18番
<CD-6>ピアノソナタ 第19番・第20番・第21番「ワルトシュタイン」・第22番・第23番「熱情」
<CD-7>ピアノソナタ 第24番・第25番・第26番「告別」・第27番
<CD-8>ピアノソナタ 第28番・第29番「ハンマークラヴィーア」
<CD-9>ピアノソナタ 第30番・第31番・第32番

録音: 2020年6月~7月、新川文化ホール(富山県魚津市)

ピアノ:イリーナ・メジューエワ (ピアノ:1922年製ニューヨーク・スタインウェイ)

CD:日本ピアノサービス BJN1005~13(9枚組)

 ピアノのイリーナ・メジューエワ(1975年生れ)は、ロシア、ゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)出身。グネーシン音楽学校でヴラディミール・トロップに師事。1992年ロッテルダムで開催された第4回「エドゥアルト・フリプセ国際ピアノ・コンクール」で優勝。 以後、ヨーロッパ諸国で演奏活動を行う。1997年から日本の京都を本拠とし、全国各地で演奏活動を展開。2006年度「青山音楽賞」受賞。2015年第27回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。2017年初の著書「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」が講談社現代新書より刊行された。京都市立芸術大学音楽学部専任講師。今回のCDアルバムは、前回の全集から十数年を経て、新たな境地で取り組んだ二度目となる「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(セッション録音)」。

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