2013年2月18日

モーツァルト : 幻想曲 ハ短調 KV475
モーツァルト : ピアノ・ソナタ 第14番
クレメンティ : ピアノ・ソナタ ト短調 op.34の2
モーツァルト : ピアノ・ソナタ 第12番
ピアノ:アルド・チッコリーニ
録音:2011年12月、パリ:改革派受胎告知教会
CD: La Dolce Volta Volta-LDV06
チッコリーニ(1925年生まれ)のモーツァルト:ソナタ集に続くアルバム。チッコリーニ86歳の時の演奏。アルド・チッコリーニは、フランス在住のナポリ出身イタリア人ピアニスト。1949年にパリのロン・ティボー国際コンクールに優勝。1969年にフランスに帰化。1999年、フランスでの活動50周年を祝して、シャンゼリゼ劇場において記念リサイタルが催された。昨年来日し、日本の聴衆に深い感銘を与えた。
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2013年2月15日

プーランク:ピアノのための作品集II
ナゼルの夕べ(1930~1936)
村人たち(1933)
3つの小品(1918~1928)
8つの夜想曲(1929~1938)
メランコリー(1940)
ワルツ─「6人組のアルバム」より(1919)
プレスト(1934)
ブーレ、オーヴェルニュのパヴィリオンにて(1937)
8つの夜想曲(1929〜1938)
ピアノ:碇山典子
録音:2012年4月ほか、三重
CD:カメラータ・トウキョウ CMCD‐28270
2013年はプーランク没後50周年に当るが、このCDは、碇山典子によるプーランクのピアノのための作品集第2弾。碇山典子は、神戸女学院大学音楽学部ピアノ科卒業。同研究生修了後、フランスへ留学。パリ・エコール・ノルマル音楽院ピアノ科、室内楽科を審査員満場一致で卒業。「フランス人以上にフランスらしい演奏をするピアニスト」と師匠たちが口を揃えて言うように、洗練された色彩感と華のある演奏で辛口で知られるパリでも聴衆を魅了する実力派。
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2013年2月14日

モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ
出演:ダルカンジェロ(イルデブランド)、ヴォルフ(コンスタンティン)、ディドナート(ジョイス)、ダムラウ(ディアナ)、 ピサローニ(ルカ)
録音:2011年7月のバーデン=バーデン祝祭劇場におけるコンサート形式による上演
CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラマホン)UCCG1601~3(3枚組み)
指揮のヤニックネゼ=セガンは、1975年カナダ、モントリオール生まれ。多くの若手指揮者が台頭してきた昨今、その中でも抜きん出た存在。2008年からゲルギエフの後任としてロッテルダム・フィルの音楽監督、そしてロンドン・フィルの首席客演指揮者も務め、2012年よりフィラデルフィア管の音楽監督も兼務。オペラ指揮にも定評があり、メトやザルツブルク音楽祭に出演し、好評を得ている。
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2013年2月12日

冨田勲:イーハトーヴ交響曲
1 岩手山の大鷲(種山ヶ原の牧歌)
2 剣舞/星めぐりの歌
3 注文の多い料理店
4 風の又三郎
5 銀河鉄道の夜
6 雨にも負けず
7 岩手山の大鷲(種山ヶ原の牧歌)
<アンコール曲>
8 冨田勲:リボンの騎士
9 冨田勲:青い地球は誰のもの
指揮:大友直人
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
ヴァーチャル・シンガー:初音ミク
シンセサイザー:篠田元一
パーカッション:梯郁夫
合唱指揮:下河原健太
児童合唱指揮:宮本益光
合唱:慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団、同OB合唱団
聖心女子大学グリークラブ
シンフォニーヒルズ少年少女合唱団
収録:2012年11月23日、東京オペラシティコンサートホール(ライヴ録音)
CD:日本コロムビア COGQ‐62(SACDハイブリッド)
「イーハトーヴ交響曲」とは・・・戦時中、モノクロームの世界に立ち上った宮沢賢治の色彩世界、それが出発点だった。今年80歳を迎える巨匠冨田勲による畢生の大作がいま、産声をあげる。 冨田自身が「サイケデリック」と形容するその色彩感あふれる世界を、いつか自身の作品で表現したい、という積年の思いが結実したのが、この「イーハトーヴ交響曲」。総勢約300人におよぶ大オーケストラと合唱団が描き出す、賢治の異次元な作品世界と、それを育んだ東北の力強い大地。ヒロイックで豪放なメロディと、色彩あふれる音の重なりが交錯するカオスな空間に、突如として現れるのがヴァーチャル・シンガー初音ミク。日本の電子音楽の始祖である冨田が長年夢見てきた、「機械が歌う」。世界中で人気を博すミクが、冨田が託した夢を具現化し、オーケストラサウンドの上に唯一無二の歌声を降臨させる。
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2013年2月11日

ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第1番/第2番
シチェドリン : ピアノ協奏曲第5番
ピアノ:デニス・マツーエフ
ソロ・トランペット:チムール・マルチノフ (ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第1番)
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
管弦楽:マリインスキー劇場管弦楽団
録音 : 2009年12月25日~30日 & 2010年12月30日、マリインスキー劇場コンサートホール (サンクト・ペテルブルク)
CD:キング・インターナショナル(MARIINSKY RECORDINGS/SACD Hybrid)
デニス・マツーエフ(1975年生まれ)は、ロシア出身のピアニスト。1994年、モスクワ音楽院に入学。1998年、第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。以後今日まで、世界各地でのリサイタル、著名指揮者/オーケストラとの共演、さらに音楽祭への参加など、現在活発な活動を展開中。ロマン派の作品の演奏を得意とするが、ジャズにも造詣が深い。このCDは、ラフマニノフの第3番で鮮烈で圧倒的な印象を残した、マツーエフとゲルギエフの顔合わせによるショスタコーヴィチの第1番と第2番のピアノ協奏曲、それに、最近ゲルギエフが力を入れ、マツーエフが得意とするシチェドリンのピアノ協奏曲を収録したピアノ協奏曲集。
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2013年2月08日

チャイコフスキー:交響曲全集
交響曲 第1番 「冬の日の幻想」
交響曲 第2番 「小ロシア」
交響曲 第3番 「ポーランド」
交響曲 第4番
交響曲 第5番
交響曲 第6番 「悲愴」
指揮:飯守泰次郎
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2011年6月~2012年3月、東京オペラシティ、ティアラこうとう (ライヴ録音)
CD:フォンテック FOCD6030~4(5CD)
飯守泰次郎は、1997年の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者就任以来、意欲的な活動で常に注目を集めた。「指環」四部作を始めとするワーグナーの主要作品上演、そして2000および2010/11のシーズンには、2種の異なる版による「ベートーヴェン・ツィクルス」を敢行。このCD収録の演奏は、飯守が常任指揮者としての最後のシーズンに行った「チャイコフスキー交響曲全曲シリーズ」のライヴ録音であり、飯守&シティ・フィル15年の集大成とも言うべきもの。
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2013年2月07日

クライスラー:愛の喜び
ウィーン奇想曲
真夜中の鐘 (「オペラ舞踏会」より )
ジプシー奇想曲
プロヴァンスの朝の歌 (クープランの様式による)
愛の悲しみ
ウィーン狂詩的小幻想曲
祈る女 (マルティーニの様式による)
ジプシーの女
おもちゃの兵隊の行進曲
羊飼いのマドリガル
才たけた貴婦人 (クープランの様式による)
道化役者
エピソード
美しきロスマリン
カヴァティーナ
アロハ・オエ
ロンドンデリーの歌
ヴァイオリン:千住真理子
ピアノ:丸山 滋
録音:2012年9月、草津音楽の森国際コンサートホール
CD: EMIミュージック・ジャパン TOCE-90248
ヴァイオリンの千住真理子は、2歳半よりヴァイオリンを始める。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶応義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。このCDは、クライスラー没後50周年(2012年)を記念し、千住真理子がヴァイオリンの王道中の王道レパートリー、クライスラー名曲集。
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2013年2月05日

マーラー:交響曲第3番
指揮:マルクス・シュテンツ
管弦楽:ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
アルト:ミヒャエラ・シュースター
ケルン少年少女合唱団(指揮:エバーハルト・メッテルニヒ)
ケルン・オペラ女性合唱団(指揮:アンドリュー・オリヴァント)
録音 2010年7月4-6日、場所:ケルン・フィルハーモニー
CD:NJ‐OC648(OEHMS CLASSICS)、ディスク枚数:2
常に堅実な音楽を聴かせるドイツの中堅指揮者シュテンツ(1965年生まれ)。決して派手ではなくとも、その良さがじわじわと浸み込んでくるような指揮は、来日公演の際も賛否両論を巻き起こしながら、大きな話題となった。日本では、どうしてもマーラー指揮者として見られてしまうシュテンツだが、劇場でのオペラ経験も長く、また、ヘンツェのスペシャリストとして、現代音楽の分野でも注目すべき実績を持っている。次代を担う指揮者の筆頭として押さえておきたい一人。メルボルン交響楽団音楽監督を経て、現在、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席指揮者(ケルン歌劇場音楽監督兼務)を務めている。
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2013年2月04日
~メンデルスゾーン協奏曲集~
ピアノと弦楽のための協奏曲 イ短調 MWV 02
ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 ニ短調 MWV 04
フォルテピアノ:クリスティアン・ベザイデンホウト
ヴァイオリン&指揮:ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ
管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ
録音 : 2010年4月 / テルデックス・スタジオ (ベルリン)
CD:キング・インターナショナル(仏ハルモニア・ムンディ)
フォルテピアノのクリスティアン・ベザイデンホウトは、1979年、南アフリカ生まれ。イーストマン音楽院を卒業後、欧米各地でバロック・オペラ公演の通奏低音奏者として経験を積む。2001年、21歳でブルージュ国際古楽コンクールの第1位と聴衆賞を獲得。今日では著名アーティストとの共演や音楽祭への出演も多数。09年からハルモニアムンディと長期的な録音プロジェクトを継続中。このCDは、姉のファニーのために書かれた「ピアノ協奏曲イ短調」と、その翌年の作で、メンデルスゾーン自身のピアノと、彼の幼い頃からの親友でヴァイオリン教師エドゥアルド・リーツによって初演された「ニ短調の二重協奏曲」というカップリング。
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2013年2月01日

ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
指揮:エリアフ・インバル
管弦楽:東京都交響楽団
録音:2012年4月20日、東京文化会館(ライヴ録音)
CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00486
インバルと東京都交響楽団による、ショスタコーヴィチ:交響曲の第5番、第4番に続く、第3弾。現在、東京都交響楽団のプリンシパル・コンダクターを務めるエリアフ・インバルは、1936年エルサレム生まれ。1963年、グィド・カンテッリ指揮者コンクールで優勝。1974年から16年間、フランクフルト放送響の首席指揮者を務める(現在は名誉指揮者)。2009年よりチェコ・フィルの音楽監督に就任。東京都交響楽団では、2008年からプリンシパル・コンダクターに就任している。
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