クラシック音楽 新譜CD情報


2012年1月09日

★ティーレマン&ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲全集(ライヴ録音盤)


ベートーヴェン:交響曲全集(第1番~第9番)

指揮:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ソニー・ミュージック・ジャパン S-SICC20140~46  6CD+1DVD(完全生産限定盤)

同アルバムは、2008年12月から2010年4月まで4回に分けて開催されたティーレマン&ウィーン・フィルによるベートーヴェン・チクルスの模様を完全収録したもの。両者は、現在ヨーロッパで最も注目を集める指揮者と名門オケという新鮮な組み合わせで高い評価を得ており、地元ウィーンのみならずパリとベルリンでも演奏されて絶賛された。2002年のラトル盤以来、ウィーン・フィルにとっては6組目の全集となる。ティーレマンは、ヴァイオリン両翼型の正統的なオーケストラ配置を採用、楽譜も旧来のブライトコプフ版を使用することで、まさに時代の趨勢に逆行し、この名門オーケストラを現代に鮮烈によみがえらせた。

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2012年1月06日

★チェロ界の若き俊才 宮田大のファーストアルバム「FIRST~CHANTING WITH CELLO」


ポッパー:ハンガリア狂詩曲  
ドビュッシー:チェロ・ソナタ 
リヒャルト・シュトラウス:チェロ・ソナタ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ  
リームスキイー=コルサコフ:くまんばちの飛行  

チェロ:宮田大

ピアノ:柳谷良輔

録音:軽井沢大賀ホール

CD:エヌ・アンド・エフ MF25501

 チェロの宮田 大が初アルバム「FIRST~CHANTING WITH CELLO/宮田 大」をリリース。宮田 大は、若干25歳の将来を嘱望されるチェリストで、一昨年、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰といわれるパリ市主催の「第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール」で優勝した俊才。収録曲目は、すべて宮田大本人の選曲。

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2012年1月04日

★森 麻季、R.シュトラウスとリストを歌いあげる


R.シュトラウス:4つの最後の歌(春/9月/眠りにつくとき/夕映えの中で)
         明日
         夜
         解き放たれて
         万霊節
リスト:おお、愛しなさい、愛しうる限り(愛の夢 第3番)
    ローレライ
    ペトラルカの3つのソネット(第104番「平和は見いだせず」)
    ペトラルカの3つのソネット(第47番「祝福あれ、かの日、かの月、かの年に」)
    ペトラルカの3つのソネット(第123番「私は地上に天使のような姿を見た」)

ソプラノ:森 麻季

指揮:大勝秀也
新日本フィルハーモニー交響楽団

ピアノ:山岸茂人

録音:2010年4月15日、すみだトリフォニーホール(4つの最後の歌)/2011年8月13日
~14日、秋川キララホール

 リヒャルト・シュトラウス畢生の名作「4つの最後の歌」と、今年生誕200年のリストのさまざまな「生」と「死」を深く見つめる名作歌曲を、人気絶好調の森麻季が美しくもドラマチックに歌いあげる。

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2011年12月29日

★辻井伸行、2011年11月10日、音楽の殿堂カーネギーホールに立つ!(ライヴ録音)


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
リスト:リゴレット・パラフレーズ
辻井伸行:「ジェニーへのオマージュ」

録音:2011年11月10日、ニューヨーク・カーネギーホール(ライヴ録音)

CD:エイベックス・クラシックス AVCL25747

 辻井伸行がついに音楽の殿堂、世界の檜舞台、カーネギーホールに登場。これはその記念すべきライヴ録音。2009年6月のヴァン・クライバーン・コンクール優勝したが、今回、カーネギーホールが自ら主催する「鍵盤の達人」シリーズに登場。2012年11月10日に、いわゆる大ホールでソロ・リサイタルを行い、大成功を収めた時のライヴ録音盤。

 

 

 

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2011年12月27日

★ピエール=ロラン・エマール/リスト生誕200年記念 リスト・プロジェクト


<CD1>
リスト:悲しみのゴンドラ S.200
ワーグナー:マティルデ・ヴェーゼンドンク夫人のアルバムのためのソナタ 変イ長調
リスト:灰色の雲 S.199
ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
リスト:凶星!(不運) S.208
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番 ヘ長調 作品68 《黒ミサ》
リスト:ピアノ・ソナタロ短調

<CD2>
リスト:エステ荘の糸杉に寄せて―葬送歌(巡礼の年 第3年 S.163 第2曲)
バルトーク:4つの哀歌 作品9a Sz45 第4曲
リスト:伝説 S.175 第1曲:小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
ストロッパ(1959- ):タンガタ・マヌ(鳥人)
リスト:エステ荘の噴水(巡礼の年第3年 S.163 第4曲)
ラヴェル:水の戯れ
メシアン:カオグロヒタキ(鳥のカタログ 第2巻 第4番)
リスト:オーベルマンの谷(巡礼の年第1年スイス 第6曲)

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

録音:2011年5月 ウィーン

CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1551/2 (2枚組) (SHM-CD)

 ピエール=ロラン・エマール(1957年生まれ)は、フランス・リヨン出身のピアニスト。1973年、オリヴィエ・メシアン国際コンクール優勝。1977年にブーレーズの招きで、アンサンブル・アンテルコンタンポランの創設メンバーに名を連ねる。今回、リスト生誕200年を記念して2枚組みのCDアルバムを発売。これは、リストとその同時代の作曲家や彼が影響を与えた作曲家たちの作品集となっている。現代音楽のエキスパート、エマールが明らかにするリストの先進性と、その多大な影響力を探る2枚組。

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2011年12月26日

★弦の国チェコの将来を担う若き団体 パヴェル・ハース四重奏団の新鮮ドヴォルザーク


ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」/ 第13番
 
弦楽四重奏:パヴェル・ハース四重奏団

録音:2010年6月3、6、29、30日/プラハ、ルドルフィヌム

CD:キング・インターナショナル(Supraphon) KKC-5170
 
 2004年にプラハ芸術アカデミー音楽部HAMU出身者で結成されたパヴェル・ハース四重奏団。2005年プラハの春音楽祭コンクール弦楽四重奏部門、さらに翌年にはイタリアの第7回ポルチアーニ弦楽四重奏コンクールでともに優勝。以後世界の主要なホール、音楽祭に出演して実績を積み上げ、現在最も注目される弦楽四重奏団の一つ。彼らが母国の大作曲家ドヴォルザークの名作2篇に挑戦。弦の国の伝統に新たな感覚を加えた解釈で、21世紀チェコ弦楽界の新しい息吹を鮮烈に感じさせてくれる。

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2011年12月23日

★ヒラリー・ハーン、米国の現代音楽のパイオニア アイヴズ:ヴァイオリンソナタ第1~4番を弾く


アイヴズ: ヴァイオリン・ソナタ第1番/第2番/第3番/第4番「キャンプの集いの子供の日」

ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン

ピアノ:ヴァレンティーナ・リシッツァ

録音:2009年4月 ニューヨーク、ラインベック、クラブハウス

CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1554(国内盤のみSHM-CD)

人気&実力ともNo.1のアメリカ人ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの最新作はアメリカ現代音楽のパイオニアのチャールズ・アイヴズのヴァイオリン・ソナタ集。ヒラリー・ハーン久々の室内楽アルバム。アイヴズ(1874年―1954年)は、エール大学で作曲を学ぶが、生計を立てるため保険会社に入社。その後、自ら保険会社を設立し、趣味として作曲活動を行う。作風は米国初の前衛音楽ともいうべき作品を書いたが、生前はほとんど演奏されなかった。現在では、その作品の独創性が高く評価されており、交響曲を初めとした作品がコンサートでしばしば取り上げられるようになっている。

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2011年12月20日

★「NHK交響楽団」85周年記念シリーズ:ラヴェル、リスト、ベートーヴェン/ミケランジェリ、グルダ


ラヴェル:ピアノ協奏曲 
リスト:ピアノ協奏曲第1番 
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ/フリードリヒ・グルダ

指揮: アレクサンダー・ルンブフ/ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ロブロ・フォン・マタチッチ

管弦楽: NHK交響楽団

CD:KING INTERNATIONAL KKC-2005/6

 NHK 交響楽団は2011年10月5日に創立85年を迎え、それを記念して過去の名演の中から選りすぐりを初CD化。他では手に入らない、いずれも伝説となった公演。マスタリングはALTUSが担当。また、それぞれの演奏についての「音楽の友」誌あるいは「音楽芸術」誌に掲載された、当時の批評を採録。高名な評論家が褒めたり貶したりしているものを読みつつCDに耳を傾けることで、文章と実演を自身で確認できるという新しい試み。シリーズ第1弾は全8タイトル(KKC-2001/2~KKC-2015/16)。第2弾は2011年12月、第3弾は2012年2月。

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2011年12月16日

★ジンマン+チューリヒ・トーンハレ管のブラームス:交響曲全集(ライヴ盤)


ブラームス:交響曲第1番―第4番

指揮:デイヴィッド・ジンマン

管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

CD:ソニーミュージック SICC1507~9

 アメリカの指揮者デイヴィッド・ジンマンの75歳を記念した最新録音「ブラームス:交響曲全集」が発売された。 この「ブラームス交響曲全集」は、2010年4月に行なわれた2日間の演奏会での4曲がライヴ収録されたもの。ブラームスは、ジンマンの師でフランスの名指揮者ピエール・モントゥーの十八番であり、このジンマン+チューリヒ・トーンハレ(2010年までジンマンが音楽監督を務めた)の演奏でも、その正統的な解釈が受け継がれている。チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の本拠地「チューリヒ・トーンハレ」は、ブラームスの立ち会いのもと、1895年にオープンしたスイス屈指の音楽ホールであるが、トーンハレ管によるブラームス全集は今回のジンマン盤が初めてという。

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2011年12月15日

★バレンボイムのリスト:ピアノ協奏曲第1番&第2番(ライヴ録音)


~リスト生誕200年/バレンボイム演奏家デビュー60周年記念~

リスト:ピアノ協奏曲第1番&第2番
    (アンコール)
    コンソレーション第3番、忘れられたワルツ第1番

ピアノ:ダニエル・バレンボイム

指揮:ピエール・ブーレーズ

管弦楽:シュターツカペレ・ベルリン

録音:2011年6月ルール・ピアノ・フェスティヴァル、フィルハーモニー・エッセン(ライヴ録音)

CD:UCCG-1553(ドイツ・グラモフォン)<日本盤のみSHM-CD仕様>

  リスト生誕200年の2011年、二人の音楽界の巨人、バレンボイムとブーレーズはリストの2つの協奏曲をプログラムにしたコンサート・ツアーを敢行し大成功を収めた。このCDは、そのツアーから、ルール・ピアノ・フェスティヴァルの模様をライヴ収録したもの。ピアノ・ソロによるアンコール2曲も収めた、まさに記念碑的なディスク。

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