クラシック音楽 新譜CD情報


2019年9月26日

★角田鋼亮指揮セントラル愛知交響楽団のラフマニノフ:交響曲第2番/モシュコフスキ:組曲「諸国から」(ライヴ録音)


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ラフマニノフ:交響曲 第2番
モシュコフスキ:組曲「諸国から」

指揮:角田鋼亮(セントラル愛知交響楽団常任指揮者)

管弦楽:セントラル愛知交響楽団

録音:2019年4月22日、愛知県芸術劇場コンサートホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00701

 指揮の角田鋼亮(1980年生れ)は、愛知県名古屋市出身。1099年東京藝術大学音楽学部指揮科に入学。1902年「安宅賞」を受賞。同大学大学院指揮科ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2008年カラヤン生誕100周年記念の第4回「ドイツ全音楽大学指揮コンクール」第2位入賞。2015年セントラル愛知交響楽団の指揮者に就任。2016年大阪フィルハーモニー交響楽団の指揮者に就任。2018年仙台フィルハーモニー管弦楽団の指揮者に就任。2019年セントラル愛知交響楽団常任指揮者に就任。

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2019年9月23日

★「シベリウスメダル」受賞者 渡邉規久雄のシベリウス・リサイタル Vol.5(完結盤)


渡辺紀久雄

シベリウス:4つの抒情的小品 作品74
        2つのロンディーノ 作品68
        抒情的瞑想 作品40
        6つのパガテル 作品97
        8つの小品 作品99
        組曲「ベルシャザール王の饗宴」 作品51(作曲者自身の編曲によるピアノ版)
        抒情的ワルツ 作品96a (作曲者自身の編曲によるピアノ版)

ピアノ:渡邉規久雄

録音:2019年2月9日、東京文化会館小ホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCT‐00162

 ピアノの渡邉規久雄(1950年生まれ)は、東京都出身(指揮者の渡邉暁雄の次男)。ピアノを林秀光、シュピッツェンベルガーに、作曲を野田暉行に師事。1951年東京でリサイタル・デビュー。夫人の寺田悦子とのピアノ・デュオ・コンサートでも知られる。1974年米国インディアナ大学音楽校卒業、卒業時成績優秀賞受賞、1976年米国インディアナ大学音楽校大学院修了。2015年フィンランド・シベリウス協会より栄誉ある「シベリウスメダル」を受賞。2017年大阪ザフェニックスホールミュージックアドヴァイザーに就任。現在、武蔵野音大教授。このCDは、シベリウス・リサイタル Vol.5(完結盤)。

 

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2019年9月19日

★「フランツリスト賞」受賞者 ガーボル・ファルカシュのショパン:バラード集 & 即興曲集


ガーボル・ファルカシュ
ショパン:バラード第1番~第4番
      即興曲第1番~第3番、幻想即興曲

ピアノ:ガーボル・ファルカシュ

録音: 2018年11月4~8日、ハンガリー、フンガロトン・スタジオ

CD:キングインターナショナル KKC-6056

 ピアノのガーボル・ファルカシュ(1981生れ)は、2005年ブダペスト・リスト音楽院を卒業。ゾルターン・コチシュとタマーシュ・ヴァーシャリ指導のもと2014年に同音楽院博士号取得。2015年ニューヨークコンサートアーティスト&アソシエイト主催コンクールにて最優秀賞を受賞し、2016年にはカーネギーホールにてデビューリサイタルを行う。2009年ワイマール第6回「国際リストピアノコンクール」にて第1位および聴衆賞、ベストハイドンソナタ演奏者賞を受賞。2003年に「ハンガリー全国ラジオピアノコンクール」にて第1位受賞。2012年ハンガリー最高芸術家賞である「フランツリスト賞」を受賞。 近年、ニューヨーク、ハンブルク、ブダペスト各社から推薦され、スタインウェイアーティストの称号を得る。2017年より東京音楽大学の客員教授を務める。

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2019年9月16日

★日本が世界に誇るヴァイオリニスト 前橋汀子が挑む2度目のバッハ:「無伴奏」(全曲)


汀子前橋

<DISC:1>

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番ト短調 BWV1001
     無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番ロ短調 BWV1002
     無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番イ短調 BWV1003

<DISC:2>

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調 BWV1004
     無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番ハ長調 BWV1005
     無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番ホ長調 BWV1006

ヴァイオリン:前橋汀子

CD:ソニー・ミュージックジャパン SICX-10006(2枚組)

 ヴァイオリンの前橋汀子は、17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として、日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンのもとで3年間学ぶ。その後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院でロバート・マン、ドロシー・ディレイ等の指導を受け、さらにスイスでヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けた。レオポルド・ストコフスキーの指揮により、ニューヨーク・カーネギーホールで演奏会デビューを果たす。2007年にはバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」全曲演奏会、2008~2009年は2夜にわたるベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会」を行い注目を浴びる。2004年「日本芸術院賞」、2007年第37回「エクソンモービル音楽賞(現・JXTG音楽賞)」洋楽部門本賞受賞。2011年「紫綬褒章」受章。このCDは、1989年にリリースされ、その年の「レコード・アカデミー賞」を受賞して絶賛されたバッハの「無伴奏」から30年。前橋汀子が21世紀、令和元年の2019年についに世に問う新たな「無伴奏」。ジャケット写真は、長年前橋を撮り続けている巨匠・篠山紀信。

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2019年9月12日

★ザルツブルクで出会い、結成したトリオ“ファゴット・トリオ・ザルツブルク”のファゴット作品集


ファゴット・トリオ・ザルツブルク2

モーツァルト(ホーキンス編):ディヴェルティメント K.Anh. 229(439b)
ロッシーニ(ゲバウアー編):歌劇「セビリアの理髪師」より 6つのアリア
                   空はほほえみ/私は町の何でも屋/今の歌声は/それでは私だわ/
                   黙って、黙って、静かに、静かに/この素晴らしく幸せな結びつきを
ハイドン(アンドレーエ編):ディヴェルティメント Hob. XI-113
モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ K.292(196c)
ピアソラ(ジャクソン編):タンゴ組曲

ファゴット・トリオ:ファゴット・トリオ・ザルツブルク

              フィリップ・トゥッツァー
              リッカルド・テルツォ
              黒木綾子

ファゴット:野村和代
パーカッション:ヨーゼフ・クラマー

CD:コジマ録音 ALDC‐9199

 ファゴット・トリオ・ザルツブルクは、国際コンクールでも多くの受賞歴を持つイタリア出身の二人の若きヴィルトゥオーソ、フィリップ・トゥッツァーとリッカルド・テルツォ 、そして東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者を経てオーストリアに渡った黒木綾子が、ザルツブルクで出会い、結成したトリオ。同じモーツァルテウム管弦楽団のファゴットセクションで育まれた音色とハーモニー。2018年、東京、大阪、名古屋、宮崎で初のツアー公演を行い、各地で好評を博した。

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2019年9月09日

★ミヒャエル・ザンデルリンク指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン:運命とショスタコーヴィチ:交響曲第5番


ミヒャエル・ザンデルリンク

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(ベーレンライター版使用)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

指揮:ミヒャエル・ザンデルリンク

管弦楽:ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ソニーミュージック SICC39009

 指揮のミヒャエル・ザンデルリング(1967年生れ)は、ドイツ(東ベルリン)出身。父親は指揮者のクルト・ザンデルリング(1912年―2011年) 。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンにおいてチェロを学ぶ。1987年バルセロナの「マリア・カナルス国際コンクール」で優勝。チェロ独奏者としてライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に、客演チェロ奏者としてベルリン放送交響楽団に迎えられた。指揮者としてのデビューは、2001年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団員によるベルリン室内管弦楽団の演奏会。2003年ドイツ弦楽フィルハーモニー首席指揮者、2004年ベルリン室内管弦楽団首席指揮者、2006年ポツダム室内アカデミー首席指揮者兼芸術監督。2011年ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任。

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2019年9月05日

★イザベル・ファウストとその仲間達によるバッハ作品集


イザベル・ファウスト2

<CD1>

バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R
     カンタータ 第174番 《われいと高き者を心を尽して愛しまつる》より第1曲「シンフォニア」
     ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV1042
     カンタータ第21番 《わがうちに憂いは満ちぬ》より第1曲「シンフォニア」
     トリオ・ソナタ第5番ハ長調 BWV529
     オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲ハ短調 BWV1060R

<CD2>

バッハ:管弦楽組曲第2番 BWV1067 (ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音への編曲版)
     トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527
     ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056R
     カンタータ第182番《天の王よ、汝を迎えまつらん》より第1曲「ソナタ」2’11
     ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV1041
     シンフォニア BWV1045 5’25
     2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

ヴァイオリン :ベルンハルト・フォルク
オーボエ、リコーダー:クセニア・レフラー
チェロ:ヤン・フライハイト
チェンバロ:ラファエル・アルパーマン

管弦楽:ベルリン古楽アカデミー (コンサートマスター : ベルンハルト・フォルク)

CD:キングインターナショナル KKC6015~6(2枚組)

 ヴァイオリンのイザベル・ファウスト(1972年生まれ)は、ドイツ出身。1987年「レオポルド・モーツァルト・コンクール」優勝。1993年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」優勝。1997年バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞。現在、ヴァイオリン演奏家として、世界各地で活躍中。2004年から、ベルリン芸術大学ヴァイオリン専攻科の教授を務めている。

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2019年9月02日

★2017年第24回「ブラームス国際コンクール」優勝者 中村太地のブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲


中村太地

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」/第2番/第3番

ヴァイオリン:中村太地

ピアノ:江口 玲

CD:ビクターエンタテインメント VICC‐60956

 ヴァイオリンの中村太地 (1990年生れ)は、3歳よりヴァイオリンを始める。9歳で九州交響楽団と初共演。2009年ウィーンに留学し、ウィーン国立音楽大学でヒャエル・フリッシェンシュラーガー、エリザベート王妃音楽大学でオーギュスタン・デュメイに師事。2014年第7回「フリッツ・クライスラー国際コンクール」特別賞受賞。2017年「北九州市民文化奨励賞」受賞。2017年第24回「ブラームス国際コンクール」優勝。現在、ウィーン在住。

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2019年8月29日

★若き実力派チェリスト 辻本 玲 待望のデビューアルバム


辻本 玲

フォーレ:夢のあとに
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品より 第1曲
サン=サーンス:白鳥
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
クライスラー:愛の悲しみ
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
メンデルスゾーン:無言歌
ブルッフ:コル・ニドライ
シューベルト:アヴェ・マリア
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ピアソラ:オブリヴィオン
カタロニア民謡/カザルス:鳥の歌

チェロ:辻本 玲

ピアノ:須関裕子

録音:2019年 2月20~21日、稲城市立iプラザ ホール

CD:キングインターナショナル KICC-1483

 このCDは、若き実力派チェリスト 辻本 玲、待望のデビューアルバム。チェロの辻本 玲(1982年生れ)は、愛知県岡崎市出身。7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。その後ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、シベリウス・アカデミー(フィンランド)、ベルン芸術大学(スイス)に留学。2003年第72回「日本音楽コンクール」第2位、併せて「聴衆賞」受賞。2007年度「青山音楽賞」新人賞受賞。2009年第2回「ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール」第3位入賞(日本人最高位)、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。2013年第12回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。現在、日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェロ奏者。また、ソロ活動と並行して、サイトウ・キネン・オーケストラやアルカス佐世保のレジデンス・カルテットの一員として活動するほか、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」「及川浩治トリオBee」「堀米ゆず子室内楽シリーズ」などの室内楽にも多数参加。

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2019年8月26日

★キーシンとエマーソン弦楽四重奏団によるニューヨーク・コンサート


キーシン2

モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番
フォーレ:ピアノ四重奏曲 第1番
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 作品81
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲

ピアノ:エフゲニー・キーシン

弦楽四重奏:エマーソン弦楽四重奏団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1847~8(ライヴ録音、2枚組)

 ピアノのエフゲーニ・キーシン(1971年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。モスクワ市立グネーシン記念音楽専門学校で学ぶ。10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾いてデビュー、11歳で初リサイタルを開くなど、早くから神童ぶりを発揮。これまでコンクール入賞歴はほとんどないものの、国際的ピアニストとして世界が認めるピアニスト。旧ソ連生まれだが、2002年英国籍、2013年イスラエル国籍も取得している。

 エマーソン弦楽四重奏団は、アメリカの弦楽四重奏団。1976年にニューヨーク州を拠点として結成された。陰影に富んだ表現と軽やかなリズム感がその持ち味。このため、ドビュッシーやラヴェル、アイヴズ、バルトーク、グリーグ、ショスタコーヴィチ、バーバーなどの近現代作品を得意としている。また、第1と第2のヴァイオリンが曲によって交代するのが他のカルテットには見られない特徴。

 このCDは、キーシンとエマーソン弦楽四重奏団による、2018年4月27日、カーネギー・ホールにおけるライヴ録音。

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