クラシック音楽 新譜CD情報


2015年12月24日

★上原彩子待望のラフマニノフ作品集


上原彩子 ラフマニノフ

ラフマニノフ:13の前奏曲 作品32
         ピアノ・ソナタ第2番
         劇付随音楽:真夏の夜の夢 作品61~スケルツォ
クライスラー(ラフマニノフ編曲):愛の悲しみ/愛の喜び

ピアノ:上原彩子

録音:2015年6月3日~5日、ヤマハホール

CD:キングレコード KICC-1248

 ピアノの上原彩子は、香川県高松市出身。1990年よりヤマハマスタークラスに入会。2000年第5回浜松国際ピアノアカデミーコンクールでアカデミー史上初のグランプリを受賞。同年第4回浜松国際ピアノコンクールで第2位および日本人作品最優秀演奏賞を受賞。2002年第12回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で日本人として初めて、かつ女性として世界で初めての優勝を果たす。日本人ピアニストとして初めてEMIクラシックスとレコード契約。

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2015年12月21日

★ヴェニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール2位の小林美樹とロン・ティボー国際コンクール優勝の田村響のフランス・ヴァイオリン作品集


小林美紀

イザイ:サン=サーンスの「ワルツ形式の練習曲」によるカプリース
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
フォーレ:夢のあとに
ショーソン:詩曲
ラヴェル:ツィガーヌ
マスネ:タイスの瞑想曲

ヴァイオリン:小林美樹

ピアノ:田村響

CD:オクタヴィアレコード OVCL-00579

 ヴァイオリンの小林美樹は、アメリカ・テキサス州サンアントニオ生まれ。2006年第6回レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクールに最年少で参加し、審査員特別賞を受賞。。2009年桐朋学園大学ソリストディプロマコースに進学。2010年よりウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学に留学。2011年第14回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで、日本人最高位の第2位を受賞。同年11月、オクタヴィア・レコードよりCDデビューする。2014年 第24回出光音楽賞。

 ピアノの田村響は、愛知県安城市出身。オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学を経て、2015年大阪音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了。2006年第16回出光音楽賞受賞。2007年ロン=ティボー国際コンクールピアノ部門優勝し、合わせて、ショパン、フォーレ、ラフマニノフ(協奏曲)、新曲課題の最優秀演奏者に贈られる各賞を受賞。2008年文化庁長官表彰(国際芸術部門)受賞。同年安城市市民栄誉賞受賞。2009年第10回ホテルオークラ音楽賞受賞。

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2015年12月17日

★東京都交響楽団の第5代音楽監督に就任した大野和士のシュミット&バルトーク


大野和士

シュミット:交響曲第4番
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽

指揮:大野和士

管弦楽:東京都交響楽団

CD:フォンテック

 2015年4月より東京都交響楽団の第5代音楽監督に就任した大野和士。就任に先駆け2014年12月に行われた演奏会を収録したライヴ録音盤。

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2015年12月14日

★若手のホープ 福間洸太朗と山田和樹共演のライブ録音盤


福間洸太朗 山田和樹

モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
シューマン:ピアノ協奏曲

ピアノ:福間洸太朗

指揮:山田和樹

管弦楽:横浜シンフォニエッタ

CD:日本コロムビア COCQ‐85270

収録:2014年1月17日、フィリアホール/2015年2月1日、平塚市民センターホール(ライヴ録音)

 ピアノの福間洸太朗は、1982年生まれ。都立武蔵高校卒業後ヨーロッパへ留学し、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーで学ぶ。20歳でアメリカのクリーヴランド国際ピアノコンクール優勝(日本人初)及びショパン賞を受賞。2003年、ニューヨーク・リンカーンセンターでデビューを飾る。「ピアノによる武満徹へのオマージュ」と題したレクチャーコンサートを世界各地で展開している。現在ベルリン在住。

 指揮の山田和樹は、1979年生まれ。東京芸術大学音楽学部指揮科に在学中、芸大生有志オーケストラ「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」(2006年より「横浜シンフォニエッタ」に改称)を結成し、音楽監督に就任。2009年若手指揮者の登竜門として名高いブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。2014年東京混声合唱団音楽監督就任、同年スイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者任期の2年延長に合意。2015年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼芸術監督就任。現在ドイツベルリン在住。

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2015年12月10日

★2014年9月に新たに発見されたモーツァルトの自筆稿に基ずく本邦初のCD録音盤


久元祐子

モーツァルト:ピアノソナタ 変ロ長調 KV333 (315c)
          <使用楽器>ウルバーノ・ペトロゼッリ制作(モデル:アントン・ヴァルター 1795年)

        :ピアノソナタ イ長調 KV331 (300i)「トルコ行進曲付き」
          <使用楽器>ヴォルフガング・ズッカーマン制作
                                (モデル:ヨハン・アンドレアス・シュタイン 1788年)

         :ピアノソナタ イ長調 KV331 (300i)「トルコ行進曲付き」
                (ハンガリー国立セーチェーニ図書館所蔵自筆譜に基づく)
           <使用楽器>ベーゼンドルファー モデル290インペリアル

         :ピアノソナタ 変ロ長調 KV333 (315c)
           <使用楽器>ベーゼンドルファー モデル290インペリアル

ピアノ:久元祐子

録音:2015年5月16~20日、智源山房

CD:ALM RECORDS ALCD-9155

 このCDは、久元祐子によるモーツァルト:ピアノソナタ全集第4弾。ソナタKV331は、これまで自筆譜は、第3楽章の最終部分しか知られていなかったが、2014年9月にハンガリーの図書館で別の部分が発見された。同盤は、この新しい稿に基いて演奏された本邦初のCD録音。また、2曲のソナタをヴァルター及びシュタインモデルのフォルテピアノと現代のコンサート・グランドピアノで奏することで、それぞれの楽器の響きやニュアンスの違いを明確に感じ取ることができる。ピアノの久元祐子は、東京藝術大学音楽学部(ピアノ専攻)を経て東京藝術大学大学院修士課程を修了。国立音楽大学准教授、日本ラトヴィア音楽協会理事。

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2015年12月07日

★辻井伸行のショパン:ピアノ・ソナタ第2番「葬送」/第3番のライヴ録音盤


辻井伸行・ショパン

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番「葬送」/第3番

ピアノ:辻井伸行

録音:2015年7月17日、18日 紀尾井ホール(東京)<第2番>/2014年11月4日~6日 テルデックス・スタジオ(ベルリン) <第3番>

CD:エイベックスクラシック AVCL‐25879

 ピアノの辻井伸行(1988年生まれ)は、東京都出身。2005年第15回ショパン国際ピアノコンクールで「ポーランド批評家賞」を受賞。2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝(日本人として初)した。2013年日本ショパン協会賞受賞。このCDは、辻井伸行が日本ツアー、世界ツアーで大喝采を浴びた、ショパンの2大ソナタのライヴ録音のカップリング。

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2015年12月03日

★チョ・ソンジン 感動のショパン・コンクール・ライヴ2015


チョ・ソンジン

ピアノ:チョ・ソンジン

ショパン:24の前奏曲 作品28
      夜想曲 第13番 作品48の1
      ピアノ・ソナタ 第2番
      ポロネーズ 第6番 「英雄」

 ピアノのチョ・ソンジン(1994年生まれ)は、韓国出身。2008年「青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール(モスクワ)」で第1位、2009年「第7回浜松国際ピアノコンクール」で最年少(15歳)優勝。2011年「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門で第3位入賞。2015年「第17回ショパン国際ピアノコンクール」で優勝、ポロネーズ賞も併せて受賞。同コンクールでの優勝は、アジア人としては、ベトナムのダン・タイ・ソン(1980年)と中国のユンディ・リ(2000年)に続き3人目の快挙。このCDは、2015年10月、ワルシャワにて開催された「第17回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール」優勝者チョ・ソンジンの演奏作品のライヴ録音。

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2015年11月30日

★ツィメルマン&サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルのルトスワフスキ:ピアノ協奏曲/交響曲第2番


ルトスワフスキ

ルトスワフスキ:ピアノ協奏曲
交響曲第2番

ピアノ:クリスティアン・ツィメルマン

指揮:サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD: ユニバーサルミュージック UCCG1704

 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913年―1994年)は、ポーランドを代表する作曲家の一人。1937年ワルシャワ音楽院を卒業。1954年管弦楽のための協奏曲を作曲し、UNESCO国際作曲家会議で第1位受賞。1963年以降、ヨーロッパ全土で活躍した。ピアノ協奏曲は、現代を代表するピアニストの一人、ツィメルマンのために書かれた作品で、ザルツブルク音楽祭の委嘱により1987年に作曲、1988年の同音楽祭においてツィメルマンと作曲者の指揮によって初演された。このCDは、クリスティアン・ツィメルマンの4年振りのアルバムで、ピアノ協奏曲は、1989年にルトスワフスキ指揮BBC交響楽団でDGに録音しており、今回の録音は約20年ぶりの再録音。

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2015年11月26日

★名門クーベリック・トリオのメンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ほか


クーベリック・トリオ

メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番
クーベリック:トリオ・コンチェルタンテ
スーク:悲歌

ピアノ三重奏:クーベリック・トリオ
             (ヴァイオリン:石川 静/チェロ:カレル・フィアラ/ピアノ:クヴィータ・ビリンスカ)

録音:2014年10月、かながわアートホール

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00577

 クーベリック・トリオは、チェコの偉大なる世界的指揮者ラファエル・クーベリック(1914年―1996年)が、その父である名ヴァイオリニストのヤン・クーベリックの名を冠することを世界中で唯一認めた名門トリオ。プラハ音楽アカデミーで学んだメンバー(ヴァイオリン:石川静、チェロ:カレル・フィアラ、ピアノ:クヴィータ・ビリンスカ)により1992年に結成され、本場ヨーロッパでも数少ない固定メンバーのピアノトリオとして活躍している。ヨーロッパ全土のほか、アジア各地でもツアーを行っている。今回のCDのクーベリック:トリオ・コンチェルタンテは、現存する自筆譜をもとに新たにスコアに書き起こした作品。

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2015年11月23日

★第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者トリフォノフのラフマニノフ:変奏曲集


トリフォノフ

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
        ショパンの主題による変奏曲
        コレルリの主題による変奏曲

ピアノ:ダニール・トリフォノフ

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツグラモフォン) 479-4970

録音:2015年3月8日、フィラデルフィア、キンメル舞台芸術センター、ヴェリゾン・ホール/2015年3月3-7日、ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オルブ・アーツ・アンド・レターズ

 ピアノのダニール・トリフォノフ(1991年生まれ)は、ロシア出身。グネーシン音楽学校で学ぶ。第3回サンマリノ国際ピアノコンクールで第1位。2009年にクリーブランド音楽院に入学。2010年第16回ショパン国際ピアノコンクールで第3位、2011年ルービンシュタイン国際コンクールで第1位、第14回チャイコフスキー国際コンクールで第1位かつ、全部門のグランプリに輝く。

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