クラシック音楽 新譜CD情報


2015年12月10日

★2014年9月に新たに発見されたモーツァルトの自筆稿に基ずく本邦初のCD録音盤

久元祐子

モーツァルト:ピアノソナタ 変ロ長調 KV333 (315c)
          <使用楽器>ウルバーノ・ペトロゼッリ制作(モデル:アントン・ヴァルター 1795年)

        :ピアノソナタ イ長調 KV331 (300i)「トルコ行進曲付き」
          <使用楽器>ヴォルフガング・ズッカーマン制作
                                (モデル:ヨハン・アンドレアス・シュタイン 1788年)

         :ピアノソナタ イ長調 KV331 (300i)「トルコ行進曲付き」
                (ハンガリー国立セーチェーニ図書館所蔵自筆譜に基づく)
           <使用楽器>ベーゼンドルファー モデル290インペリアル

         :ピアノソナタ 変ロ長調 KV333 (315c)
           <使用楽器>ベーゼンドルファー モデル290インペリアル

ピアノ:久元祐子

録音:2015年5月16~20日、智源山房

CD:ALM RECORDS ALCD-9155

 このCDは、久元祐子によるモーツァルト:ピアノソナタ全集第4弾。ソナタKV331は、これまで自筆譜は、第3楽章の最終部分しか知られていなかったが、2014年9月にハンガリーの図書館で別の部分が発見された。同盤は、この新しい稿に基いて演奏された本邦初のCD録音。また、2曲のソナタをヴァルター及びシュタインモデルのフォルテピアノと現代のコンサート・グランドピアノで奏することで、それぞれの楽器の響きやニュアンスの違いを明確に感じ取ることができる。ピアノの久元祐子は、東京藝術大学音楽学部(ピアノ専攻)を経て東京藝術大学大学院修士課程を修了。国立音楽大学准教授、日本ラトヴィア音楽協会理事。

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