2020年10月01日
バルトーク:弦楽四重奏曲第1番Sz.40
弦楽四重奏曲第2番Sz.67
弦楽四重奏曲第3番Sz.85
「ミクロコスモス」より4曲 (シェルイ編)
弦楽四重奏曲第4番Sz.91
弦楽四重奏曲第5番Sz.102 (第4楽章なし)
弦楽四重奏曲第6番Sz.114
弦楽四重奏:巌本真理弦楽四重奏団
巌本真理 (第1ヴァイオリン)
友田啓明 (第2ヴァイオリン)
菅沼準二 (ヴィオラ)
黒沼俊夫 (チェロ)
録音: 1966年10月6日、日本都市センターホール、10月14日、杉並公会堂 (ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC-2522~3
ヴァイオリンの巖本真理(1926年―1979年)は、日本人の父とアメリカ人の母の間に東京・西巣鴨に生まれる。自宅でヴァイオリンの英才教育を受け、1937年「日本音楽コンクール」で一位となり、天才少女と呼ばれる。1939年第1回独奏会を開く。20歳で東京音楽学校教授となるが1950年に辞職して渡米する。帰国後、演奏活動を再開し、1959年「芸術選奨文部大臣賞」「芸術祭奨励賞」、1964年「民放祭最優秀賞」、1965年「毎日芸術賞」を受賞。1966年「巌本真理弦楽四重奏団」を結成し、1970年「レコード・アカデミー賞」、1971年に再度「芸術選奨賞」、1974年「モービル音楽賞」を受賞。そして日本初の室内楽定期演奏会94回の偉業を達成した。
このCDアルバムは、ニッポン放送に保存されている巌本真理弦楽四重奏団の録音を今回2枚でCD化したもの。ニッポン放送において1955年から2005年まで続き、音楽ファンから支持を受けていた「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート) 。この番組の看板アーチストであったのが巌本真理弦楽四重奏団。