2021年9月20日
リヒャルト・シュトラウス:「イノック・アーデン 」作品38
~アルフレッド・テニスンによるピアノのためのメロドラマ~
(台本:アルフレッド・テニスン/訳:原田宗典)
<DISC1>
第1部
① 前奏曲:アンダンテ
② 「これらは水でした」
③ アレグロ・アパッショナート
④ トランクィーロ
⑤ アニーの夢:ラングザム
<DISC 2>
第2部
① 前奏曲:アレグロ・モデラート
② 「イノックの銀色の頭ごしに」
③ アレグロ・アジタート
④ ラングザム
ピアノ:グレン・グールド
朗読:石丸幹二
録音:
1961年10月2~4日、アメリカ、ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ(ピアノ)
2020年10月15日、日本、東京、ソニー・ミュージック乃木坂スタジオ(朗読)
CD : ソニー・ミュージックジャパン SICC-30573~4
カナダ出身の天才ピアニスト、グレン・グールドは、イギリス出身の名優クロード・レインズを朗読に迎えて、1961年10月に「イノック・アーデン」を録音し、グールド15枚目のアルバムとしてリリースした。そして今回、新たに日本語版の朗読を担当したのが石丸幹二。2009年、石丸幹二が17年にわたり活躍した劇団四季を退団して初めて取り組んだ作品がこの「イノック・アーデン」であった。今回、ソニーが開発した新しいテクノロジー「AI Sound Separation」を駆使し、3チャンネルのオリジナル・マスター・テープからグールドのピアノ演奏部分だけを分離、石丸幹二の朗読を重ね合わせ、時を超えたコラボレーションが完成した。