2021年9月30日
サン=サーンス:交響曲 ヘ長調「首都ローマ」
交響曲第3番 ハ短調「オルガン付き」Op.78
指揮:ジャン=ジャック・カントロフ
管弦楽:リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団
オルガン:ティエリー・エスケシュ
CD:キングインターナショナル KKC-6395
サン=サーンス (1835―1921) は、2021年に歿後100年を迎えた。その記念すべき年に、ジャン=ジャック・カントロフ率いるリエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団が交響曲全曲録音をリリース。交響曲第1番、交響曲第2番、交響曲イ長調をおさめた第1弾に続く第2弾は交響曲第3番「オルガン付き」と交響曲ヘ長調 「首都ローマ」。
指揮のジャン=ジャック・カントロフ(1945年生まれ)は、フランス、カンヌ出身。ニース音楽院を経て、パリ音楽院を卒業。グレン・グールドにコンクール時のヴァイオリン演奏を絶賛され、デビューを飾る。1962年「カール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクール」第1位、1964年第11回「パガニーニ国際コンクール」第1位、1968年第2回「ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール」第1位。1977年5月に初来日。2012年からはバイオリニストの活動を停止し、指揮活動に専念していたが、2017年からバイオリニストの活動も再開した。
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団は、ベルギーのオーケストラ。1960年にフェルナン・キネによりリエージュ管弦楽団として創設される。1983年にリエージュ・フィルハーモニー管弦楽団に改称。そして2010年にベルギー王室から「王立」を冠することが認められ、現在の名称に至る。